元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

黒龍江大学日本語教師No.171

2010年10月25日 | 日記
「三江平原の旅」の続編。(その7) 佳木斯市の「豆腐屋さん」と「てんとう虫」のお話。さすが「国慶節」は中国の「ゴールデンウィーク」と言われるだけあって、多くの人々が移動する。故郷へ帰る黒龍江大学の学生も多い。佳木斯市で一泊することになったおかげで、佳木斯市での朝の散歩を楽しむことができた。散歩の途中、昔懐かしいリヤカーを引いて豆腐を売る「豆腐屋さん」にお会いした。奥様がひとり、湯気の上がっている豆腐を買い求めていた。「これを熱い味噌汁に入れて飲むとおいしいだろうな」と思いながら、写真を撮らせていただいた。

「佳木斯市」から「ハルビン市」までは、結局マイクロバスをチャーターして帰ることになった。高速道路を一時間も走らないうちに、バスのフロントガラスに無数の「てんとう虫」がぶつかってくる。そしてフロントガラスに無残にも「てんとう虫」がぶつかった痕跡を残して死んでいくのである。約330km、5時間30分の旅であったが、この間、運転手は3回もきれいな水でフロントガラスを掃除することになった。掃除をしないとハルビンにつく頃には、フロントガラスが「すりガラス」になって前方が見えなくなってしまうほどの「てんとう虫」の数だ。日本の歌にでてくる「てんとう虫」は、丸くて愛嬌のある昆虫であるが、これだけ無数にいるとなると、ここでは一種の「害虫」扱いとなっている。運転手さん、ほんとうにお疲れ様でした。

佳木斯市の「豆腐屋さん」


フロントガラスは「てんとう虫」の被害が


「とうもろこし」を道路上で乾燥