元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

No.328  「枯葉並木」のお話。

2011年03月31日 | 日記

「枯葉並木」のお話。 今年2月19日付けのNo.288で「枯葉並木」の話を掲載した。その話の中で、いつまでこの枯れた「葉っぱ」が枝にしがみついていけるのか、私は黒龍江大学構内の公園にある「枯葉並木」を楽しみに観察していた。授業のある日は、毎日この「枯葉並木」の脇を通り、枯れた「葉っぱ」の様子を観察しながら教室へ通っていた。

この間、猛吹雪の日や氷点下20度以下の厳しい寒さの日、そして強風の日もあった。しかし、この枯れた「葉っぱ」が木から落ちまいと、枝に必死にしがみつくようにしている。意外と細い幹の木であるが、なかなかこの枯れた「葉っぱ」は、しぶとくて、現在でも写真のとおり落ちないでいる。一方、対照的にこの木の周囲にある大きな広葉樹は完全に落葉している。

この枯れた「葉っぱ」をもつ木は「蒙古檪(もうこくぬぎ)」といい、この並木が当大学構内の公園の中に4ヵ所ある。そして全ての「
蒙古檪」は落葉していない。気温も徐々に上昇し、あと約1か月余りで春を迎えるハルビン。いつまでこの枯れた「葉っぱ」が枝にしがみついているのか。新芽が出るとき、枝に付いた「葉っぱ」が邪魔になると思うのだが…。これからも「枯葉並木」を楽しみに観察していきたい。

枯れた「葉っぱ」をつける「蒙古檪」。左の木は落葉した「白樺」 (2011年3月30日撮影)

 (2011年3月6日撮影)

公園の南側にある「枯葉並木」 (2011年3月6日撮影)

 (2011年3月30日撮影)

公園の西側にある「枯葉並木」 (2011年3月6日撮影)

 (2011年3月30日撮影)

公園の北側にある「枯葉並木」 (2011年3月6日撮影)

 (2011年3月30日撮影)

公園の東側にある「枯葉並木」 (2011年3月6日撮影)

 (2011年3月30日撮影)

近くにある落葉している樹木 (2011年3月6日撮影)

近くにある落葉している樹木 (2011年3月30日撮影)

近くにある落葉している樹木 (2011年3月30日撮影)


 


No.327  「ハルビンの実業家」のお話。

2011年03月30日 | 日記

「ハルビンの実業家」のお話。 先日、“ハルビンの実業家”、“新潟市の実業家”、黒龍江大学に留学経験のある3人の“新潟県国際課中国室”の皆様、それに私たち“黒龍江大学日本語教師”が集い、総勢15人で一緒に懇談する機会があった。これからハルビンで「新規プロジェクト事業」を立ち上げようと集まったお仲間である。

懇談の場所は、黒龍江大学から車で約40分くらいにあるハルビン市郊外の中国料理店。「北大荒唐都生態園」という大きなバナナや椰子の木が林立している巨大な「温室」のような建物の中にある中国料理店。この場所は私にとって3回目の訪問であったが、初めて訪れた方は、その規模の大きさに“度肝”を抜かれるはずだ。

本格的な「北京ダック」の料理を部屋の中で実演してくれたり、「火鍋」料理があったり、また希望によっては「ワニの肉」の料理なども注文できる。ガラス張りの調理場だけでも、横100mの長さがある。私は“新潟県国際課中国室”のご紹介で“ハルビンの実業家”、“新潟市の実業家”の皆さんと初めて名刺の交換をさせていただいた。今回の「新規プロジェクト事業」が軌道に乗ることをお祈りしたい。

参加者全員で記念写真

巨大な温室の中にある「レストラン」


ワニの肉 (手前の肉)も注文に応じて出される

美味しい中華料理 (正面の料理は「火鍋」)


美味しい中華料理 (北京ダック)

美味しい中華料理を囲んで

美味しい中華料理


美味しい中華料理

美味しい中華料理 (冬でもスイカが出される)


 

 


No.326  「2度目の野球練習」のお話。

2011年03月29日 | 日記

「2度目の野球練習」のお話。 今日は風が冷たかったが天気もよく、野球練習場になっている黒龍江大学構内の駐車場広場周辺の雪の山さえなければ、春を思い出させるような一日だった。この日曜日、私たちは「キャッチボール」と「トスバッティング」そして「内野ノック」と、今シーズン「2度目の野球練習」を楽しんだ。

先週開始した「初めての野球練習」は、私を入れて総勢6人のさびしい練習であったが、今日は約25人の野球愛好家が集まった。昨日、ハルビン理工大学の野球部員から電話があり、黒龍江大学で練習することを伝えたため、約20人の同大学の野球部員と社会人の野球愛好家が集まってきた。

