よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
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天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録041(おとめ座M89楕円銀河、M90渦巻銀河)

2023-04-27 07:00:00 | M天体

おとめ座M89楕円銀河とM90渦巻き銀河

電視観望の記録040の記録画像③の該当箇所1/10トリミング

記録040の画像には、他の銀河も写っているのが気になっていた。中西さんの本と館長ソルビング(館長ご協力に感謝しますm(__)m。)を駆使して、M87とM89は同定できたが、他は・・・今一つわからない。

中西さんの本でもM87周辺は銀河密集地帯との記述がある。マカリのコントアでも多くの銀河らしいものが写っている。

ASTAPのプレートソルブには成功していないし・・・と思っていたが、解決は意外なところからやってきた。

YoutubeでMakoto Sakai高音発声ギタリストさんの「プレートソルビング(PlateSolvinng)インストール方法(AZ-GTi+SharpCap)」を見ていて(何回目かわからないぐらい見ている)、今回は「All Sky Plalate Solver(以下ASPSと略記)」の インストールが気になった。AZ-GTi+SynScanPro+ASCOM+Astapでプレートソルビングできるはずなのに、なぜASPSのインストール?動画では、保存した画像にプレートソルブをかけている場面が紹介されている。AstapのDeepsky annotationと同じ?

(Deepsky、Deep-sky:最近天文関係者に使われだした言葉で、太陽系外の宇宙、銀河系外の宇宙のように使われている言葉。annotation:注釈、注記。2つの単語を続けると、天体画像に、その天体の位置を同定し、星雲や星団・銀河などの情報を付け加えること?となると思っている。)

ASPSを試してみる。動かない。設定から設定アシスタントで、Astrometry.netへ画像がUploadできる。そして、Astrometry.netで、Deepsky annotationがかかりました。

銀河等同定できたが、IC天体入れて銀河等約70個・・・今度は目が痛い。

字が重なって何が何だかわからない。

フル画面あった。字重なってない。保存。

などいつものドタバタを繰り返し銀河の同定終わりました。

元は、2K画像なので、画像アップ後見えそうなものだけ、フルHDで画像アップ。

花子フォトレタッチ3で、文字等記入。

(画像の撮影視野回転による影響で薄い部分ができている。経緯台によるライブスタックでは、時間とともに写らない部分が発生する。その部分が薄く写っている。いつもは回転補正をかけ、トリミングしている。)

ということで、M90もきちんと同定できた。

参考画像(Aptrometry.netで作成したM89周辺のannotation画像の一部)

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参考資料

1)M89楕円銀河- Wikipedia

2)M90渦巻銀河-Wikipedia

3)「プレートソルビング(PlateSolvinng)インストール方法(AZ-GTi+SharpCap)」~Youtube

4)アストロメトリ | 天文学辞典

5)Astrometry.net

6)遠方銀河のアノテーション用ツールを作成しました~ハテナブログ

7)電視観望の記録040(おとめ座M87楕円銀河~おとめ座A電波源) - よしべや自然博物館

8)Astrometric solving - 英語版Wikipedia

9)List of astrometric solvers - 英語版Wikipedia