図書館から借りてきて、吉田裕の『天皇の軍隊と南京事件』を読んでいる。明日か明後日には返します。読んでいて、つらい、悲しい本です。この本とちがう位置と方向で、読んでいてつらかったのが『きけわだつみのこえ』でした。この本は文庫物なのですが、めくるページが重かったです。
なぜですかね、・・・。戦争を知らない。当然戦争にも行かなかった。その幸運な世代として、たぶんこのまま寿命をまっとうする我々戦後世代にとって、こういう本はむねがいたいのです。こういう知りたくないことが書いてある本が売れていないこの圀は、我々世代が土に埋められたころにはどうなるのでしょう。ただ、そのことが心のこりです。
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