落ち穂拾い<キリスト教の説教と講釈>

刈り入れをする人たちの後について麦束の間で落ち穂を拾い集めさせてください。(ルツ記2章7節)

箴言30:17

2005-02-10 09:21:29 | パン屑
おのれの父を嘲り、母に従うことをいやしとする眼は、谷の鴉(からす)これを抜きいだし、鷲の雛(こ)これを食らわん。(箴言30:17) 「耳の穴から手突っ込んで奥歯ガタガタいわしたろか」とか、「てめえのどてっ腹に風穴あけたろか」とか、恐ろしい言葉がある。凡人はそんな恐ろしいこと言うたらあかん。でも、旧約聖書、とくに箴言には結構恐ろしい啖呵がある。「親をないがしろにし、侮辱する奴の面玉は山の鴉がえぐり出 . . . 本文を読む

大斎節第1主日

2005-02-10 09:10:21 | 説教
2005年 大斎節第1主日 (2005.2.13) 人間とは  創世記2:4b-9,15-17,25-3:7 1.  裸でいることに耐えられない存在 本日の旧約聖書のテキストは、素朴なストーリーの中に人間の本質が見事に描かれている。これこそ、聖書というもののすごさである。いかなる哲学よりも、いかなる神話よりもより根本的に人間の本質を抉り出す。この物語の前で、わたしはこれに当てはまらないと言える人間 . . . 本文を読む