パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 201 チョウゲンボウ

2017-04-23 20:39:44 | チョウゲンボウ
快晴の今日、オオタカを第一目的とし、午後からはツミの公園へ・・・と予定をたてたものの、見事に期待外れ!
オオタカは先々週行った翌日から巣近くの通路封鎖があると承知していましたが、今日行ってみると通行止めの他に周辺の通路も撮影禁止!
双眼鏡での観察もNG・・・要は通路で立ち止まることはダメと言うことです。
そんな訳で、ほんの1時間ほどでここを諦め、ツミの公園へ・・・先々週と同じ行程です。
実は先週もこの公園にツミの様子を見に立ち寄ったのですが、先々週はツミの姿はまったく見せず!先週はオスがほんの1分ほど姿を見せてくれましたが、すぐどこかへ飛び去って帰って来ず!メスの姿はまったくなし!!

鳥撮りを始めた最初の年は別のポイントでツミを撮らせてもらいましたが、翌年から3年続けてこの場所で繁殖期のツミを観察してきました。しかしながら、今年はこの公園での営巣はかなり厳しい予感です。結局、ここも2、30分ほどで見切りをつけ都下の公園に向かいましたが、ここでもツミの気配なし!
どうやら今シーズンはツミとの縁はなさそうな雰囲気です。
仕方なく本日4か所目のポイントとして、いつものチョウゲンボウの里(仮称)へ・・・
あれやこれやの回り道で到着が遅くなったことと、北側のペアは既に抱卵に入ったようで、メスはもちろんオスの姿を見ることはありませんでした。
かろうじて南のペアが姿を見せてくれ、まあなんとかボウズを免れた・・・って感じかな?

今日はちょっとグロいシーンがありますので、苦手な方はパスしてください。

南側のオス・・・


飛び出し・・・


獲物のトカゲをくわえて・・・


メスを待つ!


メスへの餌渡し・・・手前がオス。


オスからもらった餌を食べるメス・・・


そのあとは・・・
木の幹や枝が込み合った場所。かろうじて2羽の顔が見えた瞬間・・・


メス・・・2枚




それにしても・・・今シーズン、ツミの見込みがないのは寂しい限りです。
ずっと撮り続けてこれたこともありますが、「ツミと言えば、この公園」と言えるほどバーダーには名の通った公園でもあり、また自宅からも割合近いところでもあり・・・残念でなりません。(今年はダメ!と決まったわけではありませんが・・・)

NIKON D500
AF-S Nikkor 300 F2.8 ED VR+1.7テレコン 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 200 ハヤブサ

2017-04-13 20:35:54 | ハヤブサ
今日は有給休暇をとって3月25日以来のハヤブサ狙い!
新しいメスを迎えて初めての繁殖シーズン・・・うまく行って欲しいものです。
今日のこのポイントの干潮時間は正午少し前。いつもよりちょっと遅く、9時前に到着。午後3時ころまでの撮影予定です。
ところが午前中はハヤブサの姿が見えず!時々メスが姿を見せるものの、すぐどこかへ飛んで行ってしまい、しばらくは留守状態。
オスの姿は3時間ほどたっても現れず、正直何かあったのか?と心配してしまいました。
・・・そんな訳で、午前中は満足にシャッターを切るチャンスもなく、ひたすら待ちの体制!
昼を回ったころ、オスが獲物を抱えて帰還!その後、気が付くとメスも帰ってきていて・・・それからは、オスが捕らえたエサをシェアしたり、崖から崖へと飛び回ったり・・・撤収時間まで楽しませてくれました。

オスが獲物を持って帰ってきましたが発見が少しばかり遅く、気がつくともう頭の上の上空!三脚をセットした状態なので真上には向けられず・・・
とまるところに狙いを定め・・・獲物はどうやらキジバトのようです。


食べ残した餌を持って飛び出し!


