11月16日より、エレベーターの改修をはじめます。
家主である八尾市が建物に付随するエレベータの改修に全責任があることは言うまでもありません。私たちは、八尾市が八尾北医療センターの労働者、患者さんたちの「命と安全」に直接 責任を置くべき事を徹底的に追及していきます。闘いは始まったばかりですが、エレベーターの改修は待ったなしです。
私たちは、万やむを得ないと判断し、無利子で貸していただいた●百万円と、足りない分をカンパから使わせていただき、エレベータの改修工事に踏み切りました。
しばらくご不便をおかけしますが、ご協力をよろしくお願いします。
寸劇 八尾市はエレベータの修理に責任をとれ!
シナリオ (原案は、八尾北労組の△△さんが考えたものです)
一 銭湯で
ナレーター ここは八尾北の近くのお風呂屋さんです。1日の疲れを落とし さっぱりして おしゃべりをしています。
地区協 八尾市があの手この手で攻めても八尾北はつぶれへん。しぶといんや。
支部員 当たり前や。金はないけど団結はあるんや。みんなの団結ほど強いものはないで。
ナレーター 八尾市は、みんなの団結の砦、闘いの拠点になっている八尾北をつぶし、更地にして売り飛ばし、ぼろもうけしようと企んでいます。しかし、労組が中心となって守る会、支部、地域の労働者が団結してはねのけ、勝利しています。そして、一日も欠かさず、医療と介護を行っています。
きょうも八尾北の待合室では、送迎車で到着した人、帰る人など たくさんの患者さんが来られています。守る会のコーナーでは、バザーが行われています。
二 八尾北医療センターの待合室で
Aさん 八尾北 守れ カンパも1千万円をこえたね。
みんな そうやねえ。
Bさん 私も、年金が出るたびにカンパしてる。
Cさん コツコツ貯(た)めた小銭を持ってきてくれたりね。
Dさん ほんま、ありがたいねぇ。
Aさん 八尾北がつぶれたら、私ら行くとこないもん。
Bさん 電車やバスに乗って 一人で 遠い病院なんか行かれへん。
みんな そやそや。
Cさん 全国からもたくさんカンパがきてます。退職金やら労働組合の人やら。
Eさん 星野さんの再審運動している人たちからもカンパもらったと聞きました。
Cさん 勇気が出るねぇ。八尾北 絶対つぶさせへんで。
みんな そやそや。ぜったい負けへんで。
三 八尾北医療センターの会議室で
ナレーター 八尾北医療センター会議室で守る会の定例会が開かれています。労組も参加しています。
Aさん 八尾市がエレベーターを改修しないとは、どういうことですか。
労組 和解条件で、修理は一切しないとなっているからと言うのです。それに 八尾市民みんなが使うもんじゃないからと。
Bさん そんなあほな。うちらも市民や。
Cさん それに 高い家賃を取ってるやん。
みんな そやそや。
Aさん 家主が修理するのん当たり前やんか。
Eさん 常識や。そら、ガラスが割れたとか言うんやったら自分でせなあかんかもしれへん。でも、エレベーターは建物についているもんやろ。みんなが使うもんや。
Cさん うちな。この前、エレベーターに乗って2階のボタン押すの忘れとってん。全然 動かへんからな、ああ、やっぱり壊れたんやと思うてた(笑)
みんな アハハ。それなら笑い話ですむけどな。
労組 エレベーターの修理には、7百万円もかかります。八尾市は、このお金を出さないばかりか、ローンも組まさないんです。八尾北を倒産させ、八尾北労組をつぶそうとねらっているんです。
みんな そんなん許されへん。
労組 市長に申し入れに行こうと思っているんですが。
Bさん それがええ。黙ってたらあかん。
Aさん みんなで行くで。
みんな そやそや。みんなで行こ。
四 八尾市役所-市長室
ナレーター 八尾市役所市長室に市の幹部が飛び込んできました。市長に何か訴えています。それを聞いた市長の顔色は見る間に青くなり、頭を抱えこみました。
市長 なに! 八尾北労組が申し入れ。わしは、知らんぞ。お前らでどうにかせえ。
幹部 そう言われましても、建物の持ち主は八尾市ですし、万一の時は責任が。
市長 何をのんきなこと言うてるんや。八尾北をつぶせへんかったらえらいことになるぞ。地区協 吉村もみんなからそっぽをむかれて もう使いもんにならん。八尾北の言い分を聞いたりしたら 国会に出られへん。わしも終わりや。
幹部 そう言われましても。裁判までやって負けましたし、何をやってもしぶとくてつぶれません。どうしたらいいのやら。
市長 ええか。八尾北が元気やったら民営化が進まへん。現業を民営化しようと思ってんのに、市の職員が八尾北と一緒になって反対してきたら絶望や。何とかせえ。
幹部 分かりました。健康福祉部の職員を総動員し、矢面に立ってもらいます。私ら秘書課は、絶対に目をあわさんように背中を向けときます。
市長 うん。それは名案や。ちょっとでも論争したら負けるぞ。
五 市役所-秘書課前
ナレーター 10月1日、「田中市長へ エレベーター改修に伴う大家の責任を果たすべきだ」と、八尾北労組が申し入れを行っています。守る会、支部、労組交流センターの仲間も一緒です。市長室に通じるドアの前には、健康福祉部の課長を先頭に職員がバリケードをはり、市長に会わせようとしません。みんなの怒りが爆発しました。
労組 前もって連絡してあるので、市長に会わせてください。
上杉さん 市長さんに申し入れに来たんよ。
労組 大家としての管理責任があるやろ。事故が起こったら、どう責任とるんや。
中沢さん 事故が起こってからでは遅いんや。
みんな そやそや。
上村さん 労働者や市民の命が どうなっても かまわんの?
稲田さん 市民の安全と健康を守るのが市の役目やないの?
末光院長 議会でも、「市民の健康は自己責任に変わった」というのはおかしいと追及して、健診も無料にさせたやん。一緒にたたかうのがあんたらの使命や。
労組 秘書課はそこにおるやないか。なんで背中を向けてるねん。
みんな そやそや。市長出て来い。市長逃げるな!
ナレーター 命がかかった鋭い追求に、健康福祉部幹部はずっと下を向いています。後ろに並んでいる労働者は、うなづいたりしています。きっと頭の中ではこう考えているのではないでしょうか?
労働者A 住宅追い出し強制執行も取り消す判決が出たしな。エレベーターの改修は市の責任にきまってるやん。なんでこんなとこに立ってなあかんねん。
労働者 B 八尾北、西郡は強いし元気やな。闘う組合を作らな、民営化と首切りで僕らも生きていけへん。
ナレーター 市で働く労働者と手をつなぎ 団結を広げましょう。八尾北を守り、八尾市800事業の民営化を こっぱみじんにできます。命より金もうけの新自由主義は真っ平です。
みんなで声をあげましょう!
●田中市長はエレベーターの修理に責任をとれ!(紙つぶて投げる)
●命より金もうけの安倍政権を倒そう!(紙つぶて投げる)
●八尾北を守りぬこう!