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玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

今更気づいても、遅いかな

2018-06-20 23:47:30 | 近現代史

受験勉強で、1932年を<戦(いくさ)につながる515事件>と覚えたけれど、ふと違うものが見えてきた。「1935年の天皇機関説批判」という文部省の教科書の表現がおかしいことに気づいたのだ。実は「1935年の天皇神権説樹立」というのが事の本質なのだ。1935年を、<戦(いくさ)にGO>と暗記すればよかった。

戦争に負けても、尚且つ、国家という機構は国民の歴史の捉え方を邪魔しようとする。「天皇機関説批判」は、挙句の果ては、国会で「国体明徴宣言」を満場一致で決定し、天皇が現人神になり、国家総動員体制で戦争に突入して行ったのが、1935年の意味、捉えなのである。

翌年、あの226事件が起き、その翌年に、日中戦争が始まった。天皇が現人神なんていうことを国会で決議する、随分と神がかった変な國だったのです。この國は、イスラム国や北朝鮮を真っ向から批判できない歴史を持っていた訳です。だから、亡霊のように、「教育勅語」が良いなどと平気で言う、変な偉い人が居るのです。

コメント
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