パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

鳥撮り物語 86 チョウゲンボウ(繁殖期)

2015-06-29 21:24:54 | チョウゲンボウ
鳥たちの繁殖・子育てもそろそろ一段落のころ・・・

今年観察したチョウゲンボウの繁殖を時系列にまとめてみました。・・・と言っても、基本週一のカメラマン・・・頻繁に様子を見に行けるはずもなく、他にも撮りたい鳥はいるし、天候だって思うように行かない時もあり、結局行った時の記録に過ぎません。

3月14日・・・

この頃になると、このフィールドはチョウゲンボウのペアリングや繁殖行動が見られます。
昨年はここでは3組のペアができ、営巣・子育てがありました。
この日も私の見た限り、3組のペアが誕生する気配が伺えました。
木の上では・・・
この時期の交尾はまだ擬似交尾で本当の繁殖のための行為ではないと思いますが、今後に期待が持てる姿です。


過去2年のわずかな私の経験値で、チョウゲンボウの抱卵期間は4週間、巣立ちまでにはさらに3週間・・・と見ています。
産卵は5月始めと想定し、5月末ころヒナの誕生。6月半ば過ぎにそろそろ巣立ちが始まる・・・と予測をたて、その間の産卵・抱卵の時期は観察・撮影を控え、次に訪れる日を楽しみに待つこととしました。

そして、5月29日。久々に訪れてみると・・・

到着とともに北側の巣からは賑やかなヒナたちの鳴き声が聞こえてきました。
向かいの木の上ではメスが木の上で獲物を捌いています。胸から腹にかけて、抱卵斑(卵を温めている痕)がハッキリ・・・
メスはこれからヒナたちに餌を与える準備中です。
チョウゲンボウの巣は橋の橋脚などの穴で、中の様子は伺えず何羽のヒナが誕生しているのかわかりませんが、嬉しい声と姿です。



6月7日・・・

到着早々、メスが木の上でお出迎え!
抱卵斑がここでもハッキリ・・・


北側のヒナ。4羽を確認!
何故か?羽ばたきの練習?をしているヒナを3兄弟がみな注目しています。それぞれの顔の表情が実にかわいい!!


この子が一番成長が早く、ちょこまかとあちこち動き回っていました。巣立ちの日も間近?


6月20日・・・
到着して驚いたこと・・・
①「ゲゲッ!北の兄弟がいない!」
②「ギョギョ!南のヒナが大きくなって飛び回っている!」
③「アレ~!まん中のペアの姿が見えない!」
・・・一週間、来るのが遅かった!!

到着早々、木のてっぺんにいる南側のヒナ(もう幼鳥ですね)発見!正直こんなに大きくなっているとは・・・驚いた!


遥か上空、随分と高い所を飛び回る親子。もう大きさは区別がつきません。(右側が幼鳥)
このとき、4羽が一緒に空を舞っていました。おそらく、親鳥と幼鳥2羽だと思いますが、近くの木にもう1羽も・・・これが南の子かは不明。
南の子どもたちは結局、2羽ないし3羽ってところでしょうか?


お母さん鳥とツーショット。上が幼鳥。


飛び出しもカッコいい!!


この日、確認できた北の幼鳥はこの1羽。
おそらく、成長が一番遅いこの子だけが残っていたのでしょう。


残念ながら、今年はまん中のペアだけ子育てに失敗したようです。何が原因かはわかりませんが・・・来年はここで3組揃っての営巣・子育てに成功して欲しいものです。
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