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八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

改憲・戦争・原発・首切りの安倍を打倒しよう! 8・17集会

2014年08月23日 | 闘争報告
 私たち八尾北医療センター労働組合は、8・17「改憲・戦争・原発・首切りの安倍を倒そう!」(日比谷公会堂)集会に賛同し、当日参加しました。

 一番乗りで会場に到着し、全国水平同盟西郡支部の仲間といっしょに、7・31弾劾-8・20住宅追い出し強制執行に対する抗議闘争への総決起を呼びかけたビラをまき、全国水平同盟第二回大会の報告集を売りました。ビラもパンフも全部はけました。
 安倍を倒し、すべてを奪い返そう!







 詳しい報告は、 鈴木たつおとともに歩む会 ホームページをご覧ください。



 ここでは「日比谷宣言」についてのみ紹介します。


2014年8月・日比谷宣言

東京・日比谷公会堂に集まった私たちは、集団的自衛権行使容認のための「7月1日閣議決定」の即時撤回と安倍政権打倒にともに立ち上がることを、全国・全世界に呼びかける宣言をここに発します。今夏、被爆69周年の広島・長崎に強くかつ深く刻みこまれた被爆者と日本人民の「二度と戦争をさせない」という不動の信念をひきついで、本宣言を発します。

(1)
「7・1閣議決定」は、憲法9条を破壊しました。「戦争放棄の国」から「戦争をする国」への大転換です。これは、全世界の人民に対する戦争宣言であり、日本人民は生きぬく未来のかかった分岐点に立っています。

「我が国の存立を全うする」と称して、武力の行使=戦争が、いつでも時の内閣の決定で可能となります。しかも他国のためにする戦争ではありません。安倍首相が国会で明言したように、わが国と密接な関係にあるとみれば、ペルシャ湾ホルムズ海峡はもとより地球の裏側へでも「我が国の自衛の措置」として自衛隊が派兵されるのです。

人々の命と生活が、国家を守ることと一体であるかのような欺瞞は許されないことです。あの第2次世界大戦の末期に、東京大空襲で、沖縄で、広島・長崎で、数十万の命が奪われたのは「国体(国家)護持」のためだったことを、多くの人々は決して忘れていません。のみならず、戦場での死者の過半以上が餓死だったことも歴史に刻みこまれています。国家も軍隊も労働者人民を守ることなど断じてないのです。

(2)
戦争を阻止する道は、国境を越えた全世界の人々の連帯と団結です。2度の世界大戦をはじめとした幾多の戦争の経験を、今度こそ社会を変革する力に変える時です。

世の中の「1%」の資本家と支配者が、資源や市場や勢力圏を奪い合うために「99%」の人民を動員するのが戦争です。お互いが、妻も夫も、子どもも、親も持つ人民どうしが殺し合うことに何の意味があるのでしょうか。尖閣問題が示しているように、ことさらに他国の人々を互いにさげすみ敵対させる、よこしまな意図をもった政治こそが戦争につながります。安倍政権は、アジアで最も好戦的と評される、その戦争政治の当事者でありながら「我が国を取り巻く安全保障環境の悪化」などと、うそぶいています。

各国人民が、「自衛」を常に口実とする「自国の戦争」に反対し、それでも戦争に走る政府は打倒する。労働者人民に国境はのないことの実践はここにあります。今こそ私たちは、韓国民主労総のパククネ政権打倒の闘いと連帯して、中国・朝鮮、アメリカをはじめ、全世界の人々に戦争に走る自国政府の打倒のために立ちあがることを訴えます。

(3)
安倍政権を倒し、戦争を阻止するもう一つの力は労働運動です。社会を動かしている労働者階級こそが、この戦争と大失業において日本と世界の人々の全未来を背負っています。

日本が新自由主義へと走る1980年代、「自主憲法制定」を人生の目標にしていた中曽根元首相は「国鉄分割・民営化で労働運動をつぶして改憲をする」と公言し、改憲と戦争が労働運動をめぐる攻防にあることを自認しました。

この国鉄分割・民営化に絶対反対の旗を掲げて4半世紀。動労千葉はますます団結を固めてJRの全面外注化・安全破壊に闘いの炎を燃やし続け、動労水戸は福島の怒りと結んだ被曝労働拒否のストライキを打ち抜き、今や高線量地域への帰還強制と内部被曝無視と対決する地域住民の支柱です。非正規労働者が労働組合を結成して解雇撤回をかちとった東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の勝利は、「現代の蟹工船」といわれる過酷な労働現場で苦しむ全国2000万人の非正規青年労働者の胸に怒りの火を点しました。

戦争国家への転換は、「戦後革命」で労働者人民が支配階級に強制した諸権利を破壊することと一体で進みます。社会保障制度の解体、10%の消費増税と法人税の10%引き下げ、民営化・規制緩和による安全の崩壊、残業代ゼロ法案など労働者人民の深い怒りは充満しています。労働運動の再建で、これら全てに反撃し、その根を絶ちましょう。

(4)
2011年3月11日以来、日本の労働者人民の総意は、<原発再稼働絶対反対、全原発の廃炉>へと大きく転換しました。そして反原発闘争は、福島・東京・全国においてすでに数十万、数百万規模の国家と非和解の怒りの行動として発展しています。

しかし福島では、現在も大規模・深刻な放射能汚染が日々拡大し、命と生活の危機が進んでいます。「全てはコントロールされており、安全だ。健康被害は現在も将来もおこらない」という安倍首相の大ウソや石原環境相の「金目」発言のうらで進む200万県民の棄民の現実です。明確に核武装を意識した鹿児島川内原発をはじめとした原発の再稼働は絶対に許しません。

