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八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

7/15 八尾市役所に申し入れ行動を行う!地域医療を守りぬき、コロナの感染拡大に立ち向かおう

2020年07月21日 | ともに生きる医療・介護をともにつくろう
地域医療を守りぬき、コロナの感染拡大に立ち向かおう 八尾市役所に申し入れ行動を行う!


 7月15日午後3時30分より、八尾北医療センター労働組合、全国水平同盟西郡支部はじめ関西各地で闘う仲間50名が八尾市役所前に結集し申し入れ行動を行いました。申し入れを行う代表団から、末光院長と八尾北労組委員長の藤木さんが決意を表明しました。みんなの拍手に送り出され11名が市役所に入り申し入れを行いました。
 



市役所側は、秘書課の今川氏と健康まちづくり部・部長の浅原氏他3名計5名が対応しました。

 

 まず八尾北労組藤木委員長と灰垣書記長が申し入れ書を読み上げました。
 今川氏は「市民を守る取り組みに敬意を表します。各担当部署と連携して責任を持って対応します。」浅原氏は「コロナ下で今までのやり方通用しない。スピーディに取り組んでいく。」と返答しました。

 末光院長が、「秋にインフルエンザ感染拡大すると、コロナと見分けがつかず大変なことになるので今から準備をしないと間に合わない。発熱外来の考え方を作っていく必要がある」と指摘しました。問題点として「休日急病診療所が熱があると診てもらえず機能していない。医師会との連携が必要。インフルエンザとPCR検査両方できるようにしていく必要がある。熱発患者(=コロナ疑い)の受け入れ要請に対して、○○病院は保健所を通してくれと言ってなかなか受け入れない。こうした問題を解決していくうえで地域医療の役割は大きい。」と訴えました。

 灰垣書記長が「保健所はパンクしている。熱があると診てもらえない患者さんがいるなかで八尾北で熱外来を作ったことは大事だと考えている。地域医療を守っていく政策が必要なのではないか」と訴えました。

 最後にあらためて地域の診療所・病院への赤字補填を要請しました。八尾市独自ででもすぐにできることとして八尾北医療センターの家賃の免除、借金返済の猶予を主張しました。ただでさえコロナの影響で多くの病院が倒産の危機にあります。にもかかわらず八尾北に年間1千万円を超える家賃・借金返済を要求するのは不当です。さらに家賃を取るが修繕はしないというのは理不尽です。医療・介護は公的に保障しなければならないものであり、参加者全員でこのことを強く訴えました。

 再度、市長に参加してもらい他の関係部署にも参加してもらって話し合いの場を設けること、回答の期限を2週間とすることを要請して、市役所への申し入れを終えました。

 外では多数の中に入れない仲間が交代でアジテーションをやり、ビラまきをして一体で闘いました。



退出後、末光院長が我々の主張を断固やりきったと全体に報告しました。



 そのあと、夕方5時から記者会見をやりました。会見にはサンケイ、毎日、読売3社が来て、共同通信の記者が資料が欲しい等連絡をしてきています。記者会見では申し入れの内容を説明し、記者の「どれぐらいコロナで減収になったのか」等の質問に回答し、八尾北医療センターは地域医療を守るため身を削っても頑張る決意でやっていること、この問題は1医療機関の問題ではなく医療機関全体の問題として訴えていきたいと主張しました。「もう一つの医療崩壊を防ぐ」ということが社会的な問題となっているのを実感しました。
 今日の闘いは、コロナを使っても改憲・戦争への道を進めようとする安倍政権の攻撃を打ち破り、八尾北医療センターという闘いの拠点を守り、地域医療を守り、命を守る闘いの前進をかちとったと感じました。

