パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 145 ツミ、オナガ

2016-06-26 16:12:40 | ツミ
今日は新しく購入したNIKON D500の試し撮りにツミの公園へ行って来ました。

私のデジイチ所有歴は、D70から始まり以後D100、D200、D2X、D300、D7100、D7200と来て、このD500に至るまでずっとNIKONで通して来ました。
別にNIKON信奉者でもNIKON派と言われるほどでもありませんが、最初に手に入れたフィルムカメラがニコマートだったため、レンズ資産などの理由でNIKONで通して来ました。

私は鳥撮りに関して言えば、カメラはフルサイズはいらない!むしろ1.5倍の焦点距離が稼げるAPS-Cサイズが理想・・・と考えます。
名機D300以降、その後継機は現れず・・・ようやく出たD500ですが、発売された当初は私の鳥撮りの機材はBORGをメインとしているため、D500購入の意欲はまったくありませんでした。しかしながら、多くの人の評価(特にAF性能)が高く、次第に気になる機種として急浮上!手持ちの同社のレンズ、サンニッパVRを生かす意味でも買う価値があるかと・・・心の誘惑に負けてしまいました。

私感ですが、NIKONはAF性能ではずっとCANONの後塵を拝して来たように思いますが、このD500とD5(とても手が出ませんが・・・)は初めてCANONを凌駕するAF性能・・・らしい!(ホントかな?)

高解像度で定評のBORGは基本MF。
ただ、PENTAX Kマウントのカメラには同社のAFアダプターをかませることによりAF化され、私もPENTAX K-3およびK-5Ⅱsと組み合わせメイン機材として愛用しています。
ただ、AF化と言っても・・・正確には半AFと言うか・・・?詳しい説明は避けますが、BORGでAF合焦させるためにはレンズ側のヘリコイド(ピントリング)を回し、おおまかのピントゾーンに追い込んだ後、カメラ側のAF操作を行う・・・いわば2アクションが必要になります。
一方、普通のAFレンズはもちろんカメラのAF操作によるシームレスな1アクションだけ!
カメラとレンズ任せでよければAF性能が優れた機材であればあるほど撮影は楽になりますね!
そんな訳で、BORGはBORGでまだまだ極めるには遠い道のりをたどるつもりでいますが、楽に撮れる機材も時にあれば重宝です。
BORGにはBORGなりのよさが、普通のAFレンズにはまたそれなりの長所があるわけですから、撮影環境や条件で使い分けできればいいと思います。

前置きが長くなりましたが・・・

これが今日の機材、D500+NIKONサンニッパVR・・・これに1.4テレコンで420mm、1.7で510mmになります。
これを今日は手持ちで使いました。


ツミの公園では・・・
先週の土曜日に行ったときは、ヒナはすでに1羽が巣立ち、残りの2羽もすぐにでも巣立ちそうな気配・・・
今日あたりは幼鳥3羽勢揃いの賑やかな撮影ができると思ったのですが・・・幼鳥が確認できたのは常に1羽!同じ個体か別の個体か?わかりませんが、今までの経験では幼鳥はまだ警戒心が薄く、兄弟そろって割と低い位置に出てくれたものですが、今日は寂しい結果でした。

お父さん鳥が狩りから帰還!お母さん鳥がやって来た。


お母さん鳥からもらった餌を大事に抱える幼鳥。


高い木の上の幼鳥・・・2枚




肝心のAFの動体捕捉の性能は・・・残念ながら、鳥さんの出が大変悪く、またこの環境では飛翔姿も撮れず!あまり成果なし。
一応、オナガの飛翔を撮ってみました。




今日のD500ファーストインプレッションは・・・
サンニッパVRレンズとの相性とも相まって、テレコン1.4倍、1.7倍をつけても問題ないレベルかと思われます。
AFの追尾は、あまり撮影機会は得られませんでしたが、フォーカスポイント153は伊達じゃなく、BORGとは雲泥の差!D7200との比較も迷いもなく明らかに違う!と実感しました。
今後、もっと使い込むほどにD500とサンニッパVRとの組み合わせの性能を引き出してゆきたいと思います。


NIKON D500
AF-S Nikkor 300 F2.8 ED VR+1.4テレコン420mm(35mm換算630mm)or 1.7テレコン 510mm(35mm換算760mm)
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一期一会・・・鳥撮りの記 144 チョウゲンボウ、ツミ

