パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 306 機材編 新レンズ試し撮り

2018-11-17 18:41:31 | 写真
週間予報ではよくなかった天気も今日はいいほうにはずれ、数日前に届いた最新のレンズNIKON AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRの試し撮りを兼ねて東京港野鳥公園へ・・・

この新しいレンズ500 5.6(ゴーゴーロク)は「PFレンズ採用で圧倒的な超小型・軽量ボディを実現した・・・」とNIKONのうたい文句にある通り、とにかく扱いやすいレンズです。9月14日発売とともにあっという間に売り切れ!予約を入れたものの約2か月待ってようやく手に入れました。
小型・軽量化の秘訣は「回析」を応用とか・・・ところがいくら説明文を読んでもチンプンカンプン!まあ、小賢しい理屈は抜きでも使えればいいや!
問題はその画質・・・満足できるか?です。

これがD500に装着したAF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR、レンズの重量はわずか1.5㎏ほど・・・


私の所有レンズで一番上級のレンズがこれ!AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR(ゴーヨン)現行機種より1代前の機種で、いわゆる大砲レンズです。
重量は約3.8㎏、それにカメラ本体、三脚(雲台が重い)で結構な重量になります。
これだと車で行くフィールドとか、じっくり腰を落ち着けて撮るシチュエーションの撮影にと・・・自然に自分で制約を設けていました。



ここで、ちょっと興味あるデータを・・・
レンズにはその性能を評価する指標としてMTF曲線というものがあります。
その解説は・・・これまた素人がみてもチンプンカンプンですが、要は赤い線が1に近ければ近いほどコントラストが高くヌケのいいレンズ。青線が1に近ければ高解像度のレンズといえるそうです。
そこで、新レンズのゴーゴーロクとゴーヨンのMTF曲線を比較して見ると・・・何と!ゴーゴーロクのほうが1に限りなく近い結果が出ているではないですか。こんな天井にへばりついたようなMTF曲線は見たことがありません。


レンズの価格や体感性能ではゴーヨンのほうが間違いなく上だとは思っていますが、今日はこの新しいレンズがどこまでゴーヨンに迫れるか?を確かめるつもりでした。
今日の成果・・・
これは割と近い(10mくらい)距離のカワセミをややトリミングしましたが、解像度には満足です。


さらにもっとドアップすると・・・


木の中の暗い条件のアオジ・・・
ピントの迷いもなく、悪条件下での解像度も満足です。


遠い空を飛ぶハイタカ・・・
ピントの追従、解像度も申し分なし!


さらにもっと遠い米粒大のハイタカ、大トリでもこれだけ写れば満足。


距離にして優に100m超えのノスリも拡大すれば目の赤さも確認できるほどの解像度、ピントの正確さ、トリミング耐性に満足。


今日のファーストインプレッション・・・間違いなく「いいね!」をあげられるレンズです。まあ、決して安いレンズではないのでこのくらいは当たり前・・・と辛口評価もできますが、まだまだ使いこなしていかないといけませんが、まずは買って後悔しないレンズといえると思います。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一期一会・・・鳥撮りの記 ... | トップ | 一期一会・・・鳥撮りの記 ... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゴーゴーロク (樋口秀雄)
2018-11-18 10:23:10
本当に素晴らしいレンズですね!画像のクッキリ感がぜんぜん違いますね✌️
欲しくなるな…
返信する
Re ゴーゴーロク (Pup)
2018-11-18 20:50:51
樋口さん、ありがとうございます。
500㎜ながらコンパクトで扱いやすく、しかも高性能・・・まだ発売されたばかりでレビューは少ないですが、評価の高いレンズです。
野鳥撮影にはもってこいのレンズだと思います。
返信する
新レンズ試し撮り (gagmase)
2018-11-19 21:22:35
現在、野鳥CM注目のレンズ、解りやすいレポートを有難うございます。
「回析」レンズの特徴をソフトウエアーで巧みに補正しているのでしょうか・・・。
理屈はともかく使いやすく、撮れた写真に満足できれば言うことはありません。
久しぶりのヒット商品ですね。
2~3日前、今の納期は2月頃だと言っているCMがいました。
返信する
Re 新レンズ試し撮り (Pup)
2018-11-19 23:05:50
gagmaseさん
コメントありがとうございます。
回析レンズの弱点は逆光時のフレアやゴーストが出易いとされているようです。Ninonではその軽減のため無料の編集ソフトを提供しているようですが、この日の写真では必要は感じません。
ミラーレスカメラの充実といい、このような軽量・小型で高画質のレンズの登場といい・・・野鳥撮影の機材はコンパクト化して行くでしょう。きっと、それを望んでいるCMも多くいるでしょうから・・・
返信する
レンズ (hasse)
2018-11-23 18:02:42


こんばんは~~ 
いいですね~~ 軽いレンズ・・・

私は70歳を過ぎていて Ⅾ500にタムロンの150-600㎜を付けて
三脚合わせて、5.4kを担いで鳥を追っかけています

軽いレンズは羨ましいですが金額が・・・まだまだ高そうですね
返信する
Re レンズ (Pup)
2018-11-23 19:04:22
hasseさん
コメントありがとうございます。
年配?野鳥カメラマンの共通の願いは、軽くて取り回しが楽な写りのいいレンズ・・・でしょう。
このレンズはそんな願いにピッタリのレンズだと思います。2回目の商品供給も予約分で終わってしまったようで、入手希望の人はまた数か月待たされるようです。これではなかなか価格も下がらないかもしれませんね。
返信する

コメントを投稿

写真」カテゴリの最新記事