パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 675 オオタカ

2024-03-30 20:52:14 | オオタカ
およそ1か月半ぶりの鳥撮りです。今日はずっと気になっていたオオタカの公園へ・・・
桜の花も咲き始め、オオタカの繁殖活動も活発になっていました。

巣材の枝を咥えて飛び出すオス



折った枝を咥えて・・・



サワラの木の皮を剥ぐメス



巣へと運ぶ



オスの飛翔












木とまりのメス



オス



オス・メス



新しい命の誕生に期待!


オオタカに限らず、これから鳥さんたちの繁殖の時期になります。夏までの間、楽しみが続きます。

Canon EOS R7
Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM(35mm換算160~640mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 674 ハヤブサの亜種

2024-03-21 15:44:08 | ハヤブサ
1か月以上巣ごもり状態で鳥撮りには行けていません。そこで、撮り貯めた写真の整理をしつつ・・・
この冬は北関東でウスハヤブサが話題となりましたが、ハヤブサ(学名 Falco peregrinus)の亜種について自分の撮った写真から私なりにまとめてみました。
3種の亜種をできるだけオスの同じようなシーンで比べてみました。

〈全体の姿〉
①鳥撮りを始めた2013年からずっと撮り続けている神奈川県内の亜種「ハヤブサ」(Falco peregrinus japonensis)です。
 10年の間、代替わりがありますが、毎年営巣・子育てがみられます。


②2021年、北関東で撮った亜種「オオハヤブサ」(Falco peregrinus pealei
「ハヤブサ」に比べ、頭の黒い部分が大きく黒い頭巾をかぶったように見えます。また、胸から腹への縞紋が太く見えます。


③この冬、地元多摩川で撮った亜種「シベリアハヤブサ」(Falco peregrinus harterti)と言われる個体。
「ハヤブサ」に比べ胸から腹にかけてオレンジ色が見える。縞紋は「オオハヤブサ」同様、短く太い。ただハヤブサのひげ(頭から目の下への黒い模様)は「ハヤブサ」とあまり変わらない。


〈正面顔〉  
①「ハヤブサ」ハヤブサのひげ比較の基準です。


②「オオハヤブサ」
明らかに黒い頭巾をかぶったように見えます。胸から腹はややオレンジ色が見られる。


③「シベリアハヤブサ」?
正面から見ても「ハヤブサ」とあまり変わりがありません。


〈飛翔姿〉
①「ハヤブサ」基準


②「オオハヤブサ」
縞紋が明らかに太い。


③「シベリアハヤブサ」?
縞紋は太く、「オオハヤブサ」と区別ができないほど。胸から腹の体色はオレンジ色が見られる。


結論・・・
②は「オオハヤブサ」で間違いないと思います。
問題は③で*太い縞紋*オレンジがかった胸から腹・・・では「ハヤブサ」とは違うものの、*ハヤブサのひげ・・・が決め手に欠け、「シベリアハヤブサ」とは同定できず。
ただ、「ハヤブサ」を長く見て来た経験値から、*オスにしては体が大きいこと。*縞紋の太さ・・・から「ハヤブサ」とは違う!という印象が強いです。鳥さんには個体差があるので難しいですね。疑わしきは同定できず!にしておきます。
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一期一会・・・鳥撮りの記 673 野鳥「珍百景」

2024-03-08 21:51:30 | 野鳥
雑事や年度替わりの町内会の仕事で、ここのところ鳥撮りには行けていません。しばらくこの状態は続きそうで・・・忘れ去られないよう(生存確認の意味も込めて)、久々の投稿です。
ある程度、長く鳥撮りをしていると・・・「何だこりゃ!」というシーンに出くわすことがあります。そんな驚きのシーンをピックアップしました。

2020年6月、繁殖期のチョウゲンボウ・・・
チョウゲンボウがチョウゲンボウを襲う?ショッキングなシーンです。
この年、このフィールドでは3カ所でチョウゲンボウが営巣。ヒナも育ち賑やかな時でしたが、ちょっと訳アリ・・・2つの巣は一夫二妻で1羽のオスが両方の父鳥だそうです。
オスは片方の巣にしか餌を運ばず、もう一方の巣はメスが1羽で懸命に子育てをしていましたが、ヒナも大きくなるとそれも難しく、一番力の弱いヒナが他のヒナたちの命をつなぐ「糧」になってしまったのではないか?と推測しています。衝撃的なシーンなので、当時のブログへの画像掲出は控えていました。



上のチョウゲンボウと同じ年・・・2020年のオオタカの繁殖。
巣を観察していると、メスが白いものを咥えるところが見えました。てっきりメスが生まれたばかりのヒナを咥えて食べてしまうのか?と心配しましたが、よく見るとこれは卵の殻です。


そして、飛び出し!卵の殻を捨てに行ったのです。
メスが飛んで行ったところを見に行くと、木の下にまだ中が濡れた卵の殻を確認できました。巣の中のヒナの姿は見えませんが、まさにヒナが孵った時に遭遇できたわけです。


その2週間後、ヒナに餌を与えるメスがいました。
珍しいことに、この年のヒナはこの1羽だけでした。


7月末、ヒナは立派に育ってそろそろ独り立ちの日も近いように思え、この日でオオタカの繁殖期の観察は終えることとしました。
その数日後、このフィールドの常連さんからこのヒナが短い命を終えたとの知らせが舞い込みました。残念な結果ですが、自然界で生き延びることの難しさを物語る出来事でした。



2014年、野鳥撮影を始めて間もないころ。
2月の降雪翌日、雪がらみの鳥を撮りたく地元多摩川の河川敷へ・・・
カワラヒワの群れがイノコズチの種を食べに集まっていました。


突然、一羽がバタバタともがき始めました、イノコズチの茎がばねのように跳ね上がり足の付け根に・・・この子が動けなくなりました。


すると、左側にいた仲間がくちばしで跳ね上がった茎をはずしてあげているではありませんか!こりゃ、ビックリ!!群れる鳥は仲間意識が強いのか?ほのぼのとした気分になれました。


番外・・・
2020年5月、明治神宮の森で出会った白いヘビ・・・場所が場所だけに神の化身か?神々しさすら感じました。


「珍百景」と言うと、バラエティの思わずクスッと笑ってしまう印象がありますが、自然界ではそんな甘っちょろいものではないようです。
もう2度と撮れないような貴重なシーンを見せてくれました。
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