週刊文春と大高未貴の「慰安婦・教授全面自供」許せない捏造・歪曲記事!
産経新聞の 河野談話見直し「合作」表現の妙!
河野談話見直し!産経新聞の終わりの始まり!
河野談話見直し。国民を欺く産経新聞!
河野談話見直しの虚妄!Ⅱ産経新聞のテイタラク!
河野談話見直しの虚妄!Ⅰ
読売新聞の週刊文春の見出し広告を見て、ギョッとした。
ブログのタイトルの如く「慰安婦『調査担当』韓国人教授が全面自
供」とあったので、韓国人の教授が警察に捕まって「従軍慰安婦の
聞き取り調査」はでっち上げだったと「自供」したのかとひやりと
した。産経新聞の政治部記者をめった打ちにしているだけに、内心
「しまった!」と思い、週刊文春を買ってきた。記事を読んでみると
なんということはない内容で「全面自供」などと謳ったタイトルは
「自供」ではなく「告白」ということで週刊文春のいつもの手口
だった。自供という言葉の意味は自分の犯したことを自ら述べる
ことをいうはずだが、この直撃インタビューをしたジャーナリスト
大高氏は安教授に従軍慰安婦の聞き取り調査に犯罪的要素がある
と判断して、このようなタイトルをつけたのか?そうじゃあるまい。
編集部がセンセーショナルなものにするために「これで行くぞ」
と大高氏の意見を押し切ったのではないのか?
そもそも河野談話等従軍慰安婦に関して安倍首相が「河野談話・
村山談話を継承する」と発表した後の週刊文春のこの企画は、
どういう意図があるのか?安倍首相の発表を機に日韓の軋轢を
沈静化させたい政府の意向に反して、いまだ治まらない「河野談話」
見直しの世論に油を注いで、世論の力で政府に「河野談話」を
取り消させ、韓国と従軍慰安婦問題で黒白をつけて韓国を黙ら
せようということか?それができるのであればそれでいいのだが、
むしろ逆効果だろう。なぜか?韓国は実に幼稚で、憎悪で憎悪を
呼び起こそうとする手法に固執しているからだ。同じ土俵での喧騒は
韓国の思う壺だ。ますます世界のあちこちに「従軍慰安婦像」を
建立していくことになる。日本は世界第三位の経済大国だ。泰然と
構えて、しかし冷静に反論していけば良い。その内、韓国が再びデ
フォルトになって支援を請う時が来る。その時こそチャンスだ。
世界各所に建立している「従軍慰安婦像・碑」を撤去しない限り
援助をしなければいいだけだ。
その時が、もうしばらくしたら来る。それをじっと待とう。
さて話を元に戻して週刊文春の記事を吟味してみるが、ネットを
調べてみると従軍慰安婦の調査を行ったのは安氏だけではない。
「彼こそ九〇年代初頭、韓国で慰安婦の実態調査を行った最初の研
究者である」とあるが、それはあくまで「研究者」として「最初」であり、
その活動は「九〇年代初頭」に過ぎない。その10年前の八十年代
から実態調査を行い、後に救済活動へと発展させた「挺身隊問題
対策協議会」元代表の尹貞玉氏等複数の韓国人の女性たちがいる。
本来ならば、彼女らの意見も聞くべきであろうが、運動を先鋭化さ
せているだけに安氏とは対照的な意見しか期待できまい。だから
といって安氏の話だけでは大高氏のインタビュー記事を読む限り
心もとない。例えば小見出しの「河野談話はおかしい」の項の記述で
安氏の発言「河野談話が、ただ元朝鮮人日本軍慰安婦からの聞き
取り調査だけに基づいて作られたとすれば、それ自体がおかしい
のです」これを約めて「河野談話はおかしい」は本当におかしい。
なぜなら「河野談話」は元朝鮮人日本軍慰安婦からの聞き取り調査
だけに基づいたものではないからだ。