2016-06-18 19:30:45 | チョウゲンボウ
2013年4月から野鳥写真を「鳥撮り物語」と題して掲載してまいりましたが、たまたま偶然私が掲載を始める前から「鳥撮り物語」のタイトルを使われているブロガーさんがいらっしゃることを知りました。
そもそも、私がこのタイトルを使うにあたり、よく調べもせず頭に浮かんだものをそのまま使ってしまったことにより、軽率だったと反省しています。
元祖「鳥撮り物語」のブロガーさんには、この場を借りましてお詫び申し上げます。

よって、今回から私の野鳥撮影のブログは標記のタイトルに変更することといたしました。

さて、新タイトルの今日の写真は・・・
真夏日のやたら暑い中、先週の土曜日と同じコースでチョウゲンボウ、ツミのポイントへ行って来ました。
昨日までは、その後の幼鳥の様子が気になっていたハヤブサのポイントを予定していましたが、チョウゲンボウの南側のヒナが数日前に巣立った!
・・・と聞いて、少しでも早く・・・、急遽予定変更です。

先週は5兄弟の北側の家族がよく姿を見せてくれましたが、今日は寂として動きなし!姿も見えなければ、声すら聞こえず・・・
代わって南側の3兄弟が相手をしてくれましたが、巣立ちから数日経過しているため、空を舞っている姿は親と区別できないほど・・・
今回も少しばかりタイミングがずれてしまいました。そのせいか?CMの数も思ったより少ない人数でした。
5兄弟の巣立ちの時は、ベンチや遊具・・・果てはCMの肩にまで降りて来てとまったそうです。
別に肩にとまって欲しいとは思いませんが、可愛い巣立ちヒナを近い距離で撮れれば嬉しいですね・・・来年に期待かな?

南の幼鳥・・・
まだ少し幼鳥のしるしの白い綿毛が残っています。


幼鳥の飛翔姿・・・親と変わりません。


こちらはお母さん鳥・・・


お父さん鳥からの餌渡し。獲物はどうやらトカゲのようですが、親子が接近しすぎてわかりにくい・・・


こんな微笑ましい姿も幼鳥ならでは・・・
暗い橋の下でノイジーな写真になってしまいました。



ツミの公園では・・・
前回、目視確認したところではヒナの数は2羽でしたが、今日3羽を確認しました。
巣立ちの時期は・・・時間の問題のようです。

お父さん鳥・・・


お母さん鳥・・・


オスからもらった餌を捌く!


そして、巣に直行!
いずれも、SS1/125の低速シャッター・・・





PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)
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鳥撮り物語 143 ハヤブサ

2016-06-14 19:23:58 | ハヤブサ
ヒナの巣立ちのジャストタイミングに合わせるのは週一カメラマンには難しい!
チョウゲンボウもちょっと間に合わなかったし・・・
今日はそろそろハヤブサの一人っ子の巣立ちの頃と見当をつけ、有給を使って行って来ました。

しかしながら、野鳥撮影を始めて今日ほど途中まで複雑な思いでシャッターを切ったことはありませんでした。
到着早々、残念な・・・と言うより悲しい情報を得たからです。

もちろん、そんなことは到着するまでつゆ知らず!
潮の具合と、期待感でいつもより早く、朝6時ころ現地到着。
ハヤブサのポイントの一番奥の崖を目指して歩を進めると・・・すぐ最初の崖の上から鳴き声が・・・上を見上げると崖の途中にハヤブサの幼鳥。
すでに二人のCMがスタンバイ。仲間に入れてもらって、「もう飛び始めているのですね。」と聞くと・・・「実は2日前に巣落ちして、昨日の雨で衰弱しているなんじゃないか?と心配して早く来た。」そうで、巣落ちのシーンを目撃した状況では、とても一人で飛べるような感じではないそうです。
ここにたどり着いたのは風に流されて何とか来れたのではないか?・・・とのこと・・・
更に悪いことに、メスが木曜の午後以来姿を見せていないとのこと。おそらく、落鳥(死んでしまった)したのではないか?とのこと・・・
暗澹たる気持ち!!
今日の成果がこんな内容だったら、ブログアップはやめよう!と思いつつ・・・

崖の上の幼鳥・・・まだ、背中に白い産毛がちらほら残っています。
悪いことに、ここはトビの縄張りなんだよね!


一所懸命に羽ばたく練習?


ところが・・・
「な~んだ、君は飛べるんだ!!」よかった、よかった!
でも、一回りしてまた同じ崖に戻ってしまった!まだ巣の場所までは飛べないのかな?
予期せぬ急な飛び出しで、飛び出しシーンは撮れず、ずっと後追いばかりで何とかピン甘でも撮れた1枚。


これで一安心だね。これで巣へも帰れるね!!
でも、もう一つ不安が・・・巣落ちしてトビの縄張り入り込んだヒナに男やもめになったお父さんが面倒を見てくれるのか?

