彼亦獣と鳥と匐行物(はうもの)と魚の事を論じたり。(列王記上4:33)
大学のことを英語ではユニバシティという。そう、あのユニバース(宇宙)と同じ言葉である。要するに大学というところは全宇宙のことを学ぶところである。もちろん、宇宙のこと全部を一人でカバーできるわけがないので、部分部分に分けて研究する。学問とは分類と体系化である、と言える。優れた学者はそのことがよく分かっている。ところが、馬鹿な学者 . . . 本文を読む
エフライムの栄光は鳥のごとく飛びさらん。(ホセア書9:11)
子どもたちがまだ幼かった頃、町のお祭りに出かけ、水素入りのゴム風船をねだられて買い与えたことがある。子どもたちは大喜びではしゃいでいた。あまりはしゃぎすぎて、ゴム風船が子どもの手から離れ、空高く飛んでいってしまった。子どもはベソをかいていたが、さすがにもう一つ買ってくれとは言えなかったようである。わたしも父親として、もう一つ買ってやろう . . . 本文を読む
われは醒めてねぶらず、ただ友なくして屋根におる雀の如くなれり。(詩編102:7)
スイスの哲学者カール・ヒルティの名著「眠られぬ夜のために」から、あなたに一言。「時には敵の方が正しいこともある。というのは、人間のこころは生まれつきはなはだ利己的であって、どんな論難攻撃をすべて自分に対する侮辱だと感じるからである。」ついでに、もう一言。「人間は他人の嘘には容易く気づくものものであって、ただその嘘が自 . . . 本文を読む
2005年 聖霊降臨後第13主日(特定15) (2005.8.14)
祈りの家 イザヤ書 56:1-7
1. 神殿が祈りの家であること
本日の旧約聖書のテキストの中で、「わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれる」という言葉が目を引く。この言葉が語ろうとしているポイントは、二つある。一つは神殿はすべての人に開かれた場所であるということ、もう一つは祈りの家ということである。「誰でも . . . 本文を読む