パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 222 アオバト、ハヤブサ

2017-08-26 18:32:32 | アオバト
今日は所用があるため、午前中限定で西湘のアオバトのポイントへ・・・
暑さのため少しでも涼しい時間帯と、有効に時間を使いたいため、始発の次の電車・・・と、朝早い出発でした。
アオバトは夏のこの時期、丹沢方面から群れでこの海岸にミネラル補給のため海水を飲みにやって来ます。
ここはアオバトの飛来地として神奈川県の天然記念物にも指定されている所で全国的にも有名な場所です。今日も隣にいたCMは名古屋の方から夜中に東名高速を利用して来たそうです。

アオバトはやはり青空が似合います。
今日の天気予報では晴れは午前中、午後からは曇り、一時雨も・・・










8月後半からはアオバトを狙ってハヤブサがやって来ます。
今日も若が登場!


体色と斑紋の様子から多分今年生まれたまだ幼い幼鳥ではないでしょうか?


アオバトを追うハヤブサのスピードになかなかカメラが追いつきません。


何度もアタックを繰り返しては失敗!
でも、とうとう獲物を捕らえました。かなり遠い距離で大トリです。


ハヤブサの狩りが終わると引き上げるCMは多数・・・
私も暑さのためすぐに退散!ほんの2時間足らずの撮影でした。日陰のない海岸での撮影はこれが限界!!

PENTAX K-3Ⅱ
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 221 カワセミ

2017-08-19 18:20:59 | カワセミ
京浜地区では雨の少ない梅雨が明け、8月に入ると晴れの日には縁遠い天候が続いています。
鳥撮りも常に天気予報と睨めっこですが、こんな調子じゃ計画も立てられません。
今日の天候は数日前では雨模様でしたが、昨日の予報では曇りに変わった!せっかくのチャンスなので急遽、横浜の海に近い公園へ・・・
ここではカワセミの一番子から三番子が姿を見せ親鳥からの給餌が見られるようです。もっとも2日ほど前のブログ情報なので先に生まれたヒナたちはもう自立しているかもしれませんが、三番子あたりの餌をもらうシーンは見られるだろうと出かけて来ました。

お父さん鳥が大きなハゼを捕まえた!
獲物にありつけるのはどっちの子か?


向かって左側の子に・・・こっちの子のほうが幼いようです。


ところが獲物が大きすぎて、なかなか食べられない!
結局、右側のお兄ちゃんに・・・


お兄ちゃんが食べられることを確認してか?お父さん鳥が飛び去った!


お父さん鳥に餌をせがむ幼鳥。


「ほれ!」・・・と、お父さん。「うん、ありがとう!」


・・・ところが、これはまったくのフェイント。お父さん鳥は餌を離さず・・・幼鳥に与えない!
そして、逃げるように飛び立った!


慌ててお父さん鳥を追う幼鳥。
今日はこんなシーンが何度も見られました。親鳥がなかなか餌を与えず幼鳥の自立を促す行為と思われます。


幼鳥同士のバトル!


ここでも・・・


この子が一番のチビッ子・・・三番子と思われます。くちばしも短く、まるでヒヨコのようです。


この子が一番子のようです。もう自分で立派に獲物を捕らえます。


カワセミの親鳥から幼鳥への餌渡しシーンにお目にかかる期間は割と短く、特に週末CMの私にとってはそんなチャンスは逃したくありません。
そんなわけで迷うことなく出かけてみましたが、ほんの3時間ほどの撮影時間・・・飽きることなく楽しめました。

PENTAX K-3Ⅱ
smcPENTAX-DA★300 F4 ED SDM+1.4TC 420mm(35mm換算630mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 220 カワセミ

2017-08-13 20:39:45 | カワセミ
3連休の最終日、およそ1年ぶりに横浜市内の公園へカワセミ狙い・・・
毎年、撮る鳥さんがいなくなると訪れる場所です。
今まではほぼ行けばそれなりに撮れたカワセミですが、今年はちょっとばかりいつもと違い出が悪い!
そういえば5月頃だったか?久しぶりにカワセミを撮りたくて出かけたところ、カワセミのダイビングポイントの池の水は水位が低く池底が露出していて大きく様変わり!いつもなら砲列をつくっているCMも一人もいず、当然カワセミもやって来ない!
いつも通り公園の駐車場が開くAM8:30に到着、カワセミの池に着くと・・・CMたちが勢ぞろい!・・・デジャヴを吹き払いまずは一安心!!

ところがいくら待っても一向にカワセミは現れず。聞けば、私が到着する少し前にメスが現れ2、3回ダイブして魚を捕り、幼鳥を追い払って飛んで行ったそうです。
正午を回ってCMたちの多くは撤収、結局、私を含め3人が残ったのみ・・・このまま手ぶらじゃ帰れない!

