コンピュータ用語学び塾

外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

USBメモリを利用したウイルスが急増中!その対策とは

2008-09-07 14:19:58 | 安全・安心用語(セキュリティ用語)
USBを利用したウイルスが急増しているそうです。インターネットのニュースで、最近このことを知りましたが、NHKのニュースでも、この件が報道されてました。USBメモリは誰でも使っており、この機会に注意していたほうが良いと思います。


USBメモリは、USBポートがあるコンピュータなら、そのままデータの読み書きが可能であり、サイズもコンパクト、記憶できる容量も大きいということから、急速に普及しています。

しかし、USBメモリを介したウイルス(USBワーム)が複数発見され、被害が広まっています。

トレンドマイクロは9月4日、国内を対象とした8月の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表、このレポートによると、USBメモリに感染するウイルス「MAL_OTORUN1」の報告が急増しています。


  USBメモリウイルスが再浮上――トレンドマイクロの国内リポート
  (ITmedia エンタープライズ)
  http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0809/04/news047.html


MAL_OTORUN1は、USBメモリなど外部メディアをPCに接続した際に自動実行機能を悪用して、PCに感染を広げます。USBメモリは、不特定多数の人物がデータ共有のために利用することも多く、感染が広がりやすいと同社では分析しています。

(注)ニュースによっては、「USBウイルス」を「USBワーム」と言っている場合もありますが、「ワーム」は「(広義の)ウイルス」の一種で、「USBウイルス」と同じ意味です。


■ USBウイルスの感染方法

トレンドマイクロの下記情報より、感染方法を簡単に紹介します。

  USBメモリで広まるウイルスへの対策 | セキュリティ情報 : トレンドマイクロ
  http://jp.trendmicro.com/jp/threat/solutions/usb/

ウイルスに感染したUSBメモリをパソコンで使用することで、パソコンがウイルスに感染します。

設定や操作によってはウイルスが自動的に起動、USBメモリをコンピュータに挿した瞬間に感染します。

また、ウイルスに感染したパソコンにUSBメモリが接続されると、ウイルスが自分自身をUSBメモリにコピーして、自動実行ファイル「autorun.inf」を作成し、ウイルスに感染させます。

このようにして、 USBメモリを介して次々に感染を広げます。


■ USBウイルス(ワーム)の対策

下記の情報より、USBウイルス(ワーム)の対策を纏めてみます。


  USBメモリを安易につながないで :ITmedia エンタープライズ
  http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0707/04/news031.html

  USBメモリで広まるウイルスへの対策 | セキュリティ情報 : トレンドマイクロ
  http://jp.trendmicro.com/jp/threat/solutions/usb/


1.パソコンのウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新の状態にする。

2.Windows Update/Microsoft Updateなどで、ソフトウェアの修正情報(パッチ)の最新版を常に導入し、ソフトウェアを最新状態にする。

3. 出所不明のUSBメモリを使用しない。 USBメモリは、信頼のできるパソコンでのみ使われている、信頼のおけるものを使用しましょう。

4.ウイルス対策をしたコンピュータでUSBメモリを使用する。 USBメモリを使用するパソコンは、ウイルス対策ソフトを常に最新の状態で使用し、ウイルスが存在しないようにしておきましょう。

5. 信頼できないパソコンではUSBメモリを使用しない。 公共のパソコンやネットカフェなど、セキュリティ対策が不明なパソコンでのUSBメモリの使用はやめましょう。

6. USBメモリの自動実行をさせない。 エクスプローラで、必要なファイルのみを使用するようにしましょう。(注)


(注)「6. USBメモリの自動実行をさせない」については、USBを便利に使うため、USBをパソコンに挿したときに、ソフトを自動実行する環境にしている場合もあり、この内容を適用できない場合があります。最低でも、1~5の対策は、必ず実行しましょう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。