元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

No.450  「コーヒー」のお話。

2011年07月31日 | 日記

「コーヒー」のお話。  黒龍江大学へ勤務する前の職場(燕三条地場産センター)で、私は毎日のように本格的な「コーヒー」を飲んでいた。「香り」といい、「味」といい、とても美味しい「コーヒー」であった。それがハルビンでは、ほとんど本格的な「コーヒー」を飲む機会がなくなった。日本の「喫茶店」のような「コーヒー」を出してくれる店が少ないことも理由のひとつ。

ところが、先日、黒龍江大学構内の「音楽庁」の中にある「喫茶店」を見つけた。そこで、本格的な「コーヒー」を飲む機会に恵まれ、久しぶりに美味しい「コーヒー」をいただいた。店内にはバックグランド・ミュージックが流れ、少し薄暗い雰囲気もあり、ゆっくりとリラックスできる店構えの「喫茶店」だ。ここでは「コーヒー」一杯の値段が、15元(日本円で約188円)と少し高め。

しかし、日本で当たり前のように出される“コップ”に入った「冷たい水」は付いてこない。日本で無料でサービスされる氷の入った「冷たい水」のありがたさを、ここハルビンで痛感する。私はリラックスできる場所をまたひとつ発見した。

おいしい“コーヒー”の飲める「喫茶店」の入口

おいしい“コーヒー”の飲める「喫茶店」    黒龍江大学留学生の山口さん(右)と筆者(左)

おいしい“コーヒー”の飲める「喫茶店」の店内

コップに入った冷たい「水」は出てこない。  (砂糖とミルクはサービス

私が普段、飲んでいる「インスタントコーヒー」Maxwell

私が普段、飲んでいる「インスタントコーヒー」Nescafe


 


No.449  「四川省の旅」のお話。(その1)

2011年07月30日 | 日記

「四川省の旅」のお話。(その1)  飛行機は悪天候のため、45分遅れて午前8時45分に「ハルビン空港」を出発した。今回、私は黒龍江大学の“夏休み”を利用して「四川省の旅」に出掛けた。「旅」の目的地は、世界遺産の「九寨溝」「黄龍」「楽山大仏」の3か所。途中、北京に近い「石家庄空港」経由して、小雨に煙る「成都空港」に午後130分に到着。「ハルビン空港」から飛行機で片道4時間45分の長~い「旅」から始まった。

「成都市」は四川省の省都。丁度、ホテルの部屋で放映されていた地元のテレビ番組のニュースの中で、「成都市」の人口は約1.400万人、そして毎年、2.5%の人口増加が続いているとの解説があった。想像以上の大都市だ。

私が宿泊したホテルは、商店街の中心部にあり、裏手には中国革命の指導者で政治家でもある「孫文先生」の立派な“銅像”と“記念碑”が建てられていた。その“記念碑”には、有名な “天下為公”(意味 = 天下は、人々のために)の文字が刻まれていた。

ホテルから歩いて約5分の場所に「イトーヨーカー堂」「伊勢丹」「ユニクロ店」があり、また、成都市内で車から「“味千”ラーメン店」などの日系企業の看板も見られた。「成都市」は、私が住んでいる黒龍江省ハルビン市よりも日系企業の進出が盛んのようだ。

「四川省の旅」  「ハルビン空港」(正式名称 = 太平国際機場)を出発

「四川省の旅」 宿泊したホテルの近くにある「イトーヨーカ堂」と右隣は「伊勢丹」


「四川省の旅」  宿泊したホテルの裏手にある「孫文先生」の像

「四川省の旅」孫文の碑  「孫文先生」の記念碑 “天下為公”

「四川省の旅」成都市内  雨の中のオートバイ

今回の「旅」の目的地は、世界遺産の「九寨溝」

今回の「旅」の目的地は、世界遺産の「九寨溝」


今回の「旅」の目的地は、世界遺産の「黄龍」


今回の「旅」の目的地は、世界遺産の「楽山大仏



No.448  「興凱湖の旅」のお話。(その8)

2011年07月29日 | 日記

「興凱湖の旅」のお話。(その8) いよいよ「興凱湖の旅」も最終回。旅の初日にお会いした黒龍江省鶏西市人民政府の幹部職員の皆さんは、仕事があるとのことで一旦、「旅」の途中、職場に戻られた。しかし、「旅」の最終日の夕食時にご多忙の中、再度、皆さんからご出席していただいた。

夕食は豪華な「韓国料理」。それに地元で収穫した「米」から作られた地酒。こちらでは「米酒」(中国読み =みいじぃお )と言い、このお酒もおいしく飲ませていただいた。白い“濁り酒”で、ワイン風の口当たりいいお酒であった。 

