パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 246 2017総集編

2017-12-29 20:58:35 | 総集編
鳥撮りをはじめて5年目の2017もあとわずか・・・
年末恒例?酉年の今年1年を振り返ってみたいと思います。

今年の気象は例年にも増して異常気象だったと言えるでしょう。梅雨の時期は極端に雨が少なく、私がよく行く東京港野鳥公園では淡水池が干上がるほど・・・こんなことは開園以来初めての出来事だったそうです。空梅雨が明けたとたん皮肉なことに降水量は増大し、なんでも東京地区では8月、21日間連続の降水日数を記録したり・・・秋には長寿台風や線状降水帯などという聞きなれない言葉がニュースを賑わし、記録的なゲリラ豪雨で九州地方や東北方面に甚大な被害を及ぼしたことも記憶に新しいところでしょう。10月には関東地方では2週連続で週末に台風通過があり、台風被害が頻発した年だったと言えるでしょう。ここ数年、ゲリラ豪雨の傾向が続きますが、今年はさらに輪をかけて特定の地域に集中的・記録的な量の雨を降らせたような気がします。

そんな1年、今までなら今年のベストショットを10点ほど選び、ここに掲載させていただいていましたが・・・今年はそれができません!
自分自身でこれがベストショットと言える写真がないのです。普通ならシャッターを切った瞬間「ヤッター!」とかモニターを見て「これはいい写真が撮れた!」とか・・・そういうものがあるんですが・・・今年はなぜか?そんな手応えを感じた写真がないのです。
・・・その理由はわかりませんが、自分の写真に対する目が厳しくなったのか?・・・本当にヘボ写真しか撮れないのか?・・・はたまた感激が薄くなったのか?・・・そんなことはないと思うんだけどな~!

そんな訳で今年の総集編は今年出会った初見・初撮りの鳥さんを10点ほど選んでご紹介することとします。今年のニューフェイスは19種、これで通算143種の鳥さんと出会ったことになります。初見・初撮りの鳥さんはいくつキャリアを重ねても嬉しいものです。

ニシオジロビタキで賑わった公園に隣接する小川にいたアカエリカイツブリ・・・(1月)


ミサゴ狙いで行った湘南の海岸。本命に見放されましたが、ウミアイサのペアが相手をしてくれました。(1月)


以前から撮りたかったハイチュウことハイイロチュウヒ。実はコミミズクを本命に出かけましたが、風が強くコミミは現れず、代わって出てくれたのがこのハイチュウです。かなり遠い距離・・・(2月)


2日連続で通った北関東の遊水地。ボウズ覚悟の夕方5時、やっと飛んでくれた本命コミミズク・・・(2月)


今年、話題を集めた鳥さんのひとつかも?ソリハシセイタカシギ・・・(6月)


富士山5合目で3度目にしてようやく出会えたキクイタダキ・・・(7月)


キクイタダキと同じ日、メボソムシクイ・・・(7月)


これも今年話題のノゴマ・・・埼玉県の人造湖でわりと長い滞在でした。(10月)


あまり遠出をしない私にはゴジュウカラは初対面。富士方面の水場にて・・・(10月)


セッカも今まで出会いの機会はありませんでした。10月に初見・初撮り・・・不思議なもので、その後はよく見かけます。
これは12月に撮影したもの。


番外・・・
11月、多摩川河川敷で見つけた黒いスズメ。その後、ここを訪れる度、姿を探しましたが見つかりません。


今年1年、私の拙いブログをご覧くださいました皆様・・・ありがとうございました。
どうぞ、よい年をお迎えください。
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一期一会・・・鳥撮りの記 245 2017撮り納め 多摩川河口域

2017-12-26 18:04:25 | 多摩川
今日は野暮用のためお出かけ予定。
それでも朝のうちなら何とか・・・と、地元多摩川の河口域へ・・・朝8時から9時半までの短時間の探鳥でした。
今年最後の鳥撮りには少々物足りない時間でしたが、わずか1時間半の間でもまずまずの鳥果でした。

まだ人の少ない早い時間は葦原の手前のほうにオオジュリン、セッカなどがよく姿を見せてくれました。

オオジュリン・・・




セッカ・・・




遠い川面に3羽の水鳥が・・・てっきりカンムリカイツブリかな?と思ってカメラを向けると・・・
どうやらウミアイサのメスのようです。オスの姿はなく、なぜメスばかりなのか?疑問ですが、ここでウミアイサに会えるとはラッキーです。




普段は写欲のわかないヒヨドリですが・・・


カンムリカイツブリ・・・


上流からノスリが・・・


川の中ほどにはミサゴ。でも遠い距離で大トリです。


今年1年、撮り納めの場所として地元多摩川はある意味ふさわしいフィールドと言えるでしょう。

PENTAX K-3Ⅱ
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 244 都会の猛禽 ノスリ、ハイタカ、オオタカ

2017-12-23 20:30:35 | ノスリ
今日は都内の有名神社へ・・・狙いはルリビタキ。
ところが最初に境内で見かけた本命さんはその後はさっぱり!期せずして昨年の今日、12月23日もここを訪れていてルリビタキがサービスよく相手をしてくれたものでした。今年は遅れているのか?ダメなのか?ちょっと気になるところです。ルリビタキばかりか、ジョウビタキも姿がなく、常連のヤマガラ、シジュウカラ、アオジなども例年に比べて数が少なかったですね!
そんな訳で早々にここを諦め、隣接する公園のバードサンクチュアリへ場所替え、オオタカ狙いに変更です。
ただ、この場所でのオオタカは条件が難しいんですね~!開けた角度が狭く、オオタカが横切っても捉えきれず・・・木にとまっても枝が込み合っているし・・・カラスにすぐ追い立てられるし!ここでは今まで、すっきりしたオオタカの写真を撮れた試しがありません。