  改憲・戦争阻止、大行進関西事務局 八尾北労組 澤田祐一


7/15第6波 八尾市抗議行動 医療機関をつぶすな! 大松市長に申し入れに立つ

2020年07月16日 | ともに生きる医療・介護をともにつくろう


申し入れ書

八尾市長 大松 佳右 様
2020年7月15日                 八尾北医療センター院長 末光道正
八尾北医療センター労働組合執行委員長 藤木好枝

 地域の病院・診療所をつぶしてはなりません! 八尾市は市民の命を守るために最大限のやれることをただちに実施して下さい。

1、「もう一つの医療崩壊(全国の地域医療の崩壊)を防ぐ方策を」行って下さい。
 全国保険医団体連合会が行った1万件のアンケート調査では、9割近くの医療機関で外来受診患者が減り、8割近くが保険診療収入が減ったと回答しています。
「もう一つの医療崩壊防ぐ方策を」宮城県の医師の声が朝日新聞に掲載されました(4月29日)。「一般医療機関で患者が激減し、経営が急速に悪化」「半年以上続けば倒産も想定」「東日本大震災時を上回る深刻さ。早晩、全国で地域医療の崩壊を招きかねない」「緊急的な財政支援が必要」「新型コロナウイルス感染患者を受け入れている病院の厳しい状況。人的、物的、財政的支援が早急に必要。他方、もう一つの医療崩壊に対しても国の支援を強く要望します」と訴えています。
 多くの医療機関でそのしわ寄せが労働者に向かい、ボーナス1/3や半減に、給料10%減とも報じられています。不安と葛藤の中、使命感でやり抜いた医療(介護)労働者への待遇の悪化は断じて許せません。
 新自由主義による営利主義と民営化が保健所や感染症関連機関、公立病院を極限的に削減してきたことがコロナの感染拡大を招いたことは広く認識されてきたところです。感染拡大前から多くの診療所と病院はギリギリの経営を強いられていました。減収の補填などの対策をただちにおこなって下さい。

2、「熱中症増加前に発熱外来拡充を」地域の診療所・病院を守り抜きましょう。
 コロナ感染拡大の第2、第3の波、熱中症・インフルエンザとの同時流行への対策へ全力を傾けてやり抜きましょう。
 八尾北医療センターでは、熱があって保健所に連絡した患者さんが「かかりつけ医に行くように」指示を受け、電話の上受診されたことをきっかけに労働組合で討論をはじめました。熱のある人の診察を行うために、熱のある人と他の患者・職員の動線を分けるためにテントを立てることを決め、シールドや必要な物の確保と掲示を一気にやりました。 他の病院で「聴診器をあてない」「のどを診ない」「熱のある人は追い返される」ということがあることもわかりました。「聴診器一つで始まった」(末光院長)のが西郡の医療です。八尾北医療センターでは聴診器をあてる、のどを診る、おなかが痛ければ触って診る(触診)、血液を採る、おしっこを採る、血中酸素濃度を測るなどの基本的な診察をきっちりやります。これらの基礎的なもので、ウイルス性の熱か、細菌性の熱か、脱水症によるものかなど大まかな判断ができます。保健所につなぐ人。熱のある人はフォロー体制(電話連絡)をとって変化を見逃さないようにしています。「風邪は万病の元」だからです。
 保健所の拡充や人員の増員などが急がれますが、「まず保健所に連絡」ではパンクしてしまいます。医療崩壊を防ぐために地域のかかりつけ医・地域医療についても守り充実させるべきです。
 「熱中症の治療ができる発熱外来の設置には、人、設備、経営面で多くの課題がある。本腰を入れた国の援助が必要だ。国民に自粛を呼びかけるだけでなく、眼前の診療に関する具体的な対策を国に要望する」(6月7日朝日新聞 開業医の声)
 日頃の状態を知っていればこそちょっとした変化にも気づき、重症化の兆しを見つけることもできます。八尾市の責任の下、地域医療と保健所などとの連携ができる体制を話し合って作り出しましょう。インフルエンザとの同時流行に対して具体的な対策が必要です。そのためにも地域の診療所・病院を絶対につぶしてはなりません。

3、八尾市だけでできないことは国や府に働きかけて下さい。そして八尾市独自でもやれ ることはただちに実施をして下さい。
 八尾北医療センターについて言えば、
 ①土地・建物の家賃の免除をして下さい。八尾北医療センターは、築39年を超して老朽化が進み、先日7月8日の豪雨で2階の天井から雨漏りがしました。家賃をきっちり払っても、八尾市は一切修繕費を出しません。普通は家賃分の一部を貯めて修繕費にまわすものです。月額56万8000円、年681万6000円の家賃支払いの負担と、修繕費まで払うことはとうていできません。3ヶ月滞納すれば追い出されるという条件まであります。
 ②借入金の返済を猶予して下さい。八尾市(運営委員会)が八尾北医療センターの運営から手を引いて運営主体が変わった時に、未収の診療報酬2ヶ月分・9000万円を運転資金として借金を背負わされました。現在、借入金の返済は半期で230万円、年460万円の支払いが重くのしかかっています。診療報酬を受け取り、八尾北からも返させるとは2重取りです。

