[貸倒引当金の設定]
・決算時に売掛金や未収金が存在する場合、将来に貸倒れとなることに備えて[貸倒引当金繰入●/貸倒引当金●]という勘定を仕訳する。貸倒引当金繰入勘定は信用供与による売上に対応する費用(販売費or営業外費用)となるので、その限度で益金を減らすことができる。また貸倒引当金勘定はBSに記載されて資産に対する間接的な控除項目となり、実質的に資産の評価額(=債権の回収可能見込額)を低下さ . . . 本文を読む
[税金(その1):固定資産税と印紙税]
・固定資産税は費用として計上することが認められいるので、これを現金で納付した場合は、[租税公課●/現金●]とする。
・収入印紙を購入した時点でも同様に費用処理をするので、[租税公課(印紙税)●/現金●]とする。
・購入した印紙を期末まで使用しなかった場合は、これを資産に振り替える必要があるため、[貯蔵品●/租税公課(印紙税)●]とする。
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[給与の支払い]
【例】従業員Aに給与を現金で支払った。給料の額面は¥200,000、源泉所得税額は¥20,000、社会保険料は¥10,000である。
・従業員に支払う給与は「額面=手取+所得税+社会保険料」などで構成されている。現金を給与で支払った場合の仕訳は[給料200/現金170、所得税預り金20、社会保険料預り金10]などと仕訳する。
齋藤正章 . . . 本文を読む
[有形固定資産の取得]
【例】パソコンを購入し、その代金¥200,000と引取運賃¥3,000を現金で支払った。
・有形固定資産の取得に要した付随費用(引取運賃、仲介手数料、登記料、整地費用など)は、取得原価の一部としてまとめる。したがって、[備品203/現金203]と仕訳される。
[有形固定資産の減価償却]
【例】1年前に購入したパソコンの減価償却を行う。 . . . 本文を読む
[売買契約・代金支払・納品]
【例】顧客より商品の受注を受け、手付金¥100,000が当座預金に入金された。
・仕訳は「金銭が動いた時」「商品が動いた時」にのみ行う。「売買契約が締結されたのみ(受注時)」に何も認識しない。□渡部ほか118
・これに対して、「代金の請求時」に「売掛金」勘定を認識すると思われる(たぶん)。□渡部ほか106
・手付金を受け取った場合は「前受金」勘定、手付 . . . 本文を読む
出典;岩谷35(國定44も同旨)
その1からのつづき。
【例13】役員(自分)に役員報酬50万円を支払い、うち源泉所得税2万円を一時預かる。□國定126-129
・借方・・・仕入れ等と同様に「費用;給料(?)50」を計上する。
・貸方(その1)・・・流入した現金に対応して「資産;現預金48」を計上する。つまり、借方の「資産;現預金48」を取り崩す。
・貸方(その2)・ . . . 本文を読む
2019-03-10追記。2024-01-07追記。
出典;岩谷35(國定44も同旨)
※「会計ブロック」(岩谷)は「残高試算表」そのものである。□國定41-4、齋藤正42
[定義]
・資産(Assets):企業がその管理や所有を支配しており、将来において経済的価値をもたらすもの。□鶴見編3
・費用(Expenses):企業の資本(純資産)を減少させるものであり、収益 . . . 本文を読む