今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

宝塚宙組 炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ

2005-11-04 23:44:17 | takarazuka
昨日観てきました。

トップスターのたかちゃん(和央ようかさん)が次の公演で退団するとの発表があり、また、この公演でガイチ(初風緑さん)が辞めるということもあって、なんだか、人事のことが頭から離れない…
観ていてもなんだか落ちつかない気分でした。

「炎にくちづけを」
作・演出 木村信司

う~ん、なんだか微妙…
ガイチ、最後なのにこんな役でいいのか!?
悪役でも、もうちょっとなんとか深みのある役にして欲しかった…

木村信司氏のオペラシリーズ?ももう何作目でしょうか?
トゥーランドット、アイーダときて今回はトロバトーレです。




















































前の2作はストーリーがわかり易く、観ていても、ストーリー的には土台がしっかりあるから破綻はしていなかった、と思います。
が、しかし、今回の「トロバトーレ」はストーリー的にはかなりハチャメチャなところがあります。

だいたい、オペラって「歌」がメインであって、ストーリー的には、こんなのありか~、みたいなのが多い。
トロバトーレはその最たるものといっても過言ではないのではないでしょうか?
って、知ったかぶりしちゃったりしてますけど…(笑)
前、ちょっと嵌ってたことがあるんですよ…ホント。

ストーリーが破綻していても「歌」によって真実味が出てきて、とてつもない感動が生れるのがオペラです。

そんな、オペラの題材を宝塚で見せるには、かなり脚本に力量が必要になるかと…
でも、今回それが感じられなかった…というか、どうしても、道徳的な観点というか、宗教上の対立の矛盾なんかを無理やり押しこんでるみたいで、しかもそれが消化不良みたいで、スッキリと楽しめなかったです。

ガイチ演じるルーナ伯爵も、ただの薄っぺらな悪党みたいで残念!
とりあえず貴族なんだし…(爆)
もうちょっと、なんとかしてあげて欲しかった…

たかちゃんも吟遊詩人なんだし…その辺オペラにはなくても、もっとロマンチックに作ってほしかったなあ…
そうすれば、最後の悲劇的結末が際立ってきたのではないかと…

でも、たかちゃん、背が高いからマントがよく似合う…
ちょっと、ファントムみたいでした。


ショー「ネオ・ヴォヤージュ」
作、演出  三木章雄

娘はちょっとイマイチ…といっていましたが、私はまあまあ良かったのではないかと…
親娘で意見が分かれました(爆)

三木先生のショーらしいショー…(爆)
オーソドックスといえばいいのでしょうか。

今までの三木先生のショーの中から、少しづつ取ってきたかな?みたいな、どっかで観たぞ~(爆)的な場面の連続。

でも、私好きなんです!
こういうの…(爆)
マンネリと言われようと、なんだろうと、構わない!

大階段、好きなんですよね、三木先生は…
ピアノの鍵盤も、男役が揃ってのダンスも、宝塚らしい…

お芝居ではちょっと残念だったガイチも、最後、エトワールで、トップスターのように階段を降りられて…
そんなにファンではないけれど、良かったなあ…と涙ぐんでしまいました。

やっぱり、それなりに長くやってきて人が、最後きちんと扱われているのを観るのは、感動します。

そして、たかちゃんと一緒に踊っているタニちゃんを見るにつけ、後任はやはりタニちゃんだろうか…と思ってしまいました。

我がひいきの行く末はどうなるのか…心配。。。