10年近くの仙台赴任を終え、2015年5月から大阪へ赴任中のオヤジの日記です。
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よっぱのときどき日記



昨日は東京で会議だった。
会場の前の公園は昨年までは煙草を吸えたのだが、数ヶ月前からは灰皿が撤去されてしまった。
そこで、隣のビルの裏にある灰皿へ向かって歩いて行き、煙草を吸おうとしていた時…

ふと左に目が行った。

ん?GALLERY?

ん?PHOTOって書いてないか…?


よく見るとそこには「PHOTO GALLERY INTERNATIONAL」とはっきりと書いてあった。

その店のホームページは見たこともあったし、何より、t@さんが古典印画の関係でZiatypePRINTの薬剤等を買い求めた店だったはず。まさか、いつも来ている会議場の目と鼻の先にあったとは…

GALLERYでは、清家富夫氏の「NUDE」という作品展を開催していた。

入って左側が少し大きめの写真。店のかたに聞くとインクジェットによる出力のものらしい。
右側と二階にはゼラチンシルバープリント(いわゆる普通のプリント)の写真達。
好きなものもいくつかあった。オリジナルプリントというのは僕が思っていたよりとっても高価なものだった。

自分でプリントの入口を覗いてみて、一枚の写真を納得行く形のものにする大変さと、同じものが二つと出来ないことは少しはわかったものの、やはり1枚21万~63万円という品物はおいそれと買えるものではない。

ましてや、ロンドン・パリ・東京を行き来しているプロの写真家がモデルさんを使って撮った写真(地元の街の一部を切り取ったというよりもモデル分などの原価は余分にかかるだろうという意味も含めて)の一点もの。理屈からいけばそんなに高いものではないのかもしれない。
しかし、やはり普通の金銭感覚のサラリーマンに手が出るものではない。
インクジェットの方で63,000円、これはちょっと頑張れば…

余程の写真好きか、鳥肌が立ちその場に立ち尽くしてしまうほどの感動を受けた者。または、お金持ち(笑) それ以外の人が普通に写真を買えるのは3万円くらい(欲を言えば1万円くらい)までだろう。
ほとんど興味はないけど「おっ、いいねぇ~」という人で数千円だろうか。

そんな金額で、何枚もの試行錯誤の中からようやく作品として作り出されたオリジナルプリントを売ったんでは、フォトグラファーとして生活していくのは全く無理だろうし、何の魅力もないのかもしれない。
しかし、「写真の入口として何か安く購入でき、いつもお気に入りの写真を自分の大切な空間に飾っておけること出来れば、もっと素敵なのに…」と矛盾した考えが昨夜から頭を離れない。


ところで、プロのプリンターに自分の写真を焼いてもらったら、いくらぐらい掛かるのだろう?

そのうち一度頼んでみたいなぁ。プロのプリンターはその人のお奨めプリントがとても素晴らしいと読んだことがある。
自分の撮ったネガがプロの手にかかりどのようなものになるのか見てみたい気もする。自分のプリントの参考にもなるだろうか…

そんなこととは全く関係なく、ぼくは最終の新幹線に乗り遅れ、開き直って午前4時過ぎまで田町界隈の居酒屋で酒を飲み、朝7時の新幹線に乗って30分遅れで仙台の事務所に出社した…凹

もう大人なんだからしっかりしなきゃ……


モノクロの NUDE いいなぁ。
誰か「撮って~~♡」 という人がいれば良いのになぁ… などというありえない話も頭をよぎる。まぁ、そんな無理なことは望まずに花でも…(笑)

090319 仙台農業園芸センター IMG_0032







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