飛び出し2枚・・・




枝への飛びつき・・・


飛翔姿・・・










NIKON D500
AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR 500mm(35mm換算750mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 199 チョウゲンボウ

2017-04-08 20:57:43 | チョウゲンボウ
朝、起きると雨・・・
昨日の天気予報では早朝の雨も早めに上がり、曇りとなるようで迷わず鳥撮り決行!狙いはオオタカ・・・
現地に着くころには雨も上がっているだろう・・・と楽観視していましたが、雨は止まず!次第に本降りに・・・
上下の雨具にカメラ・レンズにもレインカバーをつけ、雨対策バッチリで臨むもオオタカは現れず!
こんな天気じゃやはり飛んでくれません。林の中を探しても声すら聞こえず・・・2、3時間でここを切り上げ、ツミの公園へ移動。
昨年より1週間ほど早い様子見でしたが、残念ながらツミの姿は確認できませんでした。
良く考えれば・・・まだ来ていないのか?悪く考えれば・・・今年は来ないのか?
ついつい悪いほうを考えてしまうのは、野鳥CMの悲しい性ですかね~?

結局、ツミの公園も1時間足らずで諦め、さてどこへ行こうか?このまま何も撮れずに手ぶらで帰るのも癪だし・・・
そこで向かったのがチョウゲンボウの里(仮称)です。
1時ころ到着すると、ようやく雨も上がり撮影も楽になりましたが、やはりこんな天気でチョウゲンさんの出も今一、今二・・・

北側のオス・・・


飛び出し!


これも北側のオス・・・


北側のメス・・・


これも北側のメス・・・


南側のオス・・・


オオタカの公園では明日から営巣ポイント付近の通路を閉鎖するようです。鳥さんのためにはいいことですね。

NIKON D500
AF-S Nikkor 300 F2.8 ED VR+1.7テレコン 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 198 桜花来鳥

2017-04-02 20:27:18 | メジロ
全国に先がけて東京で桜の開花宣言が出されたころ、満開予想時期はこの週末・・・ところが、この1週間は寒い日が続き、残念ながら桜の見ごろは先延ばし模様!
とは言え、来週では見ごろも過ぎてしまいそうで・・・昨年、不発に終わったサクカワこと、サクラ&カワセミ狙いで多摩川中流域の桜の名所へ出かけてきました。
その前に、愛車のボディコーティングが薄れてきたので途中の武蔵小杉のGSに立ち寄り車を預け、南武線を利用しての鳥行です。午後4時には仕上がるので撮影には丁度いい時間確保です。
ここの開花状況は、3~4分咲き程度。それでも、多摩川沿いということでたくさんの人が来ていました。

桜に集まる鳥さんの中で一番頻繁にやってくるのは・・・メジロです。
今日の主役となりました。






今日の最初のショットはこのゴイサギ・・・
まさかゴイサギが桜の木にとまっているとは思わず、気が付かず・・・姿を見てあわててカメラを構えると、すぐに飛ばれてしまいました。
桜がらみで撮れたのは、この1枚。
まだ成鳥になりきらない亜成鳥のゴイサギだと思います。


普段は写欲もわかないヒヨドリですが、桜がらみでは画になります。


本命のつもりのカワセミは・・・何度か飛んで来るものの、桜にはなかなかとまらず!・・・また、とまってくれてもこんなもん!!
これじゃサクカワとは言えないな~。また来年、チャレンジです。




花の見ごろには少しばかり早い時期でしたが、やはり桜を愛でながらの鳥撮りはいつになく、ウキウキします。
短い開花期間・・・1年に1度の贅沢な鳥撮りかも・・・?

PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 197 機材編 雲台の巻

2017-04-01 13:16:29 | 写真
写真機材のうち、雲台ほど「これはいい!」というものに出会っていません。
特に一脚用においては、野鳥撮影の大型レンズやカメラを支えるしっかりした雲台は選択肢すら少ないのが現状です。

