やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【国策前提】 アメリカは危険な国か?(29) ~第2次世界大戦後~

2012年06月04日 | ~h27 政治経済

2 外国の危険性の検討 (4)アメリカ合衆国 ■アメリカの歴史(29) 

第2次世界大戦後(1945~)その1

  米国による「7年にもわたる占領統治」が、あまりにも異常なもの(=日本文明の破壊目的)であったのにもかかわらず、その具体的事実が広く知られていない(※日本政府や「マスコミ+文化人」が報せていない)ようなので、「占領時代」の検証がとても長くなりました。
 戦後の「現代史」についてはできれば2、3回でまとめたいと思います。

●「アメリカの戦争」田久保忠衛(恒文社 2003)より引用 
※引用文の赤字化や太字化は松永による

 ※著者・・・1933(s8)年生まれ。早大卒。58年に時事通信社入社、84年から杏林大学教授。国際政治学・国際関係論。法学博士。著書:「『新世界秩序』と日本」「日本の領土」「新しい日米同盟」「反米論を撃つ(※古森義久氏との対談)」など多数。

<p416>
~~米国は英国と独立戦争を戦い、そのあとも戦い、その他の紛争を続けたあと大陸の征服に乗りだす。どれだけのアメリカ・インディアンを殺戮したか。征服が終わるや否やスペインと戦って勝利を収める。
 次いで大西洋ではドイツ、太平洋では日本との覇権争いの挙句日独を下す。

 途端に米国の前に立ちはだかったのは日独打倒のため手を組んだはずのソ連であった。
 熱い戦争以上の犠牲を払いソ連および共産主義陣営を打倒し、一国として並ぶもののない超大国の地位を獲得し、フクヤマの言うように「歴史の終焉」を迎えた米国が直面したのがテロリストおよびテロリスト国家との戦いであった。
 この戦いがいつまで続き、イデオロギー的に対立する中国との関係がいかなる展開を示すのか予測は不可能である。

 しかし、武器を手に建国の当初から前進を続けてきた米国の歴史は一時的な挫折はあってもとどまるところを知らないであろう。


 
まだまだ世界で唯一の「超大国」であるアメリカ合衆国。
 米国について批判的であろうと好意的であろうと、地球上で国家を運営していくためには、米国の姿と意思は正確に知っておかねばなりません。
 
~つづく~


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