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[記憶の変容]
・忘却:時間の経過によって記憶した内容が消失したり、存在はしていても検索できなくなることがある。この忘却は初期には急速に進み、その後は緩やかに進む。自分にとって肯定的な出来事は忘却されにくく、否定的な出来事は忘却されやすい(自我防衛機制)。□仲41、一川201
・干渉:後で記銘したことが先行する記憶に影響を及ぼしたり(順行干渉)、もともと保持し . . . 本文を読む
【最後通牒ゲーム】X(あなた)に100円が与えられる。Xは、Yに対して任意のn円(0<n<100)を分け与えることを申し入れる。Yがこの申入れを承諾すれば、そのとおりに「Xが100-n円/Yがn円」を獲得する。反対にYがこの申入れを拒否すれば「Xが0円/Yが0円」となる。
【独裁者ゲーム】X(あなた)に100円が与えられる。Xは、Yに対して任意のn円(0<n<100)を分 . . . 本文を読む
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2023-01-28追記。
[記憶=「情報の記銘→保持→想起」]
・人が外部の刺激を受けると、その刺激がもつ情報を取り込み(記銘、符号化・エンコード)、取り込んだ情報を内部に貯蔵し(保持、ストレージ)、ある期間の後に外に表す(想起、検索・レトリーバル)。この一連の過程(またはその情報そのもの)を「記憶(memory)」という(※)。□三上2 . . . 本文を読む
1年ちょっと前、素人考えを書いた。はからずもそこで「愛着」と書いたが、乳幼児心理学の教科書を読んだのでメモ。
[桜井茂男編『はじめて学ぶ乳幼児の心理』37頁~[2006]より]
・愛着attachment=人が特定の他者との間に築く緊密な情緒的結びつき。カモなどの雛が、最初に出会った対象にくっついていくという後追い行動。アカゲザルの子ザルが、ミルクをくれるが金網 . . . 本文を読む
読書メモ、『心理学を変えた40の研究』。
研究:「別々の家庭で育てられた一卵性双生児(MZA)56組を、1週間かけて心理学・生理学テストにかける研究」(21頁~)。同じ家庭で育てられた一卵性双生児(MZT)と比較された。この記事も参照。
(1)MZAもMZTも、ある特性(脳波活動(0.80)、レーブン知能検査(0.78))ではかなり高い相関を示す。仮に環境要因が強いのな . . . 本文を読む
娘が日々成長している。少しずつ会話ができるようになる。双方向のコミュニケーションは、互いの愛着を深めるようだ。 彼女たちを見ていると、人間は本来的に政治的存在なのだなと感じる。まだ2歳なので、お風呂、オムツといった世話が必要となる。彼女たちはママにやってほしいのだけど、ママとしてはパパにも分担してほしい。彼女たちはそれを察し、パパに育児されるのを受け入れる(たまにだけど)。そして「パパにオムツし . . . 本文を読む