元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

No.419  「中国ハルビン国際経済貿易商談会」のお話。(その2)

2011年06月30日 | 日記

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」のお話。(その2) 最終日の「商談会」は午前8時30分の開門と同時に、多くの入場者が、気温30度を越える蒸し暑い天気の中、正面入口からドッと入ってきた。入口を入ってすぐ左側に、黒龍江省人民政府外事弁公室が主催する「対外開放成果展」のコーナーがある。

このコーナーでは、日本で発生した“東日本大震災”で、東北地方から新潟県へ避難された人々に黒龍江省側から1.000台の「ラジオ」が泉田新潟県知事に贈呈された「写真」が掲載されていた。当「商談会」の新潟県のブースでも、この支援を含め中国から寄せられた多くの支援に対し、感謝の意を表す「看板」が掲載された。

最終日とあって、どこの展示ブースも多くの人々で埋まっていた。特に商品を販売しているブースには、黒山の人が押し寄せ、身動きがとれない場所もあった。また、山形県の作成した巨大な「垂れ幕」には、驚かされた。旅館の女将さんそっくりに和服を着こなし、正座して「いらっしゃいませ」と言っている“吉村美栄子山形県知事”の「ポーズ」に人気が集まった。

今年の「第22回中国ハルビン国際経済貿易商談会」では、外国との契約額が178.2億ドル(日本円で約1兆4434億円)に達し、過去最高の契約額になったこと。そして国内経済技術協力プロジェクト額が2215.9億元(日本円で約2兆7699億円)になったことを、地元ハルビンの新聞は報じていた。

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」 開門と同時に入場者が会場へ

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」

東日本大震災で新潟県へ避難された人々に、黒龍江省から1.000台の「ラジオ」が泉田新潟県知事に贈呈された「写真」(下)

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」  多くの人でごった返している「新潟県ブース」

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」 「新潟県ブース」前の筆者

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」  「新潟県ブース」

ボランティア通訳として頑張った、黒龍江大学大学院の学生。(私の教え子)

ボランティア通訳として頑張った、黒龍江大学3年生の学生。(私の教え子)

ボランティア通訳として頑張った、黒龍江大学3年生の学生。(私の教え子)

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」  吉村山形県知事の巨大な“いらっしゃいませ”の「垂れ幕」

「新潟県展示ブース」に張ってある、中国からの支援に対する感謝の「ポスター」

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」  韓国ブース

 

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」 飛ぶようになくなった人気の「新潟県パンフレット」

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」 多くの人で賑わうブース

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」の成果を報じた地元新聞「黒龍江経済報」

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」の成果を報じた、地元新聞「生活報」

「中国ハルビン国際経済貿易商談会」 黒龍江省「北大荒集団ブース」


「中国ハルビン国際経済貿易商談会」  黒龍江省「鶴崗市ブース」

 


No.418  「中日学生交流会」のお話。(その3)

2011年06月29日 | 日記

「中日学生交流会」のお話。(その3)    第2部終了後、日中の若者同士が「法被(はっぴ)」を着て記念写真を撮ったり、メール番号を交換したり、日中双方の学生間の交流も活発に行われた。「交流会」は日本語、中国語を交え、第3部の「懇親会」まで続いた。「懇親会」のあと、早稲田大学の学生と黒龍江大学の一部の学生の間では、予定にはなかった第4部(?)の「交流会」も行われたようだ。

私はこの「交流会」事業が今回で終わることなく、来年以降も続くことを願っている。多くの学生の間から「今回のような意義のある企画を、是非、来年もやって欲しい」「次も参加したい」「とても楽しかった」「おいしかった」「面白かった」などという声を聞いた。国際交流は、このような一歩、一歩、地道な努力の積み重ねがあって、成り立っていく。

今回、「民間大使」の役割を果たされた、早稲田大学の8人の男子学生と「ボランティア・スタッフ」として参加された黒龍江大学の学生、そしてこの事業に参加された学生諸君に大きな拍手を送りたい。主催者である“国際交流基金”の有賀様を始め、裏方を務められた事務局の皆さん、そして大学食堂施設の利用などに格別の便宜を図っていただいた、黒龍江大学当局の支援と協力に感謝申し上げたい。

