元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

黒龍江大学日本語教師No.155

2010年10月09日 | 日記
樹木に白い「石灰液」を塗り始めたお話。黒龍江大学の構内に植わっている数多くの樹木に「石灰液」がいっせいに塗られ始めた。地上から1メートル程度の高さまで1本、1本、丁寧にそして、かなり厚めに「石灰液」をほうきで塗っていく。

これから寒い冬を迎えるハルビン。昆虫が木の上部の樹皮の中に入り込む前に「石灰液」を塗り、事前に侵入を防ぐのだそうだ。これは中国の「風物詩」のひとつとなっている。北京や大連に行ったときも、地上から1メートル近くまで「白いペンキ」のようなものが樹木に塗られてあった。街路樹に塗られた「白いペンキ」部分は、夜間照明がない道路では、車のライトがこの「白いペンキ」部分に反映し、道路との境を運転手に教える「ガードレール」的な、貴重な役割を果たすとのこと。

樹木に「石灰液」を塗り始めました。



きれいに「石灰液」を塗り終わった樹木。