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八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

「僕もその場にいたかった」(星野暁子さん 徳島刑務所面会日記より)

2014年09月08日 | 無実の星野文昭さんを取り戻そう
星野暁子さんの面会日記が再審ニュース9月号(208号)に掲載されています。
その再録です。



徳島面会日記

   星野闘争は広範な人々と結びつく
                                          星野暁子

 8月18日、カンカン照りの徳島の朝だったが、昼過ぎにザァーと雨。面会に行く頃には、すずしくなった。その話を文昭にすると、「暁子のためのシャワーだね。こっちは、ずうっと曇りだよ。今年の夏は、2回の台風のおかげで、いつもの年よりは過ごしやすかった。お盆も15日だけは、3回も着替えをしなければならなかったけど、あとはまあまあだったよ。30度を越える日があまりなかったからね。広島の人たちには悪いけど」と言った。山川洋子さんが写してくれた「かんな、むくげ」などの拡大カラー写真を見せた。

 ”安倍倒せ”の8月17日の集会の報告をした。9日の長崎の式典で「集団的自衛権の 行使容認は憲法を踏みにじる暴挙」と発言された城台美弥子さんが、17日の集会に参加され、感動的なスピーチをなさったと伝えた。文昭は、「戦争を体験している日本の民衆は、その怒りの深さがちがう。安倍は民衆の怒りを見くびっている」と言った。

 8月16日の星野全国総会の報告もした。「7・1集団的自衛権情勢の中で、戦争に反対してでっち上げられ、40年獄中で戦争反対を貫いていると訴えると、あれこれ説明しなくてもわかってもらえるようになったという意見が何人かから出された。証拠開示を求める100万人署名をどう集めるのか、みんなの知恵をしぼって話し合ったよ」と私は伝えた。「戦前の日本共産党の敗北の歴史を乗り越えて闘ってきて、ようやく”希望”というところまでき た。今、星野の闘いは輝きを増すんだ」と文昭。

 19日。20日に訪れる大阪・西郡、八尾北医療センター労組との交流会に届ける文昭のアピールの聞き取りをやった。文昭はその中で、八尾北・西郡の闘いは自分の魂だと語っている。

 21日。20日早朝の面会後、西郡・八尾北労組と交流会をして、翌日の午後徳島に戻った。この日の面会は、その報告が中心になった。西郡は、被差別としての解放を長く闘ってきた。自分たちの土地を提供して、解放住宅をつくった。家賃1000円ぐらい。その後八尾市は、応能応益家賃制度を開始。一家族の総収入の割合で家賃を払えと言ってきたため、8家族は供託金を預けて闘ってきた。19日まで立ち退けと、八尾市は通告してきた。そのさなかに医療セン ターでの文昭の絵画展を開催し、交流会を開いてくれたのだ。

 100万人署名が集まる根拠
 「(文昭と私が)互いを大切にしている」「文昭さんのやさしい人柄、生き方が絵に表れている」「反省させられることばかり。私らの悩みは、まだまだ小さい」「健康問題はどうしているのか?愛と革命は一つであることを気づかされた」などの感想をいただいたことを、文昭に話した。森本さんの家が強制収容された時、文昭が自分の賞与金の中から5000円(一ヶ月分の「賃金」)カンパしたことをきっかけに、佃さんはじめ西郡のみなさんとのつきあいは熱い。文昭は、珍しく「僕もその場にいたかった」と言った。

 末光さん、藤木さんも言われたように、7・1以降、西郡がそうであるように、鋭い攻撃が労働者民衆にかけられ てきている。40年無期と闘い日々勝利してきた星野の闘いは、みんなをいっそう勇気づけ、結びついていく。そのことも文昭と話し合った。今までも、個人として、「生きる力をもらった」等の感想は、しばしば寄せられてきていて、そのひとつひとつに激励