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部


「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部


 「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部  「スイカ割り」のスイカを競争して食べる学生。

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部終了の挨拶をする早稲田大学学生。

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部

「交流会」  第2部  SMAPの「世界に一つだけの花」を手話を交えて歌う両大学の学生。

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第2部



No.417  「まだ続く蚤の市」のお話。  

2011年06月28日 | 日記

「まだ続く蚤の市」のお話。  1か月以上は続いている、この「蚤の市」。会場は、黒龍江大学のA区の「学生食堂」の隣の広場。卒業予定者が教科書、参考書、衣類、台所用品、スケート靴など不要となったものを格安の値段で、在学生に処分している。

よく観察するとお客さんは「在学生」だけではない。一般の市民の方も大勢、買い物に来ていることが分かってきた。自転車やバイクで乗りつけ、衣類、台所用品、雑貨などを中心に購入している光景を目にすることができる。子供連れで散歩を兼ねて、この会場に足を運んでいる人も見られる。

当大学構内では、学生たちが自分の故郷へ、学生寮にある大型の荷物を送ることができる「ハルビン市郵便局、学生荷物発送所」の臨時のテント小屋が数箇所、設置された。いよいよ学年末も近くなった。

私は今週で大学院1年生の最後の授業が終了する。そして金曜日まで、6回にわたり大学1年生と2年生の「日本語会話」の面接試験を担当する。試験の成績の電算入力などが終了すると、夏休みを迎える。学生達は今週が最後の授業。そして来週の試験が終了すると、7月14日から約1か月余りの夏休みに突入し、多くの学生は故郷に帰ることになる。 

「続く蚤の市」  


「続く蚤の市」


「続く蚤の市」

「続く蚤の市」


「続く蚤の市」

「続く蚤の市」  


「続く蚤の市」


「続く蚤の市」


「続く蚤の市」 

「続く蚤の市」 

「続く蚤の市」

「続く蚤の市」

「続く蚤の市」

 

黒龍江大学A区に設置された臨時の「ハルビン市郵便局、学生荷物発送所」


黒龍江大学A区に設置された臨時の「ハルビン市郵便局、学生荷物発送所」


黒龍江大学A区の別の場所で設置された臨時の「ハルビン市郵便局、学生荷物発送所」

黒龍江大学A区の別の場所で設置された臨時の「ハルビン市郵便局、学生荷物発送所」

黒龍江大学B区で設置された「ハルビン市郵便局、学生荷物発送所」


黒龍江大学B区で設置された「卒業予定学生のための不用荷物の置き場」の横断幕

黒龍江大学B区で設置された「卒業予定学生のための不用荷物の置き場」に集まった不用品



No.416  「中日学生交流会」のお話。(その2)

2011年06月27日 | 日記

「中日学生交流会」のお話。(その2)  この「交流会」の第1部の中のイベントで、日本の伝統の遊び道具の「独楽(こま)」と「けん玉」を見せてくれた1人の早稲田大学の男子学生がいた。彼は「独楽」と「けん玉」の練習を相当重ねてきたに違いない。ほとんど失敗もなく、「けん玉」の穴の部分に棒をさしこみ、「独楽」を回し、ひもを使ってそれを自分の「手の平」にいとも簡単に乗せていた。彼のこの妙技には、黒龍江大学の学生達から大きな拍手と歓声が沸き起こった。

第2部は「スイカ割り」と「ダンス」。「スイカ割り」には、目隠しをし、野球バットを持った3人の女子学生が挑戦した。その場で10回、回転してから開始する「スイカ割り」。足元がふらつきながら歩く彼女たちのユーモラスな姿に、会場は拍手と笑いの渦に包まれた。

メイン・イベントの「ダンス」は、早稲田大学の8人の男子学生が、昨年から「よさこいソーラン踊り」の練習に取り組んできたというだけあって、動きもキビキビとしており、統一が取れていて、なかなか見応えがある踊りであった。

