八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

11・30 (高槻)植木団地に来て闘おう!

2014年11月12日 | 民営化との闘い
高槻市が「植木団地継続使用不許可」を決定


10月31日、高槻市は、高槻市富田園芸協同組合が行っていた、植木団地を継続使用するためのとりあえずの1年間のしよう許可申請に対して、「不許可」を決定し、継続使用を認めない方針であること、そして、今後は一切協議しないことも通告してきました。
 昨年11月29日、突然、一方的に「明け渡せ」と通告し、まともに話し合おうとすたしてこなかった高槻市が、「不許可だ」「一切競技しない」だと!ふざかるな!これが市民を生活を守るべき、地方自治体のやることか!
 私たちは、この植木団地で40年あまりにわたって、丹精込めて植木を育て、家族の生活を支えてきました。そればかりか、「緑の発信地」として、多くの市民の人々に親しまれてきたのです。高槻市は、その植木団地を、問答無用とばかりに奪い去ろうとしてきたのです。
 私たち植木団地労働組合は、かけがえのない私たちの職場を奪い、私たちと家族を路頭に放り出すこんな仕打ちに絶対に負けるわけにはいきません。


団結破壊!憲法違反の高槻市!
 
 高槻市は同時に、私たち植木団地労働組合が申し入れた市長との団体交渉を、「本市は何ら労働契約関係があるものではない」と拒否しました。しかし、「労働契約関係」のあるなしにかかわらず、「労働者の諸利益に影響力・支配力を及ぼしうる地位にある」ものは、実質的使用者として労働組合との団体交渉に応じる義務があるのです。高槻市の「団交拒否」は、不当労働行為です。
 高槻市はまた、園芸協同組合をだまして組合員の名簿を手にいれ、「明け渡さないと法的て続くによる対応をとる」と、脅迫状まがいの脅しの文書を送りつけてきました。植木団地は、園芸協同組合が高槻市から貸借しているのであり、個々の組合員は園芸協同組合の規則に基づいた利用料を協同組合に支払い、圃場などを利用しているのです。高槻市との貸借の契約なんか結んでいません。脅迫状を送りつけるのは筋違いの脅しです。
 高槻市はさらに植木団地労働組合が労働組合であることを認めているにもかかわらず、委員長や労働組合委員にも同様の脅迫状を送ってきました。これは単なる脅しにはとどまらない大問題です。
 植木団地労働組合は、去る10月20日、園芸協同組合、全国水平同盟高槻支部と一緒に、「植木団地追い出し絶対反対」の抗議の申し入れを高槻市にたたきつけました。高槻市の脅迫状送りつけは、「裁判にかけるぞ」と植木団地労働組み委員を脅し、組合から脱退させようという、労働組合に対する団結破壊であり、憲法28条等で保障されている、団結権の侵害にほかなりません


11・30植木団地闘争に集まれ!
 
 高槻市が「追い出し期限」としている11月30日が目前に迫ってきました。追い詰められているのは高槻市の方です。私たち植木団地労働組合は、高槻市富田園芸協同組合、全国水平同盟高槻支部とともに、この日、勝利の日まで消えることのない「植木団地追い出し絶対反対」の闘いの炎を赤々と燃え上がらせます。

11月30日(日)午後1時、植木団地に集まろう!!!









11・2で、植木団地の闘いを全国、全世界にアピールしました!



11月2日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた全国労働者集会に参加し、日本全国各地からだけでなく、韓国、アメリカ、ドイツ、中国、在日・滞日外国人など全世界から参加した5700明の戦う仲間に、植木団地の闘いを力いっぱいアピールしてきました。
 会場入口で、続々と参加してくる仲間に「植木団地追い出し絶対反対」のビラを配り、「緊急300万円カンパ」への協力を訴えました。多くの人が、「植木団地のこと知ってる。がんばって」と声をかけてくれました。
 集会では、「植木団地守るぞ!」と染め抜いたのぼり旗、高槻医療福祉労働組合から寄贈された植木団地労働組合旗をもって全員が登壇し、委員長がマイクを握り、植木団地の闘いに勝ち抜く決意と、協力を訴えました。

最後に、「11月30日、植木団地に来て戦おう」とよびかけると、大きな拍手と「行くぞ!」といったかけ声が起こりました。
 用意したビラはなくなり、
予想以上の多額のカンパも集まりました。労働者・労働組合の力強いやさした、「団結の力」のすごさを実感し、植木団地の戦いを勝ち抜く自信がわいてきました。


