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内容証明を紙で出す

2022-04-07 22:30:09 | 法曹実務・法制執務・判例・法解釈

ここ最近のe内容証明の不調や、文書が6頁以上になってしまう場合に備えてアナログも覚えておこう…。

 

[その1:内容文書を起案しよう]

・ワープロソフトで、「26字、20行」「禁則処理なし(句読点が文頭に来る)」に設定する。

※一太郎の場合:書式→文書スタイル→スタイル→「設定:文字数と行数を指定する(Word互換)、字数:26.0字、行数:20行」。

※一太郎の場合:書式→文書スタイル→体裁→「禁則処理」のチェックを外す。

・内容文書の構成は「表題→本文→作成年月日→自分(差出人)の住所氏名→相手(受取人)の住所氏名」としよう。表題の文字サイズは大きくしてOK。

・「(1)」は1字扱いなので、気にしなくて良い。

・「スペース」はカウントされない。

・「丸数字」は2字扱いとなってしまうので、直前か直後に「スペース」を入れて調整する。

 

[その2:内容文書を完成しよう]

・内容文書が2頁以上になる場合は、左端をホチキス留め(2箇所)し、左端のつづり目に契印をする(自分の印章を使う)。

・自分の氏名の後ろにも押印をする。

・内容文書は3通用意する。ただし、文面が同じ内容文書を2名以上に同時に発送する場合は(つまり文末に記載された相手が2名以上)、用意する数は「2通+相手の人数」で足りる。

・無地の封筒に「表に相手の住所氏名」「裏に自分の住所氏名」を記載する。

 

[その3:差出郵便局へ行こう]

・作成した内容文書と封筒を郵便局へ持ち込む。差出郵便局は限られているので事前に調べておく。念のため、印章も持っていこう。

・郵便局では、内容文書の確認のため待たされる。1時間はみておきたい。

・確認が終わると、自分で封筒に内容文書を入れて封印する。

・「速達と配達証明」もオプションでつけて費用を支払う。内容文書の枚数が多いと高額。

・最後に内容文書の謄本1通がもらえる。

・e内容証明と同様、相手に配達されるとハガキ(証明書)が届く。

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