ヒナにトビが近づくと・・・遠くで見守っていたお父さん鳥がスクランブル発進!トビを蹴散らす頼もしさ!!


ヒナへの給餌は・・・?
トビを威嚇した後、どこかへ飛んで行った・・・と思ったら、獲物を捕らえて帰還。
松の枝越しに何とか撮れた1枚。獲物はメジロです。


お父さん鳥のもとに急いで崖を駆け上がるヒナ。
餌渡しシーンは松の枝が邪魔をして撮れず・・・


すぐ近くの木に留まってやさしくヒナを見守るお父さん。


そして、またスクランブル発進!


ヒナもこうした表情は立派な猛禽です。


ヒナの元気な飛び出しで今日の撮り納め!



今日は本当にどうなることやら・・・
今撮っているこの写真が、この子の生きた証の写真になってしまうのか?・・・なんていろいろ考えながら始めはシャッターを切っていました。
ヒナが飛んだ時・・・父鳥がトビを追い払った時・・・餌を運んで来た時・・・は正直感動しました。
ひとまず、深刻な事態には至らないような気がしますが、巣立ちから一人で生きて行けるようになるまで、普通でおよそ1か月。
その間、親から狩りの仕方を覚え、様々な生きてゆくための知恵を学びます。
シングルファーザーになってしまったお父さん鳥の奮闘に期待です。



PENTAX K-3
BORG90FL+CANON250D+1.7AF 約660mm(35mm換算990mm)
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鳥撮り物語 142 チョウゲンボウ、ツミ

2016-06-11 20:12:18 | チョウゲンボウ
今日は梅雨の合間の貴重な晴天・・・

午前中はチョウゲンボウ・・・午後はツミのポイントへ行って来ました。
チョウゲンボウは繁殖行動が一番早かった北のファミリーが巣立ち始めた!・・・と聞いて巣立ちヒナのかわいい姿を期待して・・・
情報を得て、3、4日経っていたため5羽のヒナたちはもう立派に飛び回れるほどに成長していました。ヒナの成長は1日ごとに逞しくなって行くものだと改めて痛感した次第です。

ヒナ・・・おっと、もう幼鳥と呼ぶべきかな?
飛び出し、2枚・・・




向かいのこの木が北側ファミリーの憩いの場所。


北側のお母さん鳥。


これは多分南側のお父さん鳥。




11時ころチョウゲンボウの里(仮称)を切り上げ車で40分程度のツミの公園へ・・・
今までの経験とおよそ1か月前に様子見に行った経過から、そろそろツミのヒナが孵っているかも?と期待をして立ち寄りました。
案の定、ツミのヒナは孵っていて、予想以上の成長を見せていました。
今年のヒナは2羽のようで、昨年の4羽から比べれば少ない誕生ですが、これから巣立ちまで楽しみに見守りたいと思います。

オスが狩りから獲物を捕らえて帰還!


メスを呼ぶ!


すぐメスが飛んで来た!


そして、餌渡しの瞬間!
肝心のシーンがピン甘!!オスにピントを合わせたままフォーカスロックをしておけばよかった!と後悔!!


メスはヒナたちが食べやすいように調理・・・このあと巣へ持って行き、ヒナたちに与えていました。



PENTAX K-3
BORG67FL+1.7AF 510mm(35mm換算760mm)

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鳥撮り物語 141 ハヤブサ

2016-06-04 18:10:52 | ハヤブサ
東海以西では梅雨入りとか・・・関東地方の入梅も間近!
これからの時期の鳥撮りは、まず天候との勝負となりそうです。

今日は2週間ぶりにハヤブサのポイントへ行って来ました。
ただ、今日はオスの狩りからの帰還はなく、当然のことながら餌渡しや食事などの派手なシーンもなく、時折トビを相手にバトルを仕掛ける程度の動きの少ない日でした。
昼頃から曇りがちに・・・おまけに風も強く、波も高くなってきたので早めの撤収!飛びもの中心の撮影となりました。

岩場をバックの飛翔姿・・・2枚




飛び出し・・・


緑をバックに入れて・・・


大空を舞う・・・


方向転換・・・


そして、弾丸になる!


トビをめがけて急降下態勢!


最後は・・・巣からの飛び出し・・・



NIKON D7200
AF-S Nikkor 300 F2.8 ED VR+1.7テレコン 510mm(35mm換算760mm)
コメント (2)
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