「生きさせろ、すべてを奪い返そう!」


今、日本全国、全世界で民営化・外注化、非正規職化の攻撃、「命より金もうけ」の嵐が吹き荒れています。しかし、「労働者は誇りある人間だ。奴隷じゃない」という力強い反撃が、わき起こっています。国鉄1047名解雇撤回闘争をはじめとする、「生きさせろ!すべてを奪い返そう!」の闘いです。植木団地の闘いは、そういった全国、全世界の労働者の闘いそのものです。
 全国、全世界の労働者・労働組合と固く団結し、勝利するまで闘います。



植木団地追い出し絶対反対!
11月30日(日)午後1時、植木団地へ!



植木団地労働組合・全国水平同盟高槻支部ブログへ

全国水平同盟高槻支部結成大会(10月5日 ごご3時 高槻市立文化会館)をともにかちとろう

2014年10月02日 | 民営化との闘い
9・21闘争で、劇的に大挙登場した高槻市富田園芸協同組合の労働者が、11月30日に迫った高槻市による植木団地追い出しと絶対反対でたたかうために、10月5日全国水平同盟高槻支部を結成します。

要項は以下の通りです。

全国水平同盟高槻支部結成大会
と き 10月5日(日) 午後3時~
ところ 高槻市立文化会館3階306号室




緊急300万円カンパアピール

植木団地闘争緊急300万円カンパのお願い


平成26年10月1日
                      〒569-0824大阪府高槻市川添1丁目 
高槻市富田園芸協同組合(植木団地)
Tel:072-693-0056 Fax:072-693-0058
Mail:ueki-danchi@samba.ocn.ne.jp
〒569-0046大阪府高槻市登町60-31・4F
      大阪北部ユニオン気付
全国水平同盟高槻支部
Tel:072-674-8687 Fax:072-674-8665

全国水平同盟の皆様、全国の闘う労働者・労働組合、学生の皆様へ

 秋晴の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
私たちは高槻市富田園芸協同組合(以下「植木団地」とします)と申します。この度私たちが受けた、高槻市による植木団地に対する一方的な立ち退き通告について、皆様に応援していただきたいと考え、発信させていただきました。 

 高槻市は、「緑の基本計画」「緑の発信源」をキャッチフレーズにしています。私たちは38年前、そのような高槻市の方針を受け、富田の地場産業とされる植木産業を促進するための植栽地として、高槻川添の地に、およそ27000㎡にもわたる「植木団地」を創設いたしました。しかし、昨年11月29日、高槻市が前触れもなく今年の11月30日に退去をするよう「一方的に」命じてきました。38年間組合員が「緑」を通じて培ってきた汗と涙の賜物(たまもの)を、高槻市は奪い去ろうとしております。私たちは、高槻市地域住民の理解を求め、この決定に断固反対で争う覚悟であります。
 
 「高槻市緑地環境の保全及び緑化の推進に関する条例」(高槻市条例44号)には、「第1条 この条例は、高槻市環境基本条例(平成13年高槻市条例第10号)の理念にのっとり緑地環境の保全と緑化の推進を図ることが(中略)市民の健康で文化的な生活の確保と福祉の向上に資することを目的とする。」と述べています。高槻市は、「緑」を推進していくための条例を制定し、「緑」をもって、私たち高槻市民の健康的、かつ文化的な生活を促進(そくしん)させていくことを市の方針としているのです。
このような条例があるにも関わらず、私たち高槻市富田園芸協同組合に退去命令が下りるとは考えてもおりませんでした。

 私たち植木団地では、本業の植木産業、造園産業を行うだけではなく、地元中学生を対象にして、生き物の大切さ、緑の素晴らしさを体感してもらう為に、職業体験として、園芸実習(剪定(せんてい)、挿し木(さ き)、ユニファー鉢植えづくり)などを実施してきました。実際の造園技術だけでなく、人との接し方や、仕事をすることで大切なことを学ぶことができた、と感想文に記してくれた生徒さんもいらっしゃいました。
 この他にも、高槻市からの通達によってバラバラとなった組合を一つにまとめるために、昨年、植木団地主催の盆踊り大会なども開催し、大盛況に終わりました。今年、第2回目も実施する予定でしたが、今年になって、高槻市が開催場所の使用を許可しなかったため、盆踊り大会を開催することが出来ませんでした。
 高槻市は、「緑」を通じて様々な体験をすることができるこの活動を、私達の生活する空間ごと、奪い去ろうとしています。このような高槻市行政の横暴(おうぼう)は、断じて許すことができません。