次の「挺対協には近づきたくない」の「そういって安氏は同書を
手に取り目次を眺めながら『この人、今になって思えば間違いです』
と強い口調でページの一部を指した。『勤労挺身隊から慰安婦に
ー姜徳景』と題された証言である。『この女性が挺身隊として
富山県に動員されたのは学籍簿を確認したので確かです。ただ
軍慰安婦とはいえません。この女性自身は【軍部隊で慰安婦として
働いた】と証言していますが、当時、日本本土に本格的な軍慰安
所があったという主張はおかしい。日本本土には本格的な遊
郭があったので、あえて軍の慰安所を設置する必要はなかった』
このくだりは安氏の従軍慰安婦研究者として未熟さを露呈した
部分だ。日本本土に本格的な軍慰安所はなかったと主張しているが
「河野談話」の内閣官房外政審議室の発表に日本軍の慰安所の
設置場所に「(3)慰安所が存在していた地域
今次調査の結果慰安所の存在が確認できた国又は地域は、日本、
中国、フィリピン、インドネシア、マラヤ(当時)、タイ、
ビルマ(当時)、ニューギニア(当時)、香港、マカオ及び仏領
インドシナ(当時)である」これを裏付ける資料等がネット
にあったので、ブログ「従軍慰安婦問題を考える」の一部を転記さ
せて頂いた。
【公文書】
場 所 根 拠
備 考 等
北海道(釧路) 【根拠】
<第三魚雷艇隊戦時日誌 1944年7月> (注1)
三魚艇隊機密第二号ノ二
第二 出征中ノ事項
(ロ) 七月二十日海軍指定食堂及当市遊郭ヲ視察点検シ洗滌室ノ
完備其ノ他 以下省略
【備考等】
遊郭を視察して、衛生状況が良好なところを慰安所として指定した
という話。海軍第三魚雷艇隊は釧路市内にあった遊郭を指定した。
小笠原諸島 【根拠】
<父島要塞司令部参謀部陣中日誌 1942年5月> (注1)
五月九日曇
防衛報告娯楽所ニ関スル件
三、東部軍参編電第二〇二号
「娯楽所(女)洲崎ヨリ二十六名、吉原ヨリ十五名業者に於テ準備シア
リ十五日頃出帆ノ芝園丸ニテ輸送ノ予定ナリ、人員ノ数差支ナキヤ返
五月十二日晴
防衛報告娯楽所ニ関スル件
四、東部軍参編電二一〇号
「十五日出帆芝園丸ニテ洲崎、吉原ヨリ女各十名宛付属人員十名
合計三十名貴地ニ到ル一応到著後ノ処置並ニ爾後ノ娯楽場ニ関ス
ル件ハ貴部ニ於テ業者ヲ指導サラレ度」以下省略
このように日本本土に軍慰安所があったのに安氏は「日本本土には
本格的な遊郭があったので、あえて軍の慰安所を設置する必要はな
かった」と思い込みで話をしている。韓国のソウル大の名誉教授と
いうのは、この程度なのか?およそ権威というには、程遠い言辞。
「パリパリ」精神つまり「どうでもいいから急いで」の大雑把な韓国の
国民性そのままではないか。これが日本の東大の教授であれば、研
究対象と関連する事柄は他国の事情や史実についても、対象国の学
者と何の遜色もなく知悉していて、むしろ地元の学者さえも舌を巻
くほどなのだ。
従って安氏は日本だったら、差し詰め日本の三流大学の「講師」程度
と評したほうが良い。それを大高氏はお墨付きを貰ったように、
ありがたがって笑止千万だ。
この後、「これらの証言の信憑性を安氏に問うた。『ありえないことを
喋っている・・・・・(苦笑)。最初に聞き取り調査をした際、日本軍を
悪く言う慰安婦は、実は一人としていませんでした。むしろ
日本への憧れの気持ちを感じた』
どうも理解できないのは、わざわざ名乗り出た従軍慰安婦が
日本への憧れの気持ちを持っていただろうかということだ。
ジャーナリストだったら、ここで安氏に疑問を呈するのが
普通だろう。編集したのか?