嬉しいことに、この「交流会」には黒龍江大学だけではなく、私と毎週、野球で交流しているハルビン理工大学からも15、6人の野球仲間の学生が参加してくれた。「スイカ割り」に使った“野球のバット”はこの野球部員が持参してくれたもの。

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  第1部で「けん玉」の説明と実演をしている早稲田大学の学生。

「けん玉」の説明と実演をしている早稲田大学の学生。

 第1部での記念写真を撮る日本、中国の学生同士。

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」    第2部で「開会の挨拶」をする早稲田大学の学生。

 

「すいか割り」に挑戦する「ハルビン理工大学」の学生

「すいか割り」に挑戦る「黒龍江大学」の学生

「すいか割り」に挑戦る「黒龍江大学」の学生

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  気合の入った「よさこいソーラン踊り」

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  舞台の袖で法被姿に。

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」

「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」

 

中国と日本の大学生同士が「踊り」と「歌」を、同じステージで披露


「ハルビン中日交流の窓 ・ 中日学生交流会」  


 


No.415  「野球練習」のお話。

2011年06月26日 | 日記

「野球練習」のお話。  今シーズンに入り、既に14~15回程度の「野球練習」を「ハルビン理工大学」のグランドと「黒龍江大学」の駐車場で重ねてきた。初心者もだんだんと「アウト」「セーフ」などの基本的な「野球ルール」が分かるようなってきた。そしてヒットを打ったときの快感を経験し、バッティングの楽しさも感じ始めた選手も多くなってきた。「ハルビン理工大学」の選手の中に入って、「黒龍江大学」の学生と日本からの留学生も一緒に練習を楽しんでいる。

「ハルビン理工大学」野球部のキャプテンが、今日の練習の「目的」を、練習前に部員に十分説明する。次にこれから実施する「練習メニュー」を詳しく時間を入れて解説する。「野球練習」の前には、みんなで「ファイト」「ファイト」の声をかけながらグランド3周の“ランニング”。次に“ストレッチ”を日本語で「イチ」「ニー」「サン」「シー」とみんなで「かけ声」を出しながら体の筋肉を十分伸ばす。

そして“キャッチボール”には、一番時間をかける。その後、選手は内野、外野に分かれノックを受ける。ここで私の出番が回ってくる。最近は、練習後に行う「紅白試合」を積極的に楽しむ選手も出てきた。これからどんな選手に育ってくれるのか、楽しみだ。今後とも、週に1回、熱心な学生とともに「野球練習」に汗を流していきたい。

追伸(今回、「濱才日本語学院」の松永先生と三浦先生、「ハルビン医科大学」の西山先生が黒龍江大学での野球練習に参加された。練習後、近くの韓国料理店で楽しく懇談させていただいた。)

 

ノックをする筆者(右) (左)は、野球のうまい黒龍江大学留学生で、日本の高校野球経験者。


「野球練習」外野の守備練習  本格的なユニフォーム姿の選手も。


「野球練習」   内野ノック、外野ノックを交互に繰り返す


「野球練習」  練習開始前のミーティング


「野球練習」   練習開始前のミーティング


「野球練習」  内野の守備練習


「野球練習」   内野の守備練習


「野球練習」 別のグループの「ノック」をする、スポーツマンのハルビン理工大学の日本語教師。


「野球練習」  外野ノックをする筆者


「野球練習」   内野の守備練習


「野球練習」  ここへボールを投げて!!


「野球練習」   外野フライの練習 (バットを持って「ノック」をする筆者 


「野球練習」  練習前のランニング 


黒龍江大学「駐車場」での練習

黒龍江大学「駐車場」での練習

黒龍江大学「駐車場」での練習

黒龍江大学「駐車場」での練習

黒龍江大学「駐車場」での練習

黒龍江大学「駐車場」での練習    黒龍江大学ドイツ語教師の力強い投球フォーム

黒龍江大学「駐車場」での練習  休憩中の記念写真

練習終了後、韓国料理店で昼食(右から学生の孫さん、楊さん、三浦先生、西山先生、松永先生と筆者)


6月25日、黒龍江大学駐車場での野球練習

6月25日、黒龍江大学駐車場での野球練習