盗掘の森 岩湧 2012年6月19日

写真は岩湧山山頂の笹百合で、今まで普通に見られた景色だ。

それに去年秋に、笹百合おじさんと植えた球根も芽を出して

山頂付近は笹百合の蕾が沢山目立ち、咲くのを楽しみにしていた。

蕾の状態で、周囲の萱より首一つ背が高いのですぐに目立つのだ。

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台風が近づく19日火曜日に、山頂付近の笹百合の様子を見に出かけた。

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雨の中を登る。時折激しく降るが、鶯はじめ鳥たちが鳴いている。

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今日は奥駈どころか、金剛山も見えない。

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ところが笹百合がどこにも見当たらない。

ついこの間まで、たくさんあった笹百合の蕾が一つも見当たらないのである。

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山頂には誰もいない。雨が叩きつけるだけだ。

笹百合はどうしたのだろう。

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昨日山でお会いした　ｎｉｓｈｉｍさんに聞いた「岩湧の筆リンドウの盗掘」話を

思い出した。山頂付近の筆リンドウが、ごっそりと根こそぎ持って

いかれたらしい。その延長で笹百合も根こそぎ持っていかれたのかも

知れない。日本人とは思えない野蛮な行動だ。

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しかし　よく考えれば、岩湧山はマイカーでの便利がよく、

昔から変な連中が多く集まる。

あちこちの丸太階段に火をつけて廻る奴。（こいつは警察に捕まった）

山道のいたるところにして放置してある、大便。中には道の真ん中に。

私は一週間に一度は　必ずお目にかかり、掃除する。

そのほか道標を外す奴、登山道に枯れ枝を集めて通せんぼして喜ぶ奴。

最近は大きな補虫網をもってうろついたり、山野草の盗掘したり。

一度怪しい奴に注意したら、逆切れされた。（別のブログに書いた）

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まあ、山に来る人間は　いい人ばかりではないということを

肝に銘じておこう。変に関わって、刺されてもいやだからなあ。

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山頂を越えて更に奥の山へ。

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奥の山はアプローチが長く、一般のハイカーはなかなか行かない。

健脚コースが幸いして、笹百合が雨の中、ひっそりと咲いていた。

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今日21日の木曜日に、金剛紀泉山系のダイトレ(ダイヤモンドトレイル遊歩道)から遠く離れた山へ行ってみた。人があまり行かない、そこの山頂付近には降りしきる雨の中　たくさんのササユリが元気よく咲いていてホッとしたが、何時持っていかれるか不安だ。どうか、泥棒に見つかりませんように。

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