そして「なぜそういった当初の証言が消され、日本軍を糾弾
するかたちで過激な表現に変容して言ったのでしょうか。日本
軍を悪しざまにけなすほど挺対協のような活動家が『よく言った!』
と慰安婦を褒め、盛り上がるから?『そういうところもありますね
・・・・。実を言えば、私はもう挺対協には近ずきたくないのです』」
これではまるで安氏の言説をまるっきり認めたうえで、誘導尋問
したことになる。
従って「慰安婦を利用している」の項では大高氏は
「・・・・挺対協は・・・・・慰安婦と称する女性たちに一方的な捏造
証言をさせたりしている」と記述して、「反挺対協」の立場に立
ってしまっている。ジャーナリストは安氏と対峙する挺対協にも
取材して、その記事も紹介しながら公正な立場で批判なり検証する
のではないのか?更に「・・・・・今になって当時の調査方法は、反省して
みますと、全然ダメです。理想を言えば、慰安婦問題が社会的に大きな
問題となる前に、慰安婦たちと何年か一緒に生活をしながら調査する、
そんな報告書なら私は信頼できると思います。・・・・・」と述べた安氏の、
その理想を安教授が取り組む10年前から実践していたのが挺対協を
作った尹貞玉さんたちだ。「慰安婦」問題にとりくむ福岡ネットワーク
のブログを参考にさせて頂き、その一部を転記した。
「挺身隊問題対策協議会の元共同代表の尹貞玉(ユン・ジュンオク)
さんも挺身隊に取られるのを避けるために両親の勧めにより退学した
とのことです。(「平和を希求して」尹貞玉著 白澤社)
4、挺身隊=慰安婦の言説のはじまり
尹貞玉さんの上記著作の記述に続いて、「45年8月15日の解放以降、
連行されていった学徒兵や軍属らが、どっと洪水のように帰ってく
るようになりました。しかし、連れ去られていった女性たちが帰っ
てきたということを聞きませんでした。それはあまりにもおかしい
ことではないかと私は思ったので帰ってきた男性たちから証言を聞
くことにしたのです。そのときに日本の軍需工場で働くといって連
れ去られた女性は、実は工場ではなくて戦場で『慰安婦』にさせら
れていたことを聞き、」驚愕したとあります。
彼女は1980年から「慰安婦」被害女性たちの足跡調査を始め、その
調査結果を90年1月にハンギョレ新聞に発表し、日本軍「慰安婦」の
存在を世に知らしめました。金文淑さんも、1989年の東亜日報
の記事で、日本人の城田さんが朝鮮人女性を初めとする従軍慰安婦
の鎮魂碑を建てたということを知り、驚きました。彼女は挺身隊に
行くまいとして逃げることができたけれど、挺身隊から逃げるすべ
を持たなかった田舎の若い娘たちは『慰安婦』にさせられていたの
かと胸を衝かれ、「慰安婦」被害者を探す旅を始めます。」
これを読むと尹貞玉さんの同胞への切実な思いが伝わってくる。
戦後の「引き上げ者」の中に同胞の女性がいないことを不審に思い
訪ね歩く姿に胸を打たれるが、その尹貞玉さんの思いが、どうして
今日のような愚劣な行動となってしまったかを、大高氏は安氏だけ
の目線でなく尹貞玉さんら挺対協の考えも取材した上で、批判レポ
ートを書くべきだったのではないか。これがないから安氏の言いた
い放題という印象が強くなっている。「(慰安婦たちは)挺対協と
一緒になってワーワーやっているうちに精神的に汚れてしまっ
たんでしょう。・・・・・」およそ名誉教授の口から発せられたとは
思えない下劣な表現だ。
しかも安氏は名誉教授でありながら「名誉毀損」になりかねない推測
を平然と口にする。「実は・・・・戦前のみならず、当時(九〇年代)、
韓国には売春婦がたくさんいたのです。ですから私は最初、彼ら
(挺対協)の目的は、戦前の慰安婦問題だけでなく、現時点で韓国
女性が(これ以上)売春婦にならないようにと、何か手立てはない
ものかという目的で研究をはじめたと思っていたのです」安氏は
研究者でありながら、従軍慰安婦を発掘した尹貞玉さんら先駆者
たちのことを「研究」していないことを図らずも吐露してしまった。
大高氏や安氏に断っておくが、「強制連行」についても「河野談話」は
バタビア軍事裁判の「白馬事件」等を念頭に置きながら「官憲等が
直接これに加担したこともあった」としているが、すべての従軍
慰安婦が「強制連行」されたとは言ってはいない。しかも従軍慰安
婦には「その出身地のいかんを問わず」と朝鮮人従軍慰安婦のみを
対象にした談話ではないことを明確にしている。
大高氏は、この程度の人物をまともに相手にしていることになる。
続けて安氏曰く「ところが彼らは、"日本の帝国主義の犠牲者
(=慰安婦)"という枠組みでしか発信せず、慰安婦問題はいつのまにか
反日運動と化した・・・・」この安氏の発言を受けて「つまり不本意
だった安氏の調査報告は、その後、挺対協によって都合よく歪曲され
さらなる捏造証言で膨張し、世界に広められたのである」と大高氏は
胸を張るが、韓国側の「調査報告書」は安氏だけで作成したのでは
ないことを大高氏は見落としていないか?それと、こういう言説を
繰り広げる人物にインタビューしたことを恥ずかしいとは思わなか
ったのか?