 合わせて年1,141万6000円の支払いとなる。1、000万円を超える利益を生み出せる医療機関がどこにあるのでしょうか。あるとすれば、金もうけを一切に優先させ、患者のこともそこで働く労働者のことも考えない医療機関だけがなしうることです。
 そもそもこうした不利な条件を呑んででも、私たちは八尾北医療センターを守り地域の人々と共に生きていく道を選択しました。八尾市が運営から手を引いた後に、八尾市から「八尾北医療センターの明け渡しを求める」裁判まで起こされる状況下でした。地域住民と労働者から300通もの民営化・廃止反対の意見が出されました。「たとえ裁判に負けて追い出されてもテントを張ってでも診察を続ける」決断をしました。裁判では高裁で「和解」となりましたが、上記のように非常に不利な条件を強いられました。
 八尾北医療センターの「倒産」の現実に八尾北医療センター労働組合が立ち上がり自主管理闘争で診療所を守り抜いています。地域の患者と住民、全国の心ある労働者から寄せられるカンパで何とか経営破綻を防いできました。また、コロナに立ち向かい労働者の団結した力で発熱外来を設置し、熱のある患者もきっちり診察をしています。誰一人診察もせずに帰らせてはいません。
 同じ維新の会の橋下氏は「民営化を進めすぎてコロナ危機に対応できなくなった」と言っています。第2波に備えて命を守る具体的な施策をおこなって下さい。
 「本運営委員会(八尾市)は20年以上の地域医療を担い、住民からも支持されている『八尾北医療センター』という希望の灯を絶やすことなく、維持発展さすことが最大の使命と考え、・・・八尾市への行政支援を強く要請し、・・・医療スタッフ・患者が一体となった地域医療の推進を図ってまいりたい。」(2004年12月2日 八尾北医療センターの経営移譲にかかる趣意書)と述べています。医療機関が不足する「八尾市北部の広い範囲での第一次医療を担」ってきました。
 地域の診療所・病院を守り抜き、コロナの感染拡大に共に立ち向かっていきましょう。














梅雨の合間に(守る会の投稿)

2020年07月08日 | ともに生きる医療・介護をともにつくろう
 九州熊本から始まり、関西、岐阜・長野へと大雨特別警報が発動されています。職員、患者の家族のことなど心配な日々がつづいています。
中でも、高齢者施設で多くの入居者が亡くなられたことは重要な警告と思えます。
 あるニュースで、昔は人が住め(ま)なかったところ(川岸や山ぎわなど)が宅地にして売り出され人がたくさん住むようになった。高齢者施設などは一定の広い土地が必要なため道路から4mも下に土地を造成し、駐車場を作って建物が建っている。一気に水が押し寄せ避難する暇も無かった。地球温暖化による気候変動、日本でも、今では野山の手入れをする人がいなくなり倒木が放置され、保水力が無くなり、雨が降ると一気に濁流となり、倒木は護岸を破壊し、大洪水になってしまう、と、報道していました。
 人々が助けあい、自然とともに生きる社会に世界を変えていこう、そういう呼びかけが世界中でおこり、起ちあがっています。守る会は八尾北労組と共にこうした人々と連帯しつながっていく取り組みを強めていきたいと思います。



 送迎ボランティアの方が作った折り紙です 





第5波 対八尾市抗議行動 (6/17)前回につづき保健所前を通るデモで連帯

2020年06月24日 | ともに生きる医療・介護をともにつくろう
 6月17日 第5波 対八尾市抗議行動に決起

役所前で抗議集会をリレートークとしてうちぬく



地道なオルグを積み重ね、地域の仲間たちの結集はこの日が最大を記録した。
まず、全国水平同盟西郡支部 久原支部長がマイクを握った
8家族への架空家賃請求を徹底弾劾し、コロナと意気軒昂と闘い、明日の6・18全国狭山要請行動に決起する決意を述べた 
 