この地区では、健康維持のため、夕方の「ダンス」を楽しむ一般市民が多いことで有名。私達も毎晩、2.000人近くが踊っている会場まで案内していただいた。残念ながら突然の雷雨のためこの日の「ダンス」は中止となり、暗い広い会場だけを見学できた。

その後、鶏西市人民政府の幹部職員の皆さんからは、私たちの夜行列車の出発時刻まで交流していいただき、ここでも人間関係の大切さを知らされた。皆さんの心温まる対応に、厚く感謝申し上げたい。 

「最後の夕食会」。   なかなか切れない長い「麺」

「最後の夕食会」

「最後の夕食会」  日本でいう白い濁り酒「米酒」で乾杯。

「最後の夕食会」  なかなか切れない長い「麺」

「最後の夕食会」  豪華な「韓国料理」

「最後の夕食会」  「餅」と「きな粉」

「最後の夕食会」。   日本でいう白い「濁り酒」

帰る途中「虹」が私達を歓迎してくれた。

市民2.000人が毎晩、踊るという広場を見学。残念ながら雨天中止。

市民2.000人が毎晩、踊るという広場を見学。残念ながら雨天中止。



No.447  「植物園」のお話。(その3)

2011年07月28日 | 日記

「植物園」のお話。(その3) 「植物園」の最終回は、入口付近の一角に位置している「健康歩道」のお話。ゆっくり歩いて半日かかる「植物園」。ここでの最後の見学先は「健康歩道」だ。ご覧のとおり普通の歩道のように見える。しかし、実際にこの歩道の上を歩いてみると、その違いが分かる。

歩道の上に丸い小さな「石」が敷き詰められている。この小さな「石」の上を靴下1枚で歩く。「植物園」を半日歩いた後なので、足が少しむくみっぽい。この「石」が私の疲れた足の裏に強い「刺激」を与えてくれる。黒龍江大学大学院の学生に続き、私も挑戦してみた。足の裏が「痛い!」「痛い!」の連続。しかしこの「石」が与えてくれる「痛み」が、疲労回復には効き目がありそうだ。

この「植物園」には面白い「石」がたくさん置いてある。結婚を間近に控えた新婦さんがポーズをとっている撮影の現場写真も何枚か撮ってきたので、「石」と併せてご覧いただきたい。

「植物園」

「植物園」の健康歩道

「植物園」  「健康歩道」の上を靴下で歩く筆者。足の裏がとても痛い。

「健康歩道」の上を歩く黒龍江大学大学院の学生

「植物園」  歩き終わって「アイタ・タ・タッー」。


面白い「石」    木は今、微笑んでいます。引き続きよろしくね。(「芝生の中に入らないでください」の意味)

面白い「石」。草は今、微笑んでいます。引き続きよろしくね。(「芝生の中に入らないでください」の意味)


面白い「石」。小さな草を踏まないでください。(草にも命があります)

面白い「石」

面白い「石」。は今、微笑んでいます。引き続きよろしくね。(「芝生の中に入らないでください」の意味)


新婚さんのスチール写真

新婚さんのスチール写真

新婚さんのスチール写真



No.446  「卒業生の荷物送り」のお話。

2011年07月27日 | 日記

「卒業生の荷物送り」のお話。  少し前の“話題”で恐縮です。黒龍江大学の卒業予定者は「期末試験」も終わり、学生寮にある大きな荷物は学生寮前に設置された臨時の「ハルビン市郵便局派出所」に持ち込む。そして、小さな荷物は、黒龍江大学構内のC区にある郵便局に出す。郵便局の入口付近は卒業予定者が持ち込んだ荷物で山のようになっていた。

残された不用品は決められた排出場所や、学生寮前に不用品を取りに来た廃品収集業者に渡し、学生達が毎日、使っていた「布団」などは、決められたトラックに積み込んでいた。大学構内は、多くの運送業者があわただしく働いていた。 

自分の「スーツケース」に入る程度の最低限の品物を学生寮に残し、持ち物の処分が完了した学生も多いようだ。帰省する切符も購入し、一部の卒業予定者は、黒龍江大学を後に“故郷”や“就職先”へ帰り始めた。これに期末試験が終わった在学生の「帰郷」が加わり、黒龍江大学は学生の大移動が開始された。

「卒業生の荷物送り」  黒龍江大学C区にある郵便局に集められた「卒業生の荷物」。

「卒業生の荷物送り」   黒龍江大学C区にある郵便局に集められた「卒業生の荷物」。 

「卒業生の荷物送り」  黒龍江大学A区の学生寮前。

「卒業生の荷物送り」  黒龍江大学A区の学生寮前。郵便局のトラックが荷物を回収。

「卒業生の荷物送り」

「卒業生の荷物送り」

「卒業生の荷物送り」  集められた「布団」「枕」「シーツ」などの山。

「卒業生の荷物送り」

「卒業生の荷物送り」

「卒業生の荷物送り」