八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

2・16関西国鉄集会(写真速報と基調報告全文)

2015年02月17日 | 国鉄闘争全国運動
  プログラム

  八尾北労組の灰垣書記長が司会を務めました

 冒頭に 前回の国鉄闘争全国運動関西結成集会で基調報告を行い、直後に急逝した富田益行さんへの黙祷を行いました

  
 先日、動労西日本に加盟した原田さんが富田さんの遺志を引き継ぎ、堂々と基調報告を行いました

 3本の特別報告

  動労千葉 中村仁さん 

  弁護団長の 鈴木達夫さん

  動労千葉 田中康宏委員長



  動労西日本が2・27ストライキ突入を宣言 

 



 激闘の2~3月もいよいよ佳境です 首切り反対 戦争反対 ストライキを軸に、春闘らしい春闘を国鉄軸に勝ちとろう!

  八尾北労組藤木委員長も決意表明に立ちました


   以下、集会の基調報告を全文掲載します。 

 2・16国鉄集会基調報告

(1)中西副委員長への解雇攻撃をストライキで粉砕する!

動労西日本に今年1月加入した福知山駅の信号所で勤務する原田です。富田同志に取って代わることはできませんが、遺志はついで頑張りますので、よろしくお願いします。
私が、動労西日本に結集したのは、JR西日本が、動労西日本・中西副委員長への職場復帰要求をデタラメな条件を付けて拒否して、本格的な解雇攻撃に打って出たからです。JR西日本の狙いは、中西副委員長を職場に復帰させず、休職の長期化に持ち込み、解雇しようというのです。絶対許すことはできません。
この攻撃に一切の道理はありません。中西副委員長が、JR西日本の中枢である近畿統括本部から、動労西日本に結集し、JR西日本の青年労働者に巨大な衝撃を与え、次々と新しい労働者の決起を生み出し、動労西日本を牽引してきたのです。
JR西日本は、こうした闘いを心底恐れ、無茶苦茶な攻撃に打って出てきたのです。
動労西日本は、この攻撃を絶対にあいまいにしません。ここにJR西日本との最大の激突点があります。動労西日本は、解雇攻撃粉砕・職場復帰をかけて、2月27日全力をあげたストライキに立ち上がります。広島、近畿でストに立ち上がり、JR西日本本社攻めの闘いをやり抜きます。一人の組合員の攻撃に全員が立ち上がるのが、当たり前の労働組合です。このストライキをJRでの階級労働運動の復権の狼煙になる闘いにしたいと思います。動労総連合を全国にを実現する闘いにします。全力での支援連帯をお願いします。

(2)2・16国鉄集会の意義

国鉄闘争全国運動は、北は北海道から南は沖縄まで全国10カ所で国鉄集会を開催しております。本日の関西集会がトリの集会となります。
さて、今日は国鉄分割・民営化による不当解雇から28年目になります。本日の2・16集会の意義を3点にわたって提起したいと思います。

第一に、労働者の団結で戦争に反対し、阻止する集会としてたたかいとりましょう。
ウクライナで、中東で、そして、東アジアで大国間の領土分割戦争が勃発しています。第一次世界大戦や、第二次世界大戦のような帝国主義・大国同士の世界戦争が始まっています。
安倍政権は、昨年7・1の集団的自衛権の閣議決定を強行し、さらにこの1月には、中東に行き、1・20人質事件を引き起こしました。この責任の一切は、安倍政権にあります。人質になっていることを知りながら、これは、石油を巡る争奪戦に負けてはならないとして、中東参戦に踏み切ったからです。安倍政権は、人質の殺害もテコにして、全面的な侵略戦争をやろうというのです。
戦争は労働組合の壊滅なしにはできません。安倍のブレーンである桜井よしこは、「UIゼンセン同盟は、自治労や日教組を壊滅に追い込むべきだ」といいましたが、戦争攻撃こそ、労働組合をめぐる大攻防になるということです。国鉄闘争全国運動こそ戦争反対の先頭に起ちましょう。