沖縄・辺野古新基地建設とオスプレイの佐賀空港配備も、「7・1閣議決定」を現実化するものとして阻止しましょう。

(5)
私たちは、1945年8・15から69年目にあたり、ここに「日比谷宣言」を発し、その実践と持続的発展をめざして「改憲・戦争・原発・貧困許さない大行動」(略称「許すな改憲大行動」)を立ち上げます。安倍政権打倒の大運動に日本のみならず全世界の賛同を訴えます。

怒りの声は社会の隅々に広がり、誰もが根底からの変革を求めています。国際連帯と労働運動の力で、この戦争の危機の時代を乗り越え、労働者人民の団結で人類の新たな歴史を切り開きましょう。

2014年8月17日
「改憲・戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう」大集会
「7月1日閣議決定」の即時撤回を!
国際連帯と労働運動の力で「二度と戦争をさせない」
安倍政権打倒の大運動を           -8・17大集会 -




8・6朝、原爆ドーム前から式典会場の安倍へ弾劾のデモ打ち抜く(前進速報より)

2014年08月11日 | 闘争報告
8・6朝、原爆ドーム前から式典会場の安倍へ弾劾のデモ打ち抜く
 

 
 八尾北医療センター労組も8月5日~6日、広島現地でともに決起しました。

 原爆投下から69年目の8月6日、早朝から強い風雨となった広島の地で、全国から結集した500人の仲間が原爆ドーム前でのアピール集会とデモを打ちぬき、来広した安倍に「戦争反対!」「安倍打倒!」の怒りの声をたたきつけた。8・6朝の広島が雨天となるのは43年ぶり、実に佐藤栄作首相(当時)の来広に実力糾弾闘争をたたきつけた1971年以来だ。
 原爆ドーム前での「8・6ヒロシマ・アピール集会」は、日帝・安倍の意を受けた広島県警、広島市当局、極右分子の集会破壊策動を敢然と粉砕し、43年前をも上回る熱気と団結をもって戦闘的に闘いとられた。午前7時すぎ、広島連帯ユニオンの宮原亮青年部長がマイクを握り、「7・1閣議決定を強行した安倍が広島に来て慰霊碑の前に立つ、こんなことをどうして許せるか! 権力による集会妨害を打ち破り、安倍倒せの声をとどろかせよう!」と訴え、集会開始を宣言。

 つづきは本文で

関西労働組合交流センター総会での訪韓闘争報告

2013年12月18日 | 闘争報告

2013年12月15日           八尾北医療センター労働組合 灰垣美佐子
                                                                                 
 私は2回目の訪韓闘争ですが、今回は組合の代表として参加できたことが大きな喜びでした。
 11・3の労働者集会と一体で訪韓闘争を闘い抜きました。今回、大きな目的は日本での2度の韓国民主労総・保健医療労組との交流を土台に、こちらが足を運んでさらに実体的なつながりを作っていきたいということ。訪韓3日目の午前中に組合事務所での交流と昼食をごちそうになりながらの交流でした。八尾北労組全員が署名した檄布を渡せるのも誇らしい気持ちでのぞみました。

 国際交流の証として展示物が飾られていて、その中に共産党系の「医労連」の腕章があり、「民営化に賛成し、労働者を裏切る医労連の姿を暴きたい、動労千葉派=交流センター派の私たちこそ韓国労働運動とつながっていく」と思いは強くなりました。交流会で東京の精研労組の発言に対して、韓国の保健医療労組から「多数組合の医労連は御用組合ということですか」と質問があり、やったーと思いました。それはすごくよかったのですが時間切れで八尾北の発言は1分も取れませんでした。檄布をかかげて写真を撮れたのが救いでしたが。

  2日目のサムスン電子労組の非合法集会では、会場に入場していくときにサムスンの社旗を燃やしていて、私は聞き取れなかったのですが、集会場から「闘争方針を出せ」とヤジが飛んでいたそうです。会社の旗を燃やすという一種のパフォーマンスではなく、組合員が生きて闘いぬき勝利する展望と方針を求めているのだと思います。訪韓1日目夜の「非正規職撤廃」全国集会で抗議自殺した労働者の追悼(お経のような)の時間がかなり多かったのも印象的でしたが、同じ問題で、やはり闘いの路線と展望が死活的になっていると感じました。

 最終日の夜の送迎会で「隣の人は日本に行ったのは2回だけど、私は3回」と回数を競って動労千葉との交流の深さを誇っているのも、動労千葉という小さな組合が国家の総力をあげた国鉄分割民営化と真正面から闘って、解雇者を守り、組合の団結を守るだけではなく、敵を追いつめ、産別を超えた労働運動の中心軸になっているからだと痛感しました。世界屈指の韓国労働運動が勝利の路線を求めて動労千葉に学ぼうとしています。民営化・外注化阻止、非正規職撤廃、絶対反対・団結の拡大、反合・職場の安全保安闘争は、世界中で新自由主義と闘う労働組合の共通の路線であり、それを実践してきた動労千葉の求心力が示されたと思いました。だからこそ多数ー万と言える労働者を組織しようと動労千葉は本気になって奮闘しています。八尾北労組もこれに学び闘っていきたいと思いました。

 5万人の全国労働者総決起集会後の、走って、叫んでデモでの私の目的は、動労千葉の後ろにくっついて八尾北労組の旗も一緒に写真に撮ってもらいたい、ということでした。「旗を持ってよくついて行けたな」と感心されましたが、残念ながら、かの労働者の新聞「前進」には八尾北労組の旗は写っていませんでした。汗だくの努力は報われなかった・・・残念。

 チンジュ医療院廃止攻撃との闘いはつづいています。FTAによる医療の産業化に対して「金より命を」と闘う韓国保健医療労組と同じ闘いを八尾北は連帯して闘っていきます。