夫の休暇にあわせて、フロリダ州オーランド界隈で1週間ほど
遊んできた。
「界隈」とつけたのには訳がある。
企画当初はオーランドのみに滞在し、前半をWalt Disney Worldの
テーマパークめぐり、後半はまあ一度か二度リゾートゴルフでも
しようじゃないか、という予定だった。
WDWの中には、実は結構いいトーナメントコースがあったりして
なかなか侮れないらしい。
が、ある日突然夫が
「フロリダといえば、TPC Sawgrassを回ってみたい!みたいよー!」
とか言い出したのである。
聞けば、オーランドから片道2時間半のジャクソンビルにあるらしい。
かなり面倒だが、まあ行けないことはない。
にわかゴルファーの私には最初まったくピンとこなかったのだが、
昨年アダム王子が優勝したPlayers Championshipの開催コースだと
説明されて、初めて「ああ、あの浮島グリーンの・・・」と合点がいった。
いや、待てよ。
浮島グリーンといえば、ピート・ダイ。
そう、TPC Sawgrassは私が大嫌いなピート・ダイ設計なのだ(泣)。
数ヶ月前、同じくピート設計のPGA Westでラウンドした時のことは
忘れられない。
フェアウェイのわきをグリーンまでずーーっと巨大なバンカーが伸び、
一旦出してもまた同じバンカーの先のほうに入ったりする。
バンカーtoバンカーなんて当たり前なのだ。
それに、階段降りないと入れないバンカーなんて、作るか普通?
片側がずーーーっと池というのも彼のオハコだ。
ヘタすると、右も左もってところもある。
ボールをいくつ用意すればいいというのか。
そして、ピートの底意地の悪さが一番現れるのが「浮島グリーン」の
パー3であろう。
ナイスショットでグリーン真ん中に落ちたボールが、そのまま止まらず
グリーン奥の池にすいこまれる虚しさ。
そりゃあ、キっと止まるボールを打てない技術のなさが悪いんだろう。
それにしても悔しいったらない。
私とともにコテンパンにやられた夫は、その時ピートへの復讐を誓った
のだそうだ。
そんなわけで、TPC Sawgrass。
彼にとって、これはリベンジなのだ。
仕方なく旅行日程を変更し、最後の2日間を使ってTPC Sawgrassへの
遠出を決行することにしたのである。
つづく