東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

「底が見えない}2009年~暗闇にもチャンスは潜む081229

2008-12-29 11:44:36 | ミニ経営戦略・戦術論

「底が見えない}2009年~暗闇にもチャンスは潜む081229   

 12/29付「日経新聞」(経営の視点 6ベ)からの見出し(表題)が目にとまった。今の経営環境と打開の意欲を言い得て妙だと感じた。09年の賀状は、ありきたりの「明けましておめでとうございます」という決まり文句が言い出しにくい感情をお持ちの方も多いのではないだろうか。そんな気分にマッチするコラムである。  
 本論では、第一次石油危機(1973)の時、信越化学が経営危機に陥ったシンテックとの合弁会社、米国シンテックを100%子会社化し、その後塩ビの世界トップメーカーに躍進したM&Aのケースやヤマト宅急便の業態転換の例を挙げている。 
 又、中小店でもヒントになりそうなのは、《ITとレンタルの組み合わせ》で倹約志向のお客様を捉え成功している例。1つは、ルイ・ヴィトンの様なブランド品をネットで販売している会社が6月から始めた会員制レンタルサービス。結婚式の時だけ借りるというニーズにピタリ嵌り、会員急増とか。三井物産が始めた会員制の車レンタル事業、携帯電話で予約、解錠が出来る手軽さが受けているという。いずれもIT(情報技術)とレンタルが結びついている。簡便さとムダをカットした安さという《時代のニーズ》を捉えている所がツボであるが、中小企業、商店でもチエを働かせるヒントになる。 
 付け加えると、今日の日経トップ誌面に日産、NECが「リチュウムイオン電池」量産投資に乗り出すという頼もしい、明るいニュースが報じられていた。車消費が縮む中で、いよいよ省エネ投資がチャンスとして本物化して来た事を予感させる。
    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする