16日金曜日、国立劇場 文楽公演 第2部 行ってきました~
「心中宵庚申」
泣きました。。。
お人形なのに、いや、人形だからこその細やかな動きに静かな感動!
何で死ななきゃいけないのか…
現代に生きる私たちには、考えもつかないけれど…
道行の場面は美しかった。
悲しくて、哀れで…
自分達の戒名まで考えて、死に行く男女
最後、息絶えた人形を残して人形遣いがそのまま下に姿を隠していくのが、凄く良かった。
深~い余韻がありました。
半兵衛が桐竹勘十郎さん。
2月の「義経千本桜」の狐忠信をやった人。
あれはカッコよかったなあ!
今回は律儀で家と情に悩む役を細やかに演じてました。
もう一つの演目「狐と笛吹き」
伝統芸能見に来てまで宝塚関係になるとは…
演出が宝塚歌劇団のU氏。
うーん…
言葉、というか、台詞、何とかならなかったのか。
ちょっと恥ずかしい。
べるばら見てるときみたいな、こそばゆい感じ(苦笑)
舞台はきれいでした。
とってものどか、大らかな雰囲気で。
だからこそ、男女の見もふたもない、あからさまな感情表現が場違いな感じで。
消えてなくなりたくなりました。
ごめんなさーい…
ヅカファンの眼から見ても、U氏の演出はちょっと時代錯誤っぽいので…
文楽にまでご迷惑かけてるようで申し訳ない…って気分でした。