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玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

まっとうな野党はどうしたのか

2021-11-02 19:16:51 | 雑感

こんなに自民党が強いとは思わなかった。それが正直な感想だ。そして、野党という存在は反自民という立場でしかない。それがよくわかる今回の構図だった。

年寄りにとっては、福祉や年金が一定程度維持されるのだろうから、今の岸田自民体制はありがたい政権なのだが、この国の将来のことを考えると暗くなってしまう。

都市部は「維新」や「新しい党(れいわ?)」が反自民の受け皿になろうが、地方部は明らかに自民が岩盤であることが厳然と分かった。

元々、この国には純粋でしっかりとした野党が無いのか、階級理念がないのか、政治は世襲制かつ封建的な小選挙区という幕藩体制のようになっているような気がする。むろん幕府は「自民党本部」であるが。そして、残念ながら、立民党には自民党には入れない血筋や家系のない政治家の二軍自民党であることが判ってしまった。

立憲主義という理念を党名にして、小池旋風の「希望の党」の排除論の混乱の中で、辻元氏に担がれて立ち上がった成功体験に固執する枝野党首はもう時代遅れなのかもしれない。自民の中に老害議員がいるなら、立民も害悪となる人材をこの際に選別しなければならない。

何よりも選挙期間中、れいわの山本氏や共産の志位氏への枝野らの第一野党の傲慢さや非礼が目に付いた。「連合」と「共産」を秤にかける、枝野の計算高い顔に、自民党の「数の論理」が垣間見えたのには驚いてしまった。

「政権交代」と言葉だけで舞い上がった野党があっても、国民の側に立ったまっとうな野党が無かった。厳しいが、彼自身が“まっとうさ”を忘れたのではないか。一旦身を引いて、客観的に政治を見て欲しい。

次回の参議院は、憲法改正=軍事強化の立場から、自民にも、維新にも入れる気はないが、立民にも入れる気が失せてきた。困ったことだ、…。

湘南の路地物、リンゴ200円、柿50円。


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