そして次「"性的奴隷状態"?」の項。大高氏は冒頭「だが、その
ヒステリックな抗議活動の結果、従軍慰安婦は「性奴隷("SexSlave")」
として国連で認定され、国連人権委員会に提出された九六年の
「女性への暴力に関する報告書(クマラスワミ文書)」に明記された」
この記述は、いかにも一方的過ぎる。先の当ブログでも触れたが
「性奴隷」を取り上げるように国連に最初に働きかけたのは、他な
らぬ日弁連なのに、大高氏は失念したのが?それとも愛国心から
発した思いの丈なのか?しかも大高氏も安氏も、その後の質問や
安氏の答えを読む限り、この二人は国連の「性奴隷」についての
定義を全く知らないのではないかと思われる。
「・・・・元慰安婦の手記を読んでいると、貯金をしたり、ダイヤ
を買ったり、日本軍兵士とピクニックや宴会を楽しみ、恋愛して
求婚されたりといった実生活が綴られていますが、これでも性奴隷
という表現は適切なのでしょうか?」一部の慰安婦の手記を取り上
げてのこのような質問はいかがなものかと思うが、応えるほうも応
える方で「性奴隷、奴隷制度といった言葉は、手錠、足枷をかけて
強制連行したようなイメージが浮かびますが、それはありえません。・・」
と、安氏はこの程度の答えしかできない。加えて大高氏は「・・・かつて
私が欧米人を取材した際、『貯金をしていた慰安婦もいた』と説明
すると・・・・」と、国連の「性奴隷」の定義も知らずにこの程度の記述。
ウィキペディアを見てみると
「マクドゥーガル報告書において性的奴隷とは、奴隷制(奴隷状態)
の一形態であり、1926年の奴隷条約において『奴隷状態とは、所有権
を伴う権力の一部もしくは全部が一個人に対して行使されている
状況状態である』と定義」
「具体的関係の中でより従属的立場の者が、より支配的立場の者に
より意思に反して継続的に性的行為を強要される状況(その多くは
退去(移動)の自由・性的自由を一部あるいは全て奪われる)での
その人・関係・状況・状態を指して、性的奴隷と呼ばれる[1]。人を
性的奴隷状態におくことは、奴隷化することの一形態であり、本人
の自己決定権や性的活動などに関する決定権の制限を特徴とする[2]。
)」とある。
国連の「性奴隷」の定義に言及することなく、最後には案の定、「・・
・・今回の安氏の告白により、さらにずさんな調査に基づいた河野
談話の根拠薄弱が一層明らかになったのも事実だ。いまこそ日本
政府は慰安婦証言の"実態"を調査し偽りの友好関係に終止符を打
つべきではないのか」と勇ましく読者に呼びかけているが、
政治的な配慮はしなくて良いのか。万が一、大高氏の、この締めく
くりに呼応して「河野談話」見直しの世論が沸騰したら大高氏は
さぞ満足であろうが、結果、米国が懸念する日米韓の連携にひびが
入るだけではなく、日本は世界から蔑まれ、完全に孤立する。
そのことをジャーナリストとしては考えなくても良いのか?とにかく、
このインタビュー記事を読む限り、インタビュアの愛国心が露出し
過ぎた感があるのと、安氏側の論理は、日本にとっては、まことに
都合が良く、このインタビュー記事からは一方的な印象だけが残る。
拝啓
ジャーナリスト 大高美貴殿
週刊文春から
報酬を貰って
この程度の
インタビュー記事しか
書けないのか
調査力
洞察力
構成力
なってないじゃないか
当方の所へ来い
文章はへたくそだが
添削してあげる
産経新聞の 河野談話見直し「合作」表現の妙!
