八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

共に生きる医療を 健康教室だより №17 食中毒、熱中症・脱水症の予防

2017年07月22日 | 生きる寄る辺・八尾北守りぬこう

  健康教室だより 第17号    2017年 7月 5日 発行
八尾北医療センター/八尾北医療センター労働組合



健康教室だより ちょっとお休みしました。
 いま梅雨まっただ中、体調管理がむずかしくなる季節です。この間、6月14日(34回=八尾北待合)と6月23日(35回=高砂団地集会所)は、「食中毒と熱中症、脱水症」をテーマに行いました。今回は、おもに高砂の報告をします。


□ 熱中症・脱水症 - 人間の からだの60パーセント(%)が水分です



はじめに、看護師がクイズを出しました。日頃から関心を持っている方も多く、活発に声が上がっていました。
 なんと、人間の体は60㌫が水分です。だから汗をかくこの季節、大切なのは、水分補給です。高齢者は特に気をつけないといけません。のどが乾(かわ)いていなくても、1時間に100CCは水分をとりましょう。脱水を防ぐポイントです。それとエアコンを上手に活用しましょう。
 家の中でも脱水症と熱中症は起こります。気をつけてください。しんどくなったら八尾北にきて、点滴を受けてください。


食中毒に気をつけましょう

 最近では暑い時期だけでなく起こるのが食中毒です。
対策としては、細菌を「つけない、増やさない、やっつける」が3原則です。
 〇 食材を長時間もち歩かない
 〇 手洗いはしっかりと行う
 〇 野菜と肉や魚を切るまな板を同じにしない
 〇 焼き肉などをする時は、肉を焼く箸(はし)と食べる箸を同じにしない
などに注意することでかなり防ぐことができます。

もし食中毒になってしまったら、自己判断で下痢どめなどの薬を飲んだりせず、 医療機 関 を受診してください。脱水対策が第一です。ひどい時はためらわず、 救急車を呼びましょう。

「てあらい あわわ」という歌にあわせて正しい手の洗い方を練習しました。 みなさん「いつもささっとすましてたわ・・」と。手洗いって大事ですね。



参加されたみなさんからの質問や意見

□ 先日職場で、気分が悪くなり、嘔吐して頭痛がひどい人がいたので、水分をとってもらい、体を冷やしてあげました。この判断は良かったのかな? 翌日出勤して、「寝不足やった」と本人は言われたんですが。

→ 末光院長は、「軽い熱中症です、その判断で正しかったと思いますよ」と。温度計と湿度計があればいいですね。



家族がトイレに行くのをおっくうがり、できるだけ水分をとらないようにしていたら、ふらふらになり2本も点滴した。まさか家の中でとびっくりしました。

→ 末光院長「家の中でも熱中症になります。体温調節のためには、汗をかくことが必要です。水分をとらないと汗が出ません。トイレについては、部屋にポータブルトイレを置くなど工夫してはどうでしょうか」。



  パワーポイントをつくりました(デイの青年労働者と末光院長の協力で)  

今回からスクリーンに絵や動画を映し出すパワーポイントが登場しました。音も入り、分かりやすいと評判でした。
 また、中国の方も参加され、国際色豊かになってきました。共に生きる医療(地域の拠点)をさらに推し進めましょう。
この日は、30名近い方が参加され盛況でした。高砂住宅のみなさん、ありがとうございました。



  ちらし寿司をつくりました(第3回 食事会 6月28日 八尾北待合)

前回、みなさんにリクエストをいただき、ちらし寿司に挑戦しました。
 参加者も45名と多数になり、厨房の職員さんのアドバイス、八尾北労組、全水西郡支部、守る会、関合労東部支部を中心に、力をあわせてがんばりました。
 今回は、新たに日本語学校参加の中国の方が調理スタッフに入ると同時に、本場の手作りの餃子を220個!も差し入れていただき、ちょっと豪華な食事会になりました。新しい仲間が増え とてもうれしいです。



 案内作成、声かけ、受けつけ、買い出し、調理、机・椅子の設営、送迎、配膳、片付け、全部がみんなの協力と団結なしには成立しません。地域のみなさんにとって なくてはならない食事会をめざしたいと思います。


◎ 次回の健康教室は 7月12日(水曜日)3時 八尾北待ち合い
◎ 次回の食事会は  7月29日(土曜日)5時 八尾北待ち合い です。