つづいて関西合同労組大阪東部支部の田中雅志支部長が立った 全国各地でコロナを使った解雇、休業攻撃に次々と組合を結成してたたかいが始まっている 黒人虐殺にアメリカから始まったデモはこの社会への根底的な怒りの決起だ 共に闘おう


リレートークの最後に八尾北労組が灰垣書記長を先頭に(写真)次々とアピール(写真右上)した。
灰垣書記長は地域医療を守るため日々労働者が奮闘していることに誇りを感じる 4,5月 ほとんどの医療機関が赤字だ ましてや八尾北医療センターの土地建物は八尾市のものだ 赤字を補填する責任がある 絶対につぶさせない!と訴えた。そして医療現場、ケアマネ、組合書記が次々マイクを握ってアピールした 新たな試みで好評であった
 


  シュプレヒコール(西脇労組書記長) 

 デモに出発→保健所前→アリオ(光町公園)へ 


 保健所前 「医療を守れ 予算を増やせ 地域医療が今こそ大事!」


末光院長


通行していた人たちが立ち止まってプラカードやシュプレヒコールに注目 




近鉄八尾駅東ガード


アリオ前から光町公園へ 公園で遊んでいた子どもたちが集まってきた

 解散集会で6・28舞鶴闘争を訴える八尾北労組員 

 安倍政権へのもうがまんならない怒りは充ち満ちている その怒りと結びつき 団結を広げよう 7/26国鉄闘争全国集会に結集しよう 


本日 6月17日(水)3:30~ 第5波 対八尾市抗議行動 みんな参加しよう

2020年06月17日 | ともに生きる医療・介護をともにつくろう
 今回で第5波闘争になります。
 ▽ 保健所の仲間たちとの連帯をつくりだそう!前回に続き、保健所前を通るデモコースです。
 ▽ 労働組合の決起を知らせよう! 医療介護職場,・あらゆる職場に 今こそ労働組合をつくろう!
 ▽ 医療と介護の分断=医療の民営化と闘おう。
 ▽ 医療機関をつぶすな!赤字を資本と政府は保障せよ!声を大に訴えよう!!
◎ 3時30分~八尾市役所まで抗議集会
 ◎ 4時 東本町2丁目公園からデモ 八尾小学校 → 保健所前 → アリオ右折 → 光町公園で解散
 

写真は前回第4波抗議行動(市役所前で抗議集会)



世界の労働組合の闘いの紹介


(写真 ジョージ・フロイド氏の葬儀が行われた6月9日、ILWUの組合員が8分46秒にわたって仕事の手を止めた。港で「ブラック・ライブズ・マター【黒人の命は大切だ】」の横断幕を掲げ、こぶしを上げる労働者たち【カリフォルニア州ロサンゼルス港】)



(写真 「【差別に対する】沈黙は暴力だ」カリフォルニア大学サンフランシスコ校の医療労働者が抗議行動【6月4日 サンフランシスコ】)



運転手が被逮捕者のバスでの移送を拒否(写真 警察が逮捕した抗議デモ参加者の移送をバス運転手が拒否。周りで見守っていた大衆が拍手と歓声を送った【5月29日 ニューヨーク】  ミネアポリスでは、バス運転手が市警察当局の部隊移送、被逮捕者移送の命令を断固として拒否した。首をかけた決起だ。それをATU1005(米都市交通労組第1005支部)が支持し、組合として運送拒否を通達した。法的には「違法スト」となり、組合財産の差し押さえにもつながりかねない。だが、これをニューヨークやシカゴの都市交通労組支部が続々と支持し、バスが止まった。)



警察官も連帯の意思を表明し片膝をつく



(写真 ヴィクトリア公園で行われた集会。「光復香港 時代革命」の旗が翻る【6月4日 香港】)



(写真 「医療がないがしろにされている」。ストライキに立った看護師たちが訴えた【4月27日 マナウス(ブラジル)】)



(写真 「黒人とファベーラ住民の命も大切だ」。横断幕を掲げて進むデモ隊【5月31日 リオデジャネイロ】)