音楽家にとって、セルフタイトルを付けることには、特別の思いがあるのだろう。サザンオールスターズにもセルフタイトルアルバムがあるが、活動再開後の初めてのアルバムだからだと思う。ジャケットはカブトムシ=Beatles。2匹が交尾しているように見えるのは(笑えない)桑田流のジョーク。
1981年生まれの自分には、カブトムシアルバムの発売当時は若すぎてリアルタイムとは言えず(1990年発表)、後にサザン . . . 本文を読む
特に自室の書籍が本棚から溢れ、本棚でも前後二重三重に書籍を重ねるという酷い状態が続いていた。この状態だと、本を取り出して読もうという気が少しも起こらない。非常に不健康だ。
職場の本棚も収納力の限度に達していたが、廊下のスペースにikeaの細い本棚を6本追加した。取り付けをプロに頼んだのできっちりと壁に固定してもらえてとても良い。この位置だと来客の目に触れるが、その前提で以下の書籍を収めた。
( . . . 本文を読む
大傑作マンガ『ダイの大冒険』の主人公は、タイトルに反して勇者ダイではない。ダイはサラブレッドで最初から天才だった。勝利・友情・努力の全てを体現したのは魔法使いポップであり、著者の意図はともかく、ポップの成長譚だ。
物語初期のポップは、ともかく情けない。女の子の前では見栄を張るが、いざピンチになると仲間を見捨てて逃げ出す。読者はポップを軽蔑しながら、自分の心のうちにいるポップに気がついて後ろめたい . . . 本文を読む
DJ KRUSHを知ったのは大学1回生の頃だったと思う。大学生協のCDコーナーで、予備知識もなくセルフミックス版を買った。「ヒップホップ=陽気なパーティチューンorギャングスタラップ」程度の偏見しかなかったので、そのトラックは衝撃だった。ドラムは攻撃的で、鋭利で、重厚だった。リスナーに媚びるようなポップさは皆無で、知的で、ダークで、内省的だった。本人の孤高なイメージと相まって、多くの曲は闇夜を連想 . . . 本文を読む
2012年の年末に、Yellow Magic Orchestraの動画を見た。NHKスタジオでの公開収録だが、3名の神々しさ、決して古びない楽曲群、演奏のすばらしさ(+小山田圭吾、権藤知彦、クリスチャン・フェネス)に圧倒された。そこからYMO(関係者)の曲を聞くようになった。関連書籍も見つけると買ってしまう。「YMO体験」から12年が経とうとしているが、「マイブーム」は一向に終わらない。
3名が . . . 本文を読む
いわゆる名言集は気恥ずかしく感じてしまうが、書籍や音楽の言葉から勇気をもらったことはある。
★「困難は分割せよ」
・井上ひさしの小説で印象的なセリフとして登場した気がする(国語の教科書?)。元ネタは某哲学者らしい。
・小説の中身は忘れてしまったが、「膨大なタスクを抱えているときは、一度に解決しようとするのではなく、一つずつ確実に対処せよ」という意味だと勝手に理解している。仕事 . . . 本文を読む
前回のスタジオアルバム『A Bigger Bang』が出たのが2005年。京都にいた(発売時期を見ると当時は5回生だったらしい)。「いまいちな出来だとやだなあ…」と思いながら購入したが、意外にも(失礼)悪くなく、一人でほっとしたのを覚えている。総じて評論家の評価は高くないが、ラフジャスティスやストリートオブラブはよく聞いた。
それからもストーンズを聴く機会はむしろ増えていった。黄金 . . . 本文を読む
週刊少年サンデーで連載中の柳本光晴『龍と苺』を読んでいる。ほとんどマンガを読まないが、連載を追って単行本を買っているのは『龍と苺』『葬送のフリーレン』だけだ。
将棋マンガなので将棋棋士や奨励会会員が登場するが、不思議と「悪い奴」が出てこない。初登場時は嫌な態度を取るキャラクターも、実は将棋に真摯な「良い奴」だとわかる。
海江田大河は50歳を超えながらA級棋士でありタイトルホルダー(王座)でもあ . . . 本文を読む
TBHの5枚目フルアルバムが発売された。HMVで予約して生産限定版(通常版2CD+インスト2CD)を発売日前日に入手した。
音楽にはズブの素人が的外れを承知でつたない語彙で書いてみる。ONOのトラックは、全体を通じて「シンプル」「生楽器っぽい」「サンプリングっぽい」「音が太い」「ブレイクビーツ」という印象。あえて言えば1枚目に近いか。もちろん、5枚目はもっと洗練されており、ONOさん自らが弾 . . . 本文を読む
2014年のつづき。
その後に転居し、新居の自室一面に天井までの本棚を据え付けた。高さ232センチ×横132センチ×奥行33センチ。横は3列に仕切られていて、移動式の棚を19枚入れた。一番下の3枚を加えた22個の小空間にはすでに本がいっぱい。一つに50から70冊の本が入っているので、全部で1300冊程度か。憲法、法哲学、政治思想史、政治学、経済学、哲学など。入りきらない150冊程度(英語、 . . . 本文を読む
前注1:登場人物はタロウ、ジロウ、サブロウとしている。
前注2:できの悪い新作のように舞台は現代にしている。携帯電話なども登場する。
前注3:細かいくだりは大幅にカットしてウケそうな箇所に絞っている。
○まんじゅう怖い
・誰でも知っている話だが、つくづくよくできている。自分で喋っていていちばん楽しい。
・反応がいい。まんじゅうを食べる仕草を大げさにするといい。感想を聞くと . . . 本文を読む
高校生の頃、サザンオールスターズをよく聴いていた。きっかけは、姉の知人がテープに吹き込んでいた「自作ラジオ番組」で特集されていたからだと思う。同級生からおっさん趣味だと思われていた。「TSUNAMI」の大ヒットが2000年だが、同世代にサザンが広まるのに反比例してあまり聴かなくなっていった。
スージー鈴木『サザンオールスターズ1978-1985』[2017]、中山康樹『クワタを聴け!』[2007 . . . 本文を読む
いまも音楽やラジオはよく聞くが、いつからか映画館に行ったりDVDを借りて見るということはほとんどなくなった(お笑いは別)。理由はよくわからない。
話題のTHA BLUE HERB『ラッパーの一分』を特典CD目当てで購入した。なので本編にはそれほど期待はなかったが、165分を一気に見入ってしまった。
2002年に2BoyくんからTBHのことを聞いた。名前を聞いた時はブルーハーツのパロディかと . . . 本文を読む
細野晴臣さんの存在を初めて知ったのは、ミュージックステーションか何かに森高千里さんと出ている場面だったと思う。アルバム発売年から察するに1998年だろう。時は経ち2012年末、YMOがNHKスタジオで演奏する番組を見て衝撃を受けた。細野高橋坂本がめちゃくちゃかっこよく見えたし、そのベースラインにしびれた。もっと早く知りたかったと悔やんだ。
2015年に出た『日本のロック名盤ベスト100』という新 . . . 本文を読む
アメトークの「読書芸人」をDVDで見た。又吉さんや若林さんたちの話を聞きながら、最近の本との関わりについて。
・ほしい本はまず購入する。図書館で借りて済ますことはよほどない(よほど特殊や高価なものくらい)。学部時代はそうでもなかった。LSに入学して奨学金をもらうようになってからだと思う(その意味で日本学生支援機構には感謝している)。同じように、音楽もCDという媒体で買ってしまう。 . . . 本文を読む