先日、友人の先輩司祭から、映画やテレビドラマなどを説教に取り上げるべきではない、というご忠告をうけました。それを見ている人と見ていない人とで受け止め方が異なるからというのがその理由でした。説教の中で小説を取り上げるのも、その意味では、非常に難しいことだと思います。先ず時間的な制約があり、小説自体の筋とかメッセージと説教で語るべきメッセージとをどのように調整するべきか。そういうことを、わかっててもあえて小説を取り上げたい時もあります。今回の場合がそれです。ぜひ、この小説を読んで貰いたいという気持ちもありますが、高いお金を支払って小説を買い、読むのはあくまでも自由であるべきだと思います。その意味で今回はお許しお願いしたいと思います。
12L03(S) 2012.3.11
大斎節第3主日説教「自分の命 マルコ8:31-38」
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