今現在、私が所有している最重量のレンズ・カメラの機器構成はNIKONのゴーヨンレンズとD500の組み合わせ・・・トータル5㎏弱。
これを載せる雲台は・・・ご多聞にもれず無理して買ったザハトラーFSB6。
それまでは、マンフロット501HDVを使用していました。この機種は廃盤機種ですが、現行のMVH502は設計ミスではないか?と思われるようなレバーの位置が悪く、使い勝手が頗る悪い・・・という評価を見て、中古の501を入手したものです。
この501HDV・・・大きな不満があるわけではないのですが、今ひとつしっくりこない!スムーズに動かす、しっかり止める・・・この一連の動きがぎこちないような感覚。さらに、しっかり止めたつもりでも、いつの間にか「おじぎ」をしていたり・・・
癖をつかめば、何とかものなる!とは思うのですが、使うたびいつも悶々としていました。


そこで、思い切って購入したザハトラーFSB6。10万円超の出費、マンフロットとは3倍、4倍の価格差です。
たかが雲台に10万とは・・・でも、バーダーさんの多くが使っているところを見て、やはり行き着く先はザハトラーなのか?という期待を込めて清水の舞台を飛び降りた次第です。
さて、その使い勝手は・・・確かにいい!滑らかな動きに中にも粘りがあり、ピタリと止まる。動体を追いかけるにもブレを感じずスムーズに追える。テンションもある程度自在に調整できる・・・など、今までにない性能だと断言できます。
ただし、コストパフォーマンスを考えると・・・この程度の良さがあって然るべき!で、マンフロットの3倍、4倍性能があるわけでもなくザハトラー神話に惑わされた気もしないではありません。・・・とは言え、この性能には一応満足しており、これ以上の機種を求めるのは現実的ではなく、しっかり使いこなして行こうと思います。


三脚用雲台はひとまずザハトラーに落ち着いたとして、ず~と探していた一脚用雲台・・・やっと満足のいくものに巡り会いました。
KIRK MPA-2N!昨年12月、正規代理店に発注してから待つこと2か月以上・・・本国アメリカからの商品供給が間に合わず、予想以上に待たされましたが、待った甲斐があった品です。ゴーヨンどころかロクヨン、ハチゴロークラスでもがっしり止める固定力は評判通りで、締め付けノブも力を入れることなくジワっと閉まる感覚は素晴らしいものです。一脚用なのでティルト(上下)運動だけですが、ノブの締め付け具合でテンションも自在にかけられ実に使いやすい雲台です。


それまで私は一脚用にはSIRUI L-10を使っていました。
これはKIRKに比べると1周りほど小さく華奢で、せいぜいサンニッパを支えるのが限界で、油断をして締め付けが甘くなるとカクンとなってしまいます。それこそ指でも挟んだら大変なことになります。


レンズ・カメラで約5㎏、ザハトラー雲台約2㎏、合計7㎏の頭でっかちともなると・・・皮肉なことにそれを支える三脚はより頑丈なものが必要となってきます。私はザハトラーを載せる三脚はGITZO3型のシステマティック三脚を愛用しています。
小型軽量、高性能のKIRK MPA-2Nの利用価値をもっと高めるため三脚使用を検討・・・ティルト(上下)運動のKIRKに、パン(左右)運動のパノラマ雲台を組み合わせることで三脚でも使えるようにしました。
KIRK雲台 約400g、パノラマ雲台 約200g、合計約600g。ザハトラー 2㎏の3分の1以上の軽量化です!これで、もう一つの手持ちの三脚GITZO2型(バサルト)に載せても充分ビデオ雲台としてゴーヨンでも使えます。


これは、実にありがたいことで・・・電車利用の時、或いは駐車スペースから遠い撮影場所に行く時などはカメラをレンズに取り付けたまま収納できるNIKONのリュック脇に収納し荷物一つで出かけられる!撮影目的と機材選びの幅が大きく広がり、そのメリットは大です。


カメラやレンズは商品情報やカタログスペックの数値などで、その性能はほぼわかりますが、雲台などの性能は数値などではわかるべくもなく、実際使ってみなければ長所・短所がわからない!・・・これが、なかなか曲者で・・・我が家に使わない雲台がゴロゴロしている理由でもあります。
ザハトラーとKIRK・・・この2つとの出会いで、理想の雲台探しの旅はひとまずこれで終了のことでしょう!
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