雅歌2:12 2005-01-10 18:06:55 | パン屑 花は地に咲きいで、小鳥の歌う時が来た。この里にも山鳩の声が聞こえる。(雅歌2:12) 今年は酉年ということで、この言葉を年賀状に書いた。この言葉を繰り返し読んでいると、五七五の文体ではないが、俳句と似ていると思う。素直な情景描写の中に、作者の心の脈動を感じる。人間たちの愚かな喧噪に妨げられて、見えなくなっていた花や聞こえなくなっていた鳥のさえずり、ここまでは抽象の世界である。しかし、「時すでに至り . . . 本文を読む