剱岳 点の記 オフィシャルガイドブック 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-05-29 |
木村大作監督
浅野忠信、香川照之 他
見てきました!
凄かったです。
圧倒的な立山連峰、剣岳の景観。
少しでも登山をしたことがある人なら、剣岳は普通では登れないことはご存じと思う。
私も昔、短期間だけど登山のサークルに入っていたことがあり、穂高連峰とか、白馬とか登ったことがあります。
雲海を見下ろしなが嶺から嶺へ稜線をたどって歩いたり、真夏でも解けない大きな雪渓を渡って高山植物やライチョウを見たり。
下界とは隔絶した別天地を経験しました。
でもねえ。登るためにはとっても大変な思いをしなくてはなりません。
大きな荷物、女子でも20~30キロくらいは担いだと思います。
はっきり言って、景色を楽しむとか、登山を楽しむどころではなく、難行苦行の世界(爆)
お天気だって、「晴れ」が持続することはほとんどありません。
雨、風、寒さに耐えながら登り、歩くわけです。
もう絶対に来ない~っ!って思ったこともしばしば。
でも下界(東京)に帰ってくると、やっぱりまた行きたいって思っちゃうわけです(笑)
そんな私のつたない経験からしても、この映画のあの映像を取るために想像を絶する困難があったことは、容易に察しがつきます。
登った人だけが見られる光景がこの映画では見られます。
山にいかなくても、剣岳行かない人でも山を体感できる。
それほど素晴らしい、迫力のある映像です。
大変だったろうなあ…とつくづく。
物語は地図を作成するために、測量のために剣岳を登頂することを義務ずけられた男とその一行を案内をする長次郎、仲間との苦難の行程を軸に淡々と進みます。
大きなドラマはないけkれど、だからこそじわじわと感動が押し寄せます。
ドラマはない、と言いましたが、山自体がドラマ以上の感動を生みだしている、思います。
浅野さんもよかったけど、ガイドの長次郎役、香川照之さんが素晴らしかった。
今度アッキーと一緒に「死神の精度」に出るので凄く楽しみです。
20日から公開なので、3日しかたってないのに、パンフレットが売れ切れてました。
な、なに~って感じ。
そうですよ、平日なのにほぼ満席でした。
あの景色を見に、また見に行こうと思ってます。