第二に、世界の労働者階級と団結して国際連帯で戦争と労組破壊、民営化・外注化・非正規化とたたかおう。
韓国民主労総は、鉄道労組を先頭に4~6月大闘争に起ち上がろうとしています。中国で、欧州で、中東で、アメリカで、全世界で、労働者の決起が始まっています。この闘いは、労働者が社会の主人公になるまでやまぬ闘いです。だからこそ新自由主義の突破口だった国鉄分割・民営化に立ち向かい勝利してきている国鉄闘争全国運動こそ、世界の労働者階級と固く結びつくものです。戦争が始まったいまこそ、労働者の国際連帯を発展させよう。

 第三に、今こそ国鉄闘争をますます発展させなければなりません。
 国鉄分割・民営化から28年、国鉄闘争はその完成を阻んできました。
国鉄分割民営化を強行した中曽根は、「国労をつぶして、総評をつぶす、そして立派な憲法を安置する」と狙いを語りました。しかし、総評はつぶされ連合が結成をされましたが、動労千葉・動労水戸のたたかいが労働組合絶滅攻撃を破綻に追いやりました。先述しました櫻井よしこの発言は、労働運動絶滅攻撃のために結成した連合が国鉄闘争によって逆に資本主義の桎梏となっていることを明らかにしています。
なにより決定的なのは、動労千葉・動労水戸・動労西日本、動労総連合がJR体制との合理化・民営化・外注化・非正規化と職場生産点で非和解で闘い抜いてきたことです。新自由主義の核心的攻撃である外注化と闘い抜き、JR体制を打倒する道筋を明らかにしてきました。これは同時に、階級的労働運動が時代の主流派になり、労働者が権力をとる道筋を明らかにしたということです。
 今こそ、国鉄闘争全国運動にすべての労働者を結集させよう。

(3)動労千葉鉄建公団訴訟に勝利しよう

国鉄1047名解雇をめぐる動労千葉鉄建公団訴訟は最高裁を追い詰めています。昨年末にも反動判決が出されておかしくない情勢でした。しかし、昨年30カ所の国鉄集会、11月労働者集会と10万人署名運動をはじめとする私たちの闘いの力がそれを阻んだのです。
一審・二審で、名簿不記載は動労千葉の組合員であることを理由とした不当差別であり、その適用自体も不当労働行為であると認定された。これは事実認定になるわけです。最高裁は事実認定をひっくり返すことはできないということです。裁判でも、JR・国を圧倒しているのです。
とりわけ、JR設立委員会と国鉄がぐるになって、「不採用基準」つくったこを明らかにしたことは、決定的でした。国鉄改革法23条を突き破ったのです。周知のとおり、2003年12月22日、最高裁は、3対2の1票差ながら、国鉄改革法23条の解釈によってJR各社の使用者性を認めず、JR各社に対して採用手続のやり直しを命じた中央労働委員会の救済命令を取り消しました。この判決を突き破る地平を叩きつけてているのです。
10万人署名を貫徹し、最高裁で解雇撤回・JR復帰を闘いとろう。

