9・13厚労省交渉の後採択された「戦争反対!マイナ保険証廃止!医療介護福祉労働者全国連絡会」結成宣言
2023年9月13日(水)
今、私たちは第三次世界大戦情勢を生きています。
2022年2月24日に始まったウクライナ戦争は数十万人の死傷者を出しても終わることなく「反転攻勢」に突入しました。アメリカ、NATO の資金援助、情報提供、武器供与、さらには岸田政権の安保3文書による「戦争する国」への転換、G7「広島ビジョン」の核武装と原発推進への踏み込み、ウクライナ負傷兵の治療…これらは日米の中国侵略戦争を射程に入れた第三次世界大戦の始まりと言っても過言ではありません。
没落する資本主義は、1980 年代の新自由主義、民営化、労組破壊で公的な社会保障を切り捨て、飢餓、貧困、差別、 格差を生み出してきました。新型コロナウイルスの世界的な感染爆発に対しても、上下水道が整備されておらず手も洗えない国々や、公的病院・保健所・看護学校が減らされ医療崩壊が起きている現実が明らかとなりました。感染症と戦争で助かる命も奪う、それが「資本主義社会」です。資本主義社会を一日も早く終わらせましょう。
私たちはこれまでにも「医療も介護も社会保障だ!」「医療と戦争は相いれない!」と闘ってきました。国は労働者・民衆の団結を破壊し改憲・戦争へと進むために、戦後革命~60 年安保闘争の力で実現した「国民皆保険制度」を解体し、全労働者・住民の個人情報を国家が一元管理する「国民総背番号制」としてマイナカードを強行しています。マイナンバー関連改悪法は6月の戦争国会で『防衛財源確保法』などと共に成立しており、マイナ保険証が戦争のための『徴税・徴用・徴兵』を目的とした『現代の赤紙』であることは明らかです
しかし、トラブル続きのマイナカードに対して多くの人々が反対の声を上げ、返納運動も始まっています。それはロシア革命の「パンと平和」を求める闘いそのものです。「二度と戦争を繰り返させない!」「差別分断、排外主義を打ち破れ!」と労働組合と地域住民が、新自由主義と闘って共に築いてきた「地域医療」には、ロシア革命、中国革命の魂が引き継がれています。
医療介護福祉労働者である私たちは生命を奪う戦争には絶対反対です。労働者に国境はありません。仕事・住宅・医療・介護…全てを奪って戦争に突き進む支配者に対して、全世界で「生きさせろ」「戦争反対」の数万規模のデモやストが拡大しています。労働者が国際連帯し自国の政府を打ち倒せば世界戦争は絶対に止められます!
11月19日には1987年の国鉄分割民営化に反対しストライキで闘った動労千葉を初め、関西生コン、港合同などの闘う労働組合が呼びかける全国労働者総決起集会が開催されます。この集会にはアメリカ、韓国、ドイツなどからも労働者が参加され、今年は国際反戦集会としても重要です。この集会に全ての職場、地域から、壮大な白衣デモで結集し、ここから世界戦争・核戦争をとめる新たな闘いを開始しましょう!
本日、厚労省交渉を共に闘った全国の医療・介護・福祉現場の労働組合ならびに労働者は、ここに「戦争反対!マイナ保険証廃止!医療介護福祉労働者全国連絡会」を結成し、マイナ保険証廃止!で闘うことと共に職場や地域で起こっている全ての矛盾の根源である、岸田内閣の戦争国家化を打ち破る反戦闘争に総決起することを宣言します。
「戦争反対!マイナ保険証廃止!医療介護福祉労組全国連絡会」結成集会 参加者一同