対岸の池の淵に珍しくノスリが降り立っていました。


木とまり・・・


対岸の倒木に・・・よく見ると何かを掴んでいます。
この時、ずっとノスリの動きを追いかけていましたが、狩りをした様子はなく・・・もし狩りをしたならこんな原型を留めない獲物は考えられません。
ここでハッと気が付いた!実はこの少し前、オオタカがハトを捕らえて右側の木の中へ・・・おそらく、このノスリの獲物はオオタカから強奪してきたものだと思います。


オオタカから奪い取った(と思われる)獲物を食べるノスリ。


食べ終わると、すぐ飛び出し!
木と木の隙間に被ることなく奇跡的に収まった1枚。


食後の水浴びを終えて・・・


神社の境内でもこの公園でも、大空を飛ぶハイタカを何度か見かけました。
飛翔姿・・・3枚






肝心のオオタカは・・・
ハトを捕らえた姿も、目の前を横切った姿も捉えきれず・・・唯一、枝被りのこの1枚!
久しぶりに見るきれいなオスの成鳥なんですが、残念!!


結局、今日はルリビタキからオオタカ狙いに変更・・・最終的にはノスリが主役となった1日でした。
今年もあとわずか・・・撮り納めにはもう1回くらいチャンスがあるかな?

PENTAX K-3Ⅱ
HD PENTAX-D FA150-450 F4.5-5.6ED DC AW(35mm換算225-675mm)

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一期一会・・・鳥撮りの記 243 ハヤブサ

2017-12-17 19:57:19 | ハヤブサ
今日は久しぶりに湘南のハヤブサを撮りに行って来ました。
9月5日以来の3か月以上のハヤブサ撮影です。前回は残暑の季節から冬寒の候と3か月の間に真逆の気候となりました。
相変わらずハヤブサペアは健在で・・・夫婦仲がいいのか?悪いのか?わかりませんが、それなりに飛んでくれ楽しませてくれました。
今日は冬晴れの快晴で、大空を飛ぶハヤブサには青い空が何よりありがたい背景です。

今日の狩りはこれだけ・・・
犠牲になったメジロには可哀そうですが、これも自然の摂理で仕方ないこと・・・メジロの命がハヤブサの命に・・・命の連鎖です。


割と近いところを飛翔!なんとかフレームに収まった。


崖の上から飛び出し・・・


木とまり、2枚・・・




凛々しい表情・・・


飛翔姿・・・


俗に言う、背打ちです。


スピードアップ!


遠い距離、トビをめがけて急降下!鬼トリです。


今日は風はたいしたことはありませんでしたが、足元が洗われるほど波が高く予定より早めに切り上げ・・・このポイントに行くときは事前に潮見表と天気予報は要チェックです。

NIKON D500
AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR+TC-14EⅡ 700mm(35mm換算1050mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 242 多摩川の野鳥 カワセミ、モズ、ジョウビタキ

2017-12-13 20:04:20 | 多摩川
有給休暇の冬晴れの今日は、およそ3週間ぶりに多摩川の下流域へ・・・
現れる鳥さんの顔ぶれはあまり変わりばえしませんが、のんびりと撮影できるのが魅力です。

前回もそうでしたが、今日もここでお目にかかったご仁・・・昼過ぎにひょっこり現れて、カメラを取り出すわけでもなく鳥を観察して記録をつけている!思い切って声をかけて伺うと・・・もう22年間、1日もかかさず毎日・・・雨の日も風の日も、台風の日もず~と通い続けて多摩川の野鳥を「今日は〇〇が何羽、△△が何羽・・・」と記録し続けているそうです。22年間、この場所でおよそ150種の野鳥を確認してきたそうですが、その中には東京都で初めて確認された鳥や、聞いたことのない名前の野鳥の写真も見せていただきました。写真の撮り方もガツガツしたところはまったくなく、光の条件が良いときに、撮りたい鳥さんが撮りやすいところへ現れたらカメラを取り出して撮る!・・・といった、極めて自然の体です。
私もかねがね、1つのフィールドを定点的に観察し続ける鳥撮りもアリ!かなとは思ってみることもありますが、まだまだあちこち回っていろいろな鳥さんを撮りたいという欲求のほうが勝ってしまいます。

さて、本日の成果は・・・

ピラカンサがらみのカワセミはぜひ撮りたいシチュエーションでしたが、まさかここで撮れるとは思いませんでした。




小さな魚を捕らえて・・・


ホバリング・・・


ここはモズ メスの縄張りです。


カメムシのような小さな獲物をくわえて・・・


獲物を求めて飛び出した!


ジョウビタキ オスはモズ子と競合する縄張りで奮闘中!
草の実か木の実か?餌をくわえて・・・






話は最初に戻りますが、鳥撮りの趣味はライフワークとしてこの多摩川をフィールドにするのも悪くないと思っています。
まあ、毎日が日曜日になったら真剣に考えてみましょう!

PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)


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