(4)JR大再編と対決し外注化・非正規化粉砕・JR体制打倒

JR体制は、3月ダイ改をもって全面的外注化・非正規化・労組破壊に突き進もうとしています。
JR東日本千葉支社は、3月ダイヤ改定で特急列車を廃止・削減することを発表しました。ローカル線もろとも地方切り捨てに進もうとしている。もうけのために地域の生活を犠牲にしようというのです。同時に、これは要員の大量削減と労働強化、全面的な業務外注化への出発です。秋にも千葉運転区を廃止して千葉車掌区と統合し、運輸区化するとしています。そこから3年をかけて行う大規模な再編・合理化を狙っているのです。
JR東日本本社は、「ハンドル率を上げろ」「列車キロに対し行路・要員数が多すぎる」と、各支社に徹底的な労働強化を命じています。
大量退職を前にした外注化攻撃は、これまでとはレベルの違う全面的なものになろうとしています。
すでに東京駅の心臓部とも言うべき新幹線の出札・改札業務が外注化されています。また昨年は、千葉支社管内だけでも東船橋駅など8駅で全業務が外注化さました。特急列車の車掌の削減・外注化を狙って、全席指定にする攻撃も3月ダイ改を機に強行されようとしているのです。際限のない外注化が始まったのです。安全の要をなす郡山工場などでも全面的な外注化計画が打ち出されようとしています。これは国鉄分割・民営化を上回る大攻撃です。
外注化の核心は、徹底的な労組破壊です。既成の労組も含めて、跡形もなく労働組合を一掃しようというのです。その中心に動労千葉・動労水戸、動労総連合圧殺攻撃があります。
しかも、この外注化は、JR自身でさえ制御できない形で進んでいます。とんでもない第2、第3の尼崎事故が引き起こされようというのです。
これと対決し、打ち破れるのは、階級的労働運動だけです。動労千葉を先頭に、外注化・非正規化粉砕の闘いに立ち上がろう。

(5)動労総連合を全国につくろう!
拠点労組をあらゆる産別・職場に無数に作りだそう

戦争と民営化・外注化・非正規化を粉砕する道は、国鉄闘争全国運動を発展させることです。

第一に、新自由主義の先頭を走り、戦争と民営化・外注化・非正規化に突き進むJR体制を打ち倒す階級的労働運動を登場させることです。「全国に動労総連合つくろう」ということです。動労千葉・動労水戸・動労総連合だけが、国鉄分割・民営化を突き破り、JRと闘い抜いて、外注化・非正規化と闘い、団結の拡大を作り出しています。JR大再編こそ、階級的労働運動の大飛躍・大発展をもたらすと確信しています。
動労千葉は、外注先の労働者を組織し、団結の拡大で、外注化を粉砕する闘い挑戦してきました。外注先の労働者の結集がすでに始まっています。3月ダイ改に対しては銚子・館山地域住民と結合して断固たるストライキ闘争に決起します。
「被曝労働拒否」の動労水戸の闘いはフクシマの怒りと結びついた、世界に誇る階級的闘いです。その動労水戸に、昨年12月、青年労働者が新たに結集し、JR東日本を驚愕させました。JRの青年労働者の新たな、そして陸続とした結集が展望できる情勢を作り出しました。
3月15日には「被曝労働拒否を闘う動労水戸を支援する支援共闘」が結成されようとしています。関西からも動労水戸支援共闘に結集しよう

第二に、戦争と民営化・外注化・非正規化・労組破壊が、公務員労働者に襲いかかり、さらに、6000万労働者に吹き荒れる中で、これと真っ向から激突し、あらゆる産別・職場に階級的労働運動の無数の拠点をつくりだすことです。

第三に労働者階級全体に衣食住が奪われる時代に突入するなかで、労働組合を軸に地域全体を決起させることです。西郡住宅闘争、植木団地協同組合のように、地域ソビエトにつながる闘いをつくりだすことです。

第四に、動労総連合の西の砦=動労西日本の発展をつくりだすことです。
動労西日本に新たな組合員2名が加盟しました。JR西日本・近畿統括本部を揺るがしています。こうした動労西日本の前進は、JR西日本を、追い詰めています。JR西日本管内に、動労西日本を、存在させてはいかない。これがJR西日本の本音です。動労西日本副委員長の職場復帰を拒否と解雇攻撃はそれが剥き出しになったものです。さらにJR西日本は、動労西日本・大江委員長の昨年4月の職場ビラ入れに対して「厳重注意」処分攻撃をかけてきました。総合労働協約を結ばず闘う動労西日本への「就業規則」楯にした攻撃は、「就業規則」を「団結権」上に置くもので違法行為そのものです。団結権禁圧攻撃です。
こうした攻撃に対する私たちの回答は、階級的労働運動の発展を実現することです。2月27日3カ所ストライキを打ち抜き、組織破壊攻撃を粉砕し、組織拡大を実現します。
そして、3月ダイヤ改正粉砕3月春闘ストを打ち抜き大幅賃上げを実現します。

