がおーのおにいちゃん

土曜日、買い物から帰って来たら、
うちの向かいのアパートの１階の家が
お引越ししてる真っ最中でした。

奥さんとは特にお話した事はないんだけれど、
そのお家には、窓から外を見るのが大好きな
今３～４才くらいの男の子がいて、
せがれが生まれてからよく声をかけてくれたのです。

生まれて間もない頃に外気浴させるのに外に出た時に
「あー赤ちゃんだー」と声をかけられたのが最初で、
３～５ヶ月頃、せがれは夕方のたそがれ泣きがひどくて、
お互い気分転換するのにおんぶして外に出ると、
「赤ちゃんどうしたのー？」とか。

１歳過ぎて歩けるようになった頃は
夕方散歩や買い物から帰って来ると
「がおー！」と大声を出してから家の中に隠れて、
こちらを驚かせてみたり、とお茶目な坊主でした。

せがれもせがれで「がおー」と言われるのが楽しいらしく、
家から一歩出るとそのお家の窓に向かって
「がおー！」と一吠えする始末です。

その、「がおーのおにいちゃん」が
どこか違うところに引っ越してしまったのは
とても寂しいです。

名前もしらないままで、さよならも言えなかったけど、
「がおーのおにいちゃん」
今まで遊んでくれてありがとう！

新しいお家でも窓から「がおー！」って言ってたりしてね。