非才無才の雄叫び

つぶやくこと、叫ぶこと、すべてボケ防止だ!

「太平洋戦争の大嘘」虚偽記載特集

2021-05-07 09:57:31 | 日記
 4月16日、バイデン-菅の日米首脳会談の共同声明は52年振りに
「台湾」を明記したことによって、中国と日米台の対立構図が一
層鮮明になった。中国の「六場戦争計画」の第一場戦争計画が20
20年の東京オリンピックの年に台湾統一だったが、東京オリンピ
ックが新型コロナウイルスで延期になり、中国共産党結党100年
と重なって、更に 2022年北京オリンピック、その直後と翌年
2023年が第一場戦争を仕掛ける可能性があり、2024年はパリオ
リンピックと一大イベントが続いて、計画は遅れているものの、
2040年予定の尖閣・沖縄奪還の第四場戦争計画を着実に実行す
るために中国は尖閣諸島の領海侵犯を常態化させている。
 このように中国との戦争が刻一刻と迫っているにも関わらず歴
史解説書モドキの「太平洋戦争の大嘘」で危機的状況から国民の
目を逸らさせて大騒ぎしている藤井厳喜氏。この歴史解説書モド
キの「太平洋戦争の大嘘」の虚偽記載・論理矛盾は言うに及ばず、
時間軸を無視した支離滅裂の駄文悪文は文章からして口述筆記と
思われるが、ゲラの段階で推敲もしていないのか、あるいは推敲
など無視した可能性があり、そうであれば、これほど読者を馬鹿
にした書籍も前代未聞。本当に「国際政治学者」なのか疑わしく
なって、一般財団法人日本国際政治学会をネットで閲覧してみた
が、会員にも研究者にも名を連ねていない。自称「国際政治学者」
なのではないのか。これほどの悪文を書いても恥じないというこ
とに驚きを隠せないが、今回は「太平洋戦争の大嘘」の虚偽記載
を特集した。

「太平洋戦争の大嘘」の虚偽記載は、大胆にも「はじめに」のプ
ロローグから、いきなり始まる。
当方の「太平洋戦争の大嘘」という荒唐無稽その2にも記載してい
るが、「朝日新聞や毎日新聞は・・・・そういうリベラル陣営によ
る国際的な反日包囲網が長い間築かれてきました。・・・・第二
次世界大戦の前から、大東亜戦争中も・・・メディアによる反日プ
ロパガンダが続いてきました
」。例えば朝日新聞なんかは、
ウィキでその歴史を見る限り、そもそもが御用新聞から出発して
いて、一時、論説委員に尾崎秀美らの共産主義者がいたが、概し
て御用新聞の域を出ていない。むしろ大政翼賛会に積極的に参加
して、日中戦争拡大の論陣を張るなど戦争推進の論調を掲げてい
たとある。従って、少なくとも「リベラル陣営による国際的な反
日包囲網」の「反日プロパガンダ
」などというのは、日本国内に
限っては存在していなかったのだ。唯一、戦争反対を掲げて当時
の軍部の弾圧を受けて獄死した党員が大勢いたのは日本共産党く
らいだ。
 戦前のことを知らない世代が増えたことをいいことに、きちん
とした根拠も示さずに、厚顔無恥の虚偽記載を続ける藤井氏の
精神構造にこそ問題がある。
朝日新聞の歴史

さて、序章の「フーヴァーの勇気ある告発―ルーズベルトは誰の
ために戦争を始めたか」の冒頭に「この人(フーヴァー)は、歴史
家としても立派な方で、大統領になる前にも辞めた後にも、20
冊くらいの著書を執筆しています
」。ネットでフーヴァーの項目
を調べても歴史家だったという記録は出てこないし、アメリカ合
衆国歴史学者
の記録にもその名前はない。20冊も世に出してい
るなら「歴史家」としてフーヴァーの名前が残っているはずだ。
藤井氏は名もない?フーヴァーを取り上げていくのに、彼を著名
人・偉人に仕立て上げたかったのではないか。でなければ、脚注
なり別注で説明すべきだ。これは明らかに氏の創作で虚偽記載と
しか思えない。
 次は「この本は、なんと50年近くの間、出版されませんでした。
なぜ出なかったのか、というと『本当のことが書いてあるから』
『知られてしまうとまずいことが書いてあるから』出せなかった
のです
」。読みはじめなので、最初は、つい信じてそうなのかと
思ってしまいがちだが、ネットを検索しながら解読していくと、
藤井氏の記述からも、フーヴァーの「フリーダムビトレイド」は
他の共和党議員のルーズべルト批判の論調とさほど差がないこと
が分かるだけでなく、日本観などは知識不足もいいところだ。し
かし、なぜ50年も出版しなかったか。推測だが、ルーズベルトと
争った大統領選挙で40州以上で歴史的大敗を期したことからも分
かるように、当時、フーヴァーは国民の間では「不人気」な人物
に成り下がっていて、そういう時期に「回顧録」を出版しても売
れなかっただろう。それで彼のことを米国社会が忘れてしまうま
で50年間、じっと待ってようやく出版したと言ったほうが正解で
はないか。
次の項、「ルーズベルト神話、」の冒頭の「さあ、困ったのは
遺族です。これを世の中に出すと大変なことになつてしまうの
ではないか、と恐れたと思われます
」少なくとも歴史解説書を
装い、「国際政治ジャーナリスト」の肩書きを掲げる以上、出
版元のフーヴァー研究所に取材をして、それに基づく記述を
するのが当然で、主観的な推測で「恐れたと思われます」など
の記述は言語道断で、これも藤井氏の創作で虚偽記載といわな
ければならない。
そして、この章の最後、「第二次世界大戦は、日独伊の後進資本
主義国が米英の先進資本主義国の覇権に挑んだ戦いでした」これ
などは無意識に記述しているのだろうが、後述する「日本は自衛
為の戦争を強いられた」とは真逆の表現で記述している。「挑む」
と「自衛」は真逆の文言だ。「ジャーナリスト」がこれほど無造
作に文章を書いて論理矛盾を曝け出すなんて厚顔無恥の極みだ。

藤井君
久しぶりだね
二度読みし始めたよ
小生みたいな
非才無才の
ボケ防止には
もってこいの
素材だね
シリーズで
いくぞ






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