 私たちは植木団地をよりよい組合としていくために努力しております。
例えば、組合内の規律の強化です。前理事体制時に行われていた無駄な資金繰り( しきん ぐ)(配線のつながっておらす、まったく機能していない防犯カメラ代)などの問題を追及し、ずさんな理事体制を改善いたしました。また、税金に困窮(こんきゅう)している組合員を鑑み、区画内に山積みにされた残土やゴミ、不法投棄処理などをボランティアとして行い、処分代金を最小限に抑えました。現理事体制ではこれまで以上に厳格な規律を定め、クリーンな組合となるよう心がけております。
 また、かつては毎月150万円も水道代金を費やしていたので、組合管理経費削減(さくげん)の為に組合内で井戸も掘り起こしました。この井戸は今も定期的に点検を行い、有効利用をしております。
 これらはひとえに、植木団地と、植木団地に属する若手、中堅、高齢の組合員、そしてなによりも高槻市民の為に活動してきたものです。

 私たちは後進の育成にも力を入れております。植木職人は一人前になるまでは少なくとも10年はかかるといわれております。そういった長期的な後進育成を促進するために、組合では、植木職人の経験がない方には、例えば、10万円かかる区画内の土地代を5割で提供し、1年ごとに1万円ずつ土地代を上げるシステムを導入しております。これらは、新しい若者が入りやすいように考えたシステムでありますが、高槻市からの退去の命令が横やりとなり、頓挫しかねません。
 地場産業を地域に理解してもらうための職業体験や、後進育成のシステムの樹立は、高槻市が施行した「高槻市緑地環境の保全及び緑化の推進に関する条例」に即した、とても有意義な活動であります。高槻市は自らの条例に即したこの活動を、そしてなによりも、私たちの働く場である植木団地を奪おうとしております。

 現理事体制となって、ようやく経費の削減が成就し、この土地を利用したこれからの事業計画を立てていた矢先に通告された高槻市からの一方的な退去命令で、組合員の士気はさがり、植木の仕入れはままなってない状況となっております。このような状況の為、仕事にも身が入らず、仕事をやめてしまう若者もいる現状であります。

 植木団地の闘いは、西郡・八尾北をはじめとした、全国、全世界の労働者・労働組合、学生の皆様の、「すべてを奪い返す!生きさせろ!」の闘いとひとつです。私たちはこの度、全国水平同盟高槻支部として、皆様と団結することになりました。皆様との団結をもって私たちも戦い続けていきたい所存であります。 
 私たち植木団地は、税金対策や地代低減により、限りある資金を運用しながら活動しております。植木を養生(ようじょう)するための水も、組合内の井戸水を利用しながら、節約を行っております。しかし、現在準備を進めています裁判闘争の費用や供託金など、必要となっている多大な闘争資金に追いつくことはできません。
 そのために、 植木団地闘争を闘い抜くための緊急300万円カンパを闘う仲間の皆様にお願いすることにしました。私たちは高槻市から、今年の11月30日をもって立ち退きを命じられている現状にあり、一刻の猶予を争う状況にあります。ぜひ皆様のご協力を頂けますよう切に願っております。

 皆様のご理解を深めていただくため、私たち植木団地では、今回の問題に対する抗議文をYoutube上にて掲載しております。ぜひ一度ご覧ください。
「植木団地抗議文」 https://www.youtube.com/watch?v=c87gHByY66c
 10月8日には、「植木団地抗議文2」も掲載予定になっております。
 また、メールアドレスを登録していただければ、植木団地をめぐる日々の攻防の状況をお伝えする「植木団地メール」を日々発信させていただきます。

 私たちは、この高槻市からの一方的な命令に断固反対していき、戦い続けていきます。
そのためにも、何卒ご協力お願いいたします。


[緊急カンパ振込先] 植木団地闘争支援基金
ゆうちょ銀行【店名】四一八 【店番号】418 【預金項目】普通預金
【口座番号】7416226 【口座名義】タカツキシトンダエンゲイキョウドウクミアイ


 
9・21デモ

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