酒とギターとまさやんと

酒好き野郎の音楽やギターやわが師匠「まさやん」の話など
徒然します。

希望と現実

2007-05-22 18:24:54 | 日々徒然
ワタクシの住む市には多くの外国人が住んでおります。とくに「ブラジル」人。なんと日本全国にいるブラジル人の約40%が私の住む市に住居を構えているそうです。その他の外国籍の方も非常に多く、海外から来た外国の人たち(スペイン語圏、ポルトガル語圏)の間では「どこに行っていいか分からない時はまず〇〇市に行け」と言われているほどです。

先日、日系ブラジル人の方がこんなことを言っておりました。「私たち日系ブラジル人は本国ブラジルでも日本でも差別や偏見をうける。だったら、治安がよく経済的にも安定している日本に住んだほうが”マシ”だ」と。

昨晩、晩酌をしながら映画「クラッシュ」を見ました。1年以上も前の映画ですが・・。率直な感想は「絶望感」と「これが現実なんだ」というものでした。結局のところ真の正義などは存在しないという事です。それでも「人間」は生きていかなければならないという事です。

「世界平和」「戦争反対」「暴力反対」「世界はひとつ」・・・。残念ながらいくら声高にこれらの事を叫び続けても人間の根底にある「自主防衛」という本能がありつづける限り「世界平和」も「世界はひとつ」も不可能は話しなわけで・・・。大変ネガティヴな発想ではありますが・・・。「クラッシュ」という映画はそのような「絶望的」な感情になってしまう映画です。救いなのは要所で「希望的」なものが散りばめられているところでしょうか。

ただ、素晴らしい映画である事は間違いありません。見ていない方は、300円だしてレンタルして見ましょう。

最後に一言・・・。

それでもやっぱり人間は「世界平和」も「戦争反対」も叫びつづけなければならないわけで・・・。それが偽善だろうがポーズだろうが本心であろうが・・・。

子を持つ親としては非常にいただけない発想であることは分かっておりますが・・・。

んーーーーん・・・残念。