12:30頃、待つこと約4時間・・・ようやく現れたカワセミは追い出されたと思っていた幼鳥でした。






幼鳥の行動はどうも読めない!餌捕りも遠くの対岸ばかりで池中央の止まり木にはやって来ない!
離れた木の上で捕らえた小さなザリガニかエビを食べる・・・ちょっと遠い距離。


対岸を飛び回る・・・今日撮れた唯一の飛翔シーン・・・


やっとメスが姿を現した・・・ここでも幼鳥を追い払った!
傷んだ羽毛とくすんだ体色は子育てに明け暮れた勲章ですね。
このメスは昨年と同じ個体です。






小さな魚をGET!


繁殖期の鳥さんたちは頭が下がるくらい深い愛情をもってヒナを育てますが、ヒナが独り立ちできるようになると自分のテリトリーを守るかのようにヒナを追い払います。一見、非情な行動にも思えますが、これも厳しい自然の中で誰にも頼らず生きて行きなさい・・・という親の子に対する最後の愛情なのかもしれませんね!

PENTAX K-3Ⅱ
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 219 ツミ(繁殖期 2017)

2017-08-07 17:20:09 | ツミ
今期は3シーズン観察できた横浜の公園にツミはやって来ず・・・
たまたまオオタカのフィールドで居合わせたCMに教えていただいた都内公園・・・諦めていた繁殖期のツミを観察できることになりました。

都合8回の記録のため写真点数も多くなりますので、じっくりご覧になるも・・・さっとスルーするも・・・お気軽にご笑覧ください。

6月6日・・・
午前中、オオタカを撮ってから初めてのツミのポイントへ立ち寄り・・・
もうすでに抱卵、あるいは一部ヒナが孵っていてもおかしくない時期・・・初めての訪問のため、まったく様子はわからず!まずは状況把握。
抱卵中のメス・・・


オスからもらった餌を捌くメス・・・この後、巣へ持ち運び!
・・・と言うことは、巣には孵化したヒナがいると言うことでしょう。


6月10日・・・
オスからメスへの餌渡しシーン・・・
結局、今期撮れた餌渡しはこのシーンのみ!
メスがやって来る気配を感じて身構えるオス。


メスがやって来た!


餌渡し完了!


6月17日・・・
もうすでにヒナたちは孵っていて、白いモコモコの姿が見えます。


口移しでヒナに餌を与えるメスの姿が見えます。
常連のCM曰く、今年のヒナは4羽とのこと・・・


7月4日・・・
2週間以上の日をおいての訪問・・・ヒナたちは随分立派に成長し、巣立ち終えていました。
常連CMからヒナは4羽と思われていましたが、もう1羽確認され、結局今年のヒナは5羽とのこと・・・
2羽のヒナが巣の中に・・・


餌はまだメスが巣に運んでヒナに与えています。


水浴びのため、水場に・・・


水浴び後の姿。巣立ったばかりのヒナたちは警戒心も薄く、人気の多いところでも水浴びシーンを見せてくれます。


7月8日・・・
ヒナたちの行動範囲も少しずつ広がっているようですが、餌渡しはまだ巣か巣近くの枝まわり・・・


巣へ運ぶ餌を捌くメス・・・


水浴びから上がったヒナ・・・残念ながら水浴びシーンはまわりの草が邪魔をして撮れず!


水際までは降りてきましたが、結局水には入らず!警戒心の強いメス・・・


7月15日・・・
幼鳥たちもさらに成長・・・もう立派な猛禽です。


この日も水浴び・・・草が邪魔をしてなかなかそのシーンを撮るには難しい水場です。


リラックスモード・・・


5羽のヒナを育てるため、狩りに忙しいオス・・・ちょっと小休止?


7月16日・・・
そろそろ独り立ちしていなくなってもおかしくない幼鳥たち・・・前日に引き続き様子見に・・・
なかなか複数の幼鳥をフレームに収めにくい環境!
兄弟2羽、一緒のシーン・・・


じゃれ合い?こんな微笑ましいシーンも幼鳥ならでは・・・


何故か?木の葉をついばむ・・・君はベジタリアンになったのか?


7月22日・・・
もういなくなっているんじゃないか?・・・と言う心配半分!まだいて欲しい・・・と言う期待半分!
ダメもと覚悟で出かけました。
先着CM曰く、幼鳥は2羽を残して皆どこかへ行ってしまい。メスもここ数日、姿を見ていない・・・そうです。
寂しくなったフィールドですが残った幼鳥が精一杯のサービス!
ほんの数メートルの目の前に降り立った!ノートリミングの近さ!!
実はオスからもらった餌を木の上から誤って落とし、それを探しに降りて来たもの・・・


飛び出しシーン・・・


先週はいなかった蝉も、1週間経つとあちこちに・・・
蝉を捕らえて食べる!


場所は違えど、今年も君たちには素敵なシーンを撮らせてもらって、ありがとう!
・・・そんな気持ちで撮っていると・・・「いえいえ、こちらこそお世話になりました。」(ペコリ)と言ってくれたよう・・・


これで今シーズンの私のツミ繁殖期の観察は終わりました。
いつもながら出会えた鳥さんには深い愛着を感じるもので・・・このツミの一家、厳しい自然の中で立派に生き抜いて行って欲しいと願うばかりです。
そして、またどこかで出会いたいね!(まあ、出会ってもわからないけどね!!)








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