河野談話見直し!産経新聞の終わりの始まり!
河野談話見直し。国民を欺く産経新聞!
河野談話見直しの虚妄!Ⅱ産経新聞のテイタラク!
河野談話見直しの虚妄!Ⅰ
読売新聞の週刊文春の見出し広告を見て、ギョッとした。
ブログのタイトルの如く「慰安婦『調査担当』韓国人教授が全面自
供」とあったので、韓国人の教授が警察に捕まって「従軍慰安婦の
聞き取り調査」はでっち上げだったと「自供」したのかとひやりと
した。産経新聞の政治部記者をめった打ちにしているだけに、内心
「しまった!」と思い、週刊文春を買ってきた。記事を読んでみると
なんということはない内容で「全面自供」などと謳ったタイトルは
「自供」ではなく「告白」ということで週刊文春のいつもの手口
だった。自供という言葉の意味は自分の犯したことを自ら述べる
ことをいうはずだが、この直撃インタビューをしたジャーナリスト
大高氏は安教授に従軍慰安婦の聞き取り調査に犯罪的要素がある
と判断して、このようなタイトルをつけたのか?そうじゃあるまい。
編集部がセンセーショナルなものにするために「これで行くぞ」
と大高氏の意見を押し切ったのではないのか?
そもそも河野談話等従軍慰安婦に関して安倍首相が「河野談話・
村山談話を継承する」と発表した後の週刊文春のこの企画は、
どういう意図があるのか?安倍首相の発表を機に日韓の軋轢を
沈静化させたい政府の意向に反して、いまだ治まらない「河野談話」
見直しの世論に油を注いで、世論の力で政府に「河野談話」を
取り消させ、韓国と従軍慰安婦問題で黒白をつけて韓国を黙ら
せようということか?それができるのであればそれでいいのだが、
むしろ逆効果だろう。なぜか?韓国は実に幼稚で、憎悪で憎悪を
呼び起こそうとする手法に固執しているからだ。同じ土俵での喧騒は
韓国の思う壺だ。ますます世界のあちこちに「従軍慰安婦像」を
建立していくことになる。日本は世界第三位の経済大国だ。泰然と
構えて、しかし冷静に反論していけば良い。その内、韓国が再びデ
フォルトになって支援を請う時が来る。その時こそチャンスだ。
世界各所に建立している「従軍慰安婦像・碑」を撤去しない限り
援助をしなければいいだけだ。
その時が、もうしばらくしたら来る。それをじっと待とう。
さて話を元に戻して週刊文春の記事を吟味してみるが、ネットを
調べてみると従軍慰安婦の調査を行ったのは安氏だけではない。
「彼こそ九〇年代初頭、韓国で慰安婦の実態調査を行った最初の研
究者である」とあるが、それはあくまで「研究者」として「最初」であり、
その活動は「九〇年代初頭」に過ぎない。その10年前の八十年代
から実態調査を行い、後に救済活動へと発展させた「挺身隊問題
対策協議会」元代表の尹貞玉氏等複数の韓国人の女性たちがいる。
本来ならば、彼女らの意見も聞くべきであろうが、運動を先鋭化さ
せているだけに安氏とは対照的な意見しか期待できまい。だから
といって安氏の話だけでは大高氏のインタビュー記事を読む限り
心もとない。例えば小見出しの「河野談話はおかしい」の項の記述で
安氏の発言「河野談話が、ただ元朝鮮人日本軍慰安婦からの聞き
取り調査だけに基づいて作られたとすれば、それ自体がおかしい
のです」これを約めて「河野談話はおかしい」は本当におかしい。
なぜなら「河野談話」は元朝鮮人日本軍慰安婦からの聞き取り調査
だけに基づいたものではないからだ。
次の「挺対協には近づきたくない」の「そういって安氏は同書を