この日、私は新潟で購入した「野球ボール」と「バット」をハルビン理工大学野球部に贈呈させていただいた。来週も天気がよければ、今日と同じ黒龍江大学の留学生宿舎脇の広場で練習を行い、そして4月の日曜日からは、ハルビン理工大学のグランドで野球練習を開始する予定。ハルビンもいよいよ本格的な「野球シーズン」に突入して来た。黒龍江大学の多数の学生諸君の参加を期待している。

「野球ボール」と「バット」をハルビン理工大学野球部に贈呈


野球練習風景

野球練習風景

野球練習風景

野球練習



No.325  「結婚式」のお話。

2011年03月28日 | 日記

「結婚式」のお話。 私が日頃からお世話になっている黒龍江大学日本語教師の馬暁光先生から先日、赤色の紙に金色の文字で書かれた「結婚式」の「招待状」をいただいた。そして今日、馬先生の「結婚式」に参加させていただいた。お相手は名門大学、ハルビン工業大学の教師、劉玉斌先生。

黒龍江大学の「音楽庁」前で定刻に待っていると、「黒龍江大学のバス」が到着した。日本語学科の先生やそのお子さんたちが乗り込むと、約30分程度で会場の松花江河畔の「報業大厦」に到着した。会場には既にテーブルを囲み、大勢の招待客が座っていた。日本では「座席指定」の結婚式であるが、ハルビンのこの「結婚式」は「自由席」だ。私も空いている席を見つけて座ることになった。

次から次へと料理が出され、テーブルの上に、二段重ね、三段重ねと皿が積み重っていく光景は、正に圧巻だ。各テーブルに新郎、新婦が出向き、「挨拶」を述べ、名酒「白酒」で乾杯すると、あとは各テーブル毎に時間まで飲んだり、食べたり懇談することになる。

黒龍江大学東語学院の陳百海院長先生が参加者を代表して、「お祝いのあいさつ」を述べられたほかは、日本の「結婚式」のように、歌などの余興を披露する人や友人、知人の挨拶もなく、テーブルに座った人々と時間まで食べたり飲んだりしたあと、各テーブルごとに自然解散となった。

手をつないで登場した新郎、新婦

「お色直し」後の新郎、新婦


参加者を代表して「お祝いの言葉」を贈る、黒龍江大学の陳百海学院長


各テーブルに「挨拶」と「乾杯」にまわる新郎、新婦

新婦の馬先生と一緒に記念写真を撮ってもらった筆者 (撮影者は新郎の劉玉斌先生)

料理の上にまた料理が


料理の上にまた料理が

料理の上にまた料理が

各テーブルには「タバコ」と「飴」が配られていた。

結婚式の「招待状」の封筒

結婚式「招待状」の案内文



No.334  「慰労会」のお話。

2011年03月27日 | 日記

「慰労会」のお話。 前回、「ブログ」No.318号で「中止の支部対抗卓球大会」のお話をした。この「大会」に参加するため、早朝、ハルビン空港を出発した黒龍江大学教職員選手団が、新潟空港に到着したその日の午後、あの「東北関東大震災」に遭遇した。そのため翌日開催予定の「大会」は中止となり「大会」に参加できなかった黒龍江大学教職員選手団が先日、無事帰国された。

そしてこの日、選手団の「慰労会」が盛大に当大学で開催された。「慰労会」では、当大学の学長助理の張暁光先生、労働組合主席の程国軍先生から選手団に「大会は残念ながら中止となったが、皆さんは日中友好交流に尽力された」と温かい慰労の言葉が贈られた。また、新潟県職員労働組合の吉倉委員長を始めとする当大学選手団に対する心温まる“熱烈歓迎”に、感謝の言葉も贈られた。

この後、選手団団長張宏先生から「大会」の開会式で“団長挨拶”を予定していたが、その機会を失ったため、張団長が事前に準備されていた開会式での「挨拶原稿」が読み上げられ、「慰労会」参加者から盛大な拍手が送られた。豪華な料理を囲み、「慰労会」は大いに盛り上がった。最後は張団長の高音で響きのある素晴らしい歌も飛び出した。私も歌わせていただいた。

また、嬉しいことに、2005年から新潟県職員労働組合主催の「中国語教室」で講師を勤めておられた劉乃慶先生が故郷のハルビンに帰国され、この「慰労会」に特別参加されていたことに驚いた。私も劉先生に数年ぶりにお会いし、おいしいお酒とともに旧交を温めることができた。

大会参加者と大学関係者

大会参加者

新潟県職員労働組合主催の「中国語教室」講師で、この「大会」の選手団通訳を予定されていた劉乃慶さん

開会式に準備していた選手団団長「挨拶文」の朗読

豪華料理の数々

豪華料理の数々

豪華料理の数々

豪華料理の数々

豪華料理の数々(「かぼちゃ」をくりぬいて作った料理の「入れ物」)

豪華料理の数々