「枯葉並木」のお話。 今年2月19日付けのNo.288で「枯葉並木」の話を掲載した。その話の中で、いつまでこの枯れた「葉っぱ」が枝にしがみついていけるのか、私は黒龍江大学構内の公園にある「枯葉並木」を楽しみに観察していた。授業のある日は、毎日この「枯葉並木」の脇を通り、枯れた「葉っぱ」の様子を観察しながら教室へ通っていた。
この間、猛吹雪の日や氷点下20度以下の厳しい寒さの日、そして強風の日もあった。しかし、この枯れた「葉っぱ」が木から落ちまいと、枝に必死にしがみつくようにしている。意外と細い幹の木であるが、なかなかこの枯れた「葉っぱ」は、しぶとくて、現在でも写真のとおり落ちないでいる。一方、対照的にこの木の周囲にある大きな広葉樹は完全に落葉している。
この枯れた「葉っぱ」をもつ木は「蒙古檪(もうこくぬぎ)」といい、この並木が当大学構内の公園の中に4ヵ所ある。そして全ての「蒙古檪」は落葉していない。気温も徐々に上昇し、あと約1か月余りで春を迎えるハルビン。いつまでこの枯れた「葉っぱ」が枝にしがみついているのか。新芽が出るとき、枝に付いた「葉っぱ」が邪魔になると思うのだが…。これからも「枯葉並木」を楽しみに観察していきたい。
枯れた「葉っぱ」をつける「蒙古檪」。左の木は落葉した「白樺」 (2011年3月30日撮影)
(2011年3月6日撮影)
公園の南側にある「枯葉並木」 (2011年3月6日撮影)
(2011年3月30日撮影)
公園の西側にある「枯葉並木」 (2011年3月6日撮影)
(2011年3月30日撮影)
公園の北側にある「枯葉並木」 (2011年3月6日撮影)
(2011年3月30日撮影)
公園の東側にある「枯葉並木」 (2011年3月6日撮影)
(2011年3月30日撮影)
近くにある落葉している樹木 (2011年3月6日撮影)
近くにある落葉している樹木 (2011年3月30日撮影)
近くにある落葉している樹木 (2011年3月30日撮影)