手に取り目次を眺めながら『この人、今になって思えば間違いです』
と強い口調でページの一部を指した。『勤労挺身隊から慰安婦に
ー姜徳景』と題された証言である。『この女性が挺身隊として
富山県に動員されたのは学籍簿を確認したので確かです。ただ
軍慰安婦とはいえません。この女性自身は【軍部隊で慰安婦として
働いた】と証言していますが、当時、日本本土に本格的な軍慰安
所があったという主張はおかしい。日本本土には本格的な遊
郭があったので、あえて軍の慰安所を設置する必要はなかった』
このくだりは安氏の従軍慰安婦研究者として未熟さを露呈した
部分だ。日本本土に本格的な軍慰安所はなかったと主張しているが
「河野談話」の内閣官房外政審議室の発表に日本軍の慰安所の
設置場所に「(3)慰安所が存在していた地域
今次調査の結果慰安所の存在が確認できた国又は地域は、日本、
中国、フィリピン、インドネシア、マラヤ(当時)、タイ、
ビルマ(当時)、ニューギニア(当時)、香港、マカオ及び仏領
インドシナ(当時)である」これを裏付ける資料等がネット
にあったので、ブログ「従軍慰安婦問題を考える」の一部を転記さ
せて頂いた。
【公文書】
場 所 根 拠
備 考 等
北海道(釧路) 【根拠】
<第三魚雷艇隊戦時日誌 1944年7月> (注1)
三魚艇隊機密第二号ノ二
第二 出征中ノ事項
(ロ) 七月二十日海軍指定食堂及当市遊郭ヲ視察点検シ洗滌室ノ
完備其ノ他 以下省略
【備考等】
遊郭を視察して、衛生状況が良好なところを慰安所として指定した
という話。海軍第三魚雷艇隊は釧路市内にあった遊郭を指定した。
小笠原諸島 【根拠】
<父島要塞司令部参謀部陣中日誌 1942年5月> (注1)
五月九日曇
防衛報告娯楽所ニ関スル件
三、東部軍参編電第二〇二号
「娯楽所(女)洲崎ヨリ二十六名、吉原ヨリ十五名業者に於テ準備シア
リ十五日頃出帆ノ芝園丸ニテ輸送ノ予定ナリ、人員ノ数差支ナキヤ返
五月十二日晴
防衛報告娯楽所ニ関スル件
四、東部軍参編電二一〇号
「十五日出帆芝園丸ニテ洲崎、吉原ヨリ女各十名宛付属人員十名
合計三十名貴地ニ到ル一応到著後ノ処置並ニ爾後ノ娯楽場ニ関ス
ル件ハ貴部ニ於テ業者ヲ指導サラレ度」以下省略
このように日本本土に軍慰安所があったのに安氏は「日本本土には
本格的な遊郭があったので、あえて軍の慰安所を設置する必要はな
かった」と思い込みで話をしている。韓国のソウル大の名誉教授と
いうのは、この程度なのか?およそ権威というには、程遠い言辞。
「パリパリ」精神つまり「どうでもいいから急いで」の大雑把な韓国の
国民性そのままではないか。これが日本の東大の教授であれば、研
究対象と関連する事柄は他国の事情や史実についても、対象国の学
者と何の遜色もなく知悉していて、むしろ地元の学者さえも舌を巻
くほどなのだ。
従って安氏は日本だったら、差し詰め日本の三流大学の「講師」程度
と評したほうが良い。それを大高氏はお墨付きを貰ったように、
ありがたがって笑止千万だ。
この後、「これらの証言の信憑性を安氏に問うた。『ありえないことを
喋っている・・・・・(苦笑)。最初に聞き取り調査をした際、日本軍を
悪く言う慰安婦は、実は一人としていませんでした。むしろ
日本への憧れの気持ちを感じた』
どうも理解できないのは、わざわざ名乗り出た従軍慰安婦が
日本への憧れの気持ちを持っていただろうかということだ。
ジャーナリストだったら、ここで安氏に疑問を呈するのが
普通だろう。編集したのか?
