先日の東日本大震災追悼式での天皇陛下の発言には驚きました。天皇制に賛成の人も、反対の人もこの発言には注目して頂きたいと思います。
「・・・さらにこの震災のため原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています・・・」
この発言を聞いた時、私は正直に言って驚きました。この発言は現政権に対する非常に厳しい批判であり要求であると感じました。それはただ一言「再びそこに安全に住むためには」と述べられ、さらにそのためには「放射能の問題を克服しなければならい」と明白に述べられたのです。しかし残念ながら現政権もマスコミもこの発言をほとんど無視しています。
S12L04(S) 2012.3.18
大斎節第4主日 説教「イエスを恥じる者 マルコ8:31-38」
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