(6)尼崎事故弾劾、反合理化・運転保安闘争で闘おう。

2015年は、尼崎事故10周年です。JR西日本は、事故責任を居直り、外注化・非正規化を進めてきています。人減らしを強行し、安全崩壊の事態を作り出しているのです。こうした攻撃のもとで事故・安全破壊が激発しています。
2月3日午前、山陽本線五日市駅で80歳の女性が、貨物列車にはねられ死亡しました。駅に保安要員がいないことで起こった事故でした。さらに、2月4日には、10時51分頃、山陽本線・宮内串戸駅と阿品駅間の南町踏切で死亡事故が発生しています。踏切の保安要員がいないことで起こった事故です。いずれもJR西日本の合理化がもたらしたのです。
今後、JR西日本は尼崎事故の禊ぎ(みそぎ)は済んだとして、一挙的な外注化と非正規化を狙っています。そのために、3年前に近畿統括本部発足に伴う「機構改革」を行い、で検修部門と運転士部門を分離させて、検修部門を総合車両センターの下に所属させたのです。検修全面外注化に向かおうとしているのです。JR西日本との大決戦が目に前に迫っています。
動労西日本を先頭にした国鉄労働者は、職場から反合運転保安闘争で立ち上がり、階級的労働運動を実践して、青年労働者の怒りと結びつき、動労総連合青年部結成の先頭にたって闘います。
動労千葉と国鉄闘争全国闘争・関西が主催する尼崎事故10周年弾劾尼崎現地闘争に結集しよう(4月25日JR尼崎駅北口広場)。
そして、6・7国鉄闘争全国運動全国集会(日比谷公会堂)を闘い取ろう。


以上


  

動労西日本中西君への不当な解雇攻撃とめよう 2・27ストライキに決起します

2015年02月17日 | 国鉄闘争全国運動
 

 2/27春闘第一波ストライキ - 中西副委員長職場復帰要求スト

 スト拠点=福知山駅(信号所) 大阪事業所(奈良・桜井線「京終(きょうばて)」駅構内)
      広島・五日市駅(山陽本線)

 スト突入集会
  2月27日(金) 8:05~JR福知山支社前
          13:00~奈良桜井線「京終」駅前

 中西副委員長職場復帰要求総行動
  2月27日(金) 15:00 四条畷駅前
          16:30 JR西日本・本社前




 


 

2・11 被曝労働拒否!ストライキ決起する動労水戸の青年組合員・照沼靖功君の話を聞こう

2015年02月10日 | すべての原発いますぐなくそう
被曝労働拒否をストライキでたたかう動労水戸と固く手を結び、
私たち八尾北医療センター労組は、ふくしま共同診療所とともに、避難・保養・医療にとりくみます! 


2・11NAZEN集会では、八尾北労組からも報告をします。

午後2時 ORC生涯学習センター講堂(大阪市弁天町駅[JR環状線・地下鉄中央線])下車すぐ










3・114周年 3月8日は国際シンポジウムin福島市 3月11日は集会とデモ(in郡山市民文化センター)

2015年02月08日 | 選挙闘争
3・8 末光道正院長も呼びかけ・賛同に加わっています









3・11反原発福島行動’15
と き 3月11日(水)
プレイベント12時~ 集会13時~(集会後デモ行進)
ところ 郡山市民文化センター・大ホール(郡山市堤下町1-2)
主催 3・11反原発福島行動実行委員会
メール 3.11fukushimaaction@gmail.com

http://fukushimaaction.blog.fc2.com/ 3・11実行委のブログへ




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