そして「なぜそういった当初の証言が消され、日本軍を糾弾
するかたちで過激な表現に変容して言ったのでしょうか。日本
軍を悪しざまにけなすほど挺対協のような活動家が『よく言った!』
と慰安婦を褒め、盛り上がるから?『そういうところもありますね
・・・・。実を言えば、私はもう挺対協には近ずきたくないのです』」
これではまるで安氏の言説をまるっきり認めたうえで、誘導尋問
したことになる。
従って「慰安婦を利用している」の項では大高氏は
「・・・・挺対協は・・・・・慰安婦と称する女性たちに一方的な捏造
証言をさせたりしている」と記述して、「反挺対協」の立場に立
ってしまっている。ジャーナリストは安氏と対峙する挺対協にも
取材して、その記事も紹介しながら公正な立場で批判なり検証する
のではないのか?更に「・・・・・今になって当時の調査方法は、反省して
みますと、全然ダメです。理想を言えば、慰安婦問題が社会的に大きな
問題となる前に、慰安婦たちと何年か一緒に生活をしながら調査する、
そんな報告書なら私は信頼できると思います。・・・・・」と述べた安氏の、
その理想を安教授が取り組む10年前から実践していたのが挺対協を
作った尹貞玉さんたちだ。「慰安婦」問題にとりくむ福岡ネットワーク
のブログを参考にさせて頂き、その一部を転記した。
「挺身隊問題対策協議会の元共同代表の尹貞玉(ユン・ジュンオク)
さんも挺身隊に取られるのを避けるために両親の勧めにより退学した
とのことです。(「平和を希求して」尹貞玉著 白澤社)
4、挺身隊=慰安婦の言説のはじまり
尹貞玉さんの上記著作の記述に続いて、「45年8月15日の解放以降、
連行されていった学徒兵や軍属らが、どっと洪水のように帰ってく
るようになりました。しかし、連れ去られていった女性たちが帰っ
てきたということを聞きませんでした。それはあまりにもおかしい
ことではないかと私は思ったので帰ってきた男性たちから証言を聞
くことにしたのです。そのときに日本の軍需工場で働くといって連
れ去られた女性は、実は工場ではなくて戦場で『慰安婦』にさせら
れていたことを聞き、」驚愕したとあります。
彼女は1980年から「慰安婦」被害女性たちの足跡調査を始め、その
調査結果を90年1月にハンギョレ新聞に発表し、日本軍「慰安婦」の
存在を世に知らしめました。金文淑さんも、1989年の東亜日報
の記事で、日本人の城田さんが朝鮮人女性を初めとする従軍慰安婦
の鎮魂碑を建てたということを知り、驚きました。彼女は挺身隊に
行くまいとして逃げることができたけれど、挺身隊から逃げるすべ
を持たなかった田舎の若い娘たちは『慰安婦』にさせられていたの
かと胸を衝かれ、「慰安婦」被害者を探す旅を始めます。」
これを読むと尹貞玉さんの同胞への切実な思いが伝わってくる。
戦後の「引き上げ者」の中に同胞の女性がいないことを不審に思い
訪ね歩く姿に胸を打たれるが、その尹貞玉さんの思いが、どうして
今日のような愚劣な行動となってしまったかを、大高氏は安氏だけ
の目線でなく尹貞玉さんら挺対協の考えも取材した上で、批判レポ
ートを書くべきだったのではないか。これがないから安氏の言いた
い放題という印象が強くなっている。「(慰安婦たちは)挺対協と
一緒になってワーワーやっているうちに精神的に汚れてしまっ
たんでしょう。・・・・・」およそ名誉教授の口から発せられたとは
思えない下劣な表現だ。
しかも安氏は名誉教授でありながら「名誉毀損」になりかねない推測
を平然と口にする。「実は・・・・戦前のみならず、当時(九〇年代)、
韓国には売春婦がたくさんいたのです。ですから私は最初、彼ら
(挺対協)の目的は、戦前の慰安婦問題だけでなく、現時点で韓国
女性が(これ以上)売春婦にならないようにと、何か手立てはない
ものかという目的で研究をはじめたと思っていたのです」安氏は
研究者でありながら、従軍慰安婦を発掘した尹貞玉さんら先駆者
たちのことを「研究」していないことを図らずも吐露してしまった。
大高氏や安氏に断っておくが、「強制連行」についても「河野談話」は
バタビア軍事裁判の「白馬事件」等を念頭に置きながら「官憲等が
直接これに加担したこともあった」としているが、すべての従軍
慰安婦が「強制連行」されたとは言ってはいない。しかも従軍慰安
婦には「その出身地のいかんを問わず」と朝鮮人従軍慰安婦のみを
対象にした談話ではないことを明確にしている。
大高氏は、この程度の人物をまともに相手にしていることになる。
続けて安氏曰く「ところが彼らは、"日本の帝国主義の犠牲者
(=慰安婦)"という枠組みでしか発信せず、慰安婦問題はいつのまにか
反日運動と化した・・・・」この安氏の発言を受けて「つまり不本意
だった安氏の調査報告は、その後、挺対協によって都合よく歪曲され
さらなる捏造証言で膨張し、世界に広められたのである」と大高氏は
胸を張るが、韓国側の「調査報告書」は安氏だけで作成したのでは
ないことを大高氏は見落としていないか?それと、こういう言説を
繰り広げる人物にインタビューしたことを恥ずかしいとは思わなか
ったのか?
