龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

第40回館山若潮マラソン(その2)

2020-01-27 23:20:56 | marathon
自業自得とはいえ、スタート地点が思惑よりも後方になってしまったため、起点に到達するまでのタイムロスは4分余。

もともとこの館山若潮マラソンのコースからして、自己ベストを狙う場所ではないのは承知していても、出来ることならグロスでもサブ4は確保したい・・・という思惑が早くも風前の灯になった気分でゆったりと走り出した。

大降りではないものの、雨はそれなりに降っている。道路にはそこかしこに水たまりがあって、細かいサイドステップをしつつも、時には思いっきり水たまりに足を突っ込んだり、そうやって片方の足が水を跳ねると、逆側の足の甲めがけて飛んで来て水がシューズの中へフリーパスで入ってきたり・・・。

フライニット素材を履いているので致し方ない。

雨が降ると重くなって走りづらいという噂のあったナイキのズームフライフライニットだが、「エース」なので今回も迷わず投入した。初の本格的な雨の中のマラソン大会出走であり、ナイキの厚底は上り坂ではどうなのよ?・・・という噂もあったし、今回は二重の意味(雨と上り坂)での実験にもなった。条件的に厳しいのは覚悟して。

買いたておろしたてだったら躊躇したとは思うものの、今回でZFFKを履いてフルマラソンに出るのは5回目。練習を含めると今朝の段階で280km使用していたので、雨実験出来たとも言える。

その雨での使用感というか履き心地は、たしかに雨が筒抜け状態で入ってきて鬱陶しいものの、さぞやもっと不快指数が高いのではないか?と身構えたほどではなかった。

そもそも厚底であるために、多少水が浮いている程度の舗装路なら「高下駄効果」を発揮して水没せずに済んでいたものと思われるし、最近縫い目の粗いソックスを履いていることもあってか、中に水が入ってきてもフライニットと粗目ソックスが過度なウエット感をごまかしてくれていたイメージも(勿論、シューズ内はウエットだが)。

それに途中からは雨も弱くなって、後半は殆ど気にならなくなったのも良かった。実際、30km過ぎからは止んでいたような・・・。

というわけで、ZFFKの雨中での使用感は全然許容範囲だった。重くなるいうても、自宅を出てから出走直前に履き替えるまで履いていたズームストラクチャーと比べたら水を吸っても軽いのなんの・・・だったから。「落差」で少しでも軽く感じるよう意図したのも奏功したものと思われる。

序盤の特筆すべき出来事は、5kmあたりで妙齢の女子に腕をトントンと叩かれたこと。

何事ゾ?・・・と横を見ると、彼女は「背中(ミニリュック)のファスナーがあいていて、中のものが落ちそうです」と教えてくれたのだ。

スタート前に中身(補給剤の類)を取り出そうと一度開けたものの、結局出さずにファスナーを締めたはず・・・だった。ところが慌てていたことと、指先が冷たくなっていたうえに既に手袋をしていたことでテキパキと出来ず、それでも強引に締めたつもりだったのに・・・。

中からはよりによって財布が顔を覗かせていた。後で確認すると落としたものはなかったけれど、まかり間違ったら全財産を落とすところだった。危ない危ない。

財布は普通一番下に入れるべきなのに、手荷物預けの際に現金300円を出したあと、リュック内の一番上に来ていたのだ。中身の配置を変える間もなかったのである。かえすがえすも時間的余裕をもたなかったのが愚か。現地に早く来すぎても雨が降ってるし寒いから・・・とスタートの1時間ちょっと前に最寄り駅に着けばいいや・・・と考えたのがそもそもイケなかった。

その恩人のお姉さんには、走りながら丁寧に御礼の言葉を述べて頭を下げた。本当に「感謝」していたし。

まあそうやって背中のリュックを外して中身を確認できる程度のペースだったということは、序盤はそんなに速くなかった証。

エネルギー不足の懸念もあって、余力を少しでも先送りにする意識で巡航。中間点到着はほぼ2時間とちょっとだった。

(つづく)

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第40回館山若潮マラソン(そ... | トップ | 第40回館山若潮マラソン(そ... »
最新の画像もっと見る

marathon」カテゴリの最新記事