そして次「"性的奴隷状態"?」の項。大高氏は冒頭「だが、その
ヒステリックな抗議活動の結果、従軍慰安婦は「性奴隷("SexSlave")」
として国連で認定され、国連人権委員会に提出された九六年の
「女性への暴力に関する報告書(クマラスワミ文書)」に明記された」
この記述は、いかにも一方的過ぎる。先の当ブログでも触れたが
「性奴隷」を取り上げるように国連に最初に働きかけたのは、他な
らぬ日弁連なのに、大高氏は失念したのが?それとも愛国心から
発した思いの丈なのか?しかも大高氏も安氏も、その後の質問や
安氏の答えを読む限り、この二人は国連の「性奴隷」についての
定義を全く知らないのではないかと思われる。
「・・・・元慰安婦の手記を読んでいると、貯金をしたり、ダイヤ
を買ったり、日本軍兵士とピクニックや宴会を楽しみ、恋愛して
求婚されたりといった実生活が綴られていますが、これでも性奴隷
という表現は適切なのでしょうか?」一部の慰安婦の手記を取り上
げてのこのような質問はいかがなものかと思うが、応えるほうも応
える方で「性奴隷、奴隷制度といった言葉は、手錠、足枷をかけて
強制連行したようなイメージが浮かびますが、それはありえません。・・」
と、安氏はこの程度の答えしかできない。加えて大高氏は「・・・かつて
私が欧米人を取材した際、『貯金をしていた慰安婦もいた』と説明
すると・・・・」と、国連の「性奴隷」の定義も知らずにこの程度の記述。
ウィキペディアを見てみると
「マクドゥーガル報告書において性的奴隷とは、奴隷制(奴隷状態)
の一形態であり、1926年の奴隷条約において『奴隷状態とは、所有権
を伴う権力の一部もしくは全部が一個人に対して行使されている
状況状態である』と定義」
「具体的関係の中でより従属的立場の者が、より支配的立場の者に
より意思に反して継続的に性的行為を強要される状況(その多くは
退去(移動)の自由・性的自由を一部あるいは全て奪われる)での
その人・関係・状況・状態を指して、性的奴隷と呼ばれる[1]。人を
性的奴隷状態におくことは、奴隷化することの一形態であり、本人
の自己決定権や性的活動などに関する決定権の制限を特徴とする[2]。
)」とある。
国連の「性奴隷」の定義に言及することなく、最後には案の定、「・・
・・今回の安氏の告白により、さらにずさんな調査に基づいた河野
談話の根拠薄弱が一層明らかになったのも事実だ。いまこそ日本
政府は慰安婦証言の"実態"を調査し偽りの友好関係に終止符を打
つべきではないのか」と勇ましく読者に呼びかけているが、
政治的な配慮はしなくて良いのか。万が一、大高氏の、この締めく
くりに呼応して「河野談話」見直しの世論が沸騰したら大高氏は
さぞ満足であろうが、結果、米国が懸念する日米韓の連携にひびが
入るだけではなく、日本は世界から蔑まれ、完全に孤立する。
そのことをジャーナリストとしては考えなくても良いのか?とにかく、
このインタビュー記事を読む限り、インタビュアの愛国心が露出し
過ぎた感があるのと、安氏側の論理は、日本にとっては、まことに
都合が良く、このインタビュー記事からは一方的な印象だけが残る。
拝啓
ジャーナリスト 大高美貴殿
週刊文春から
報酬を貰って
この程度の
インタビュー記事しか
書けないのか
調査力
洞察力
構成力
なってないじゃないか
当方の所へ来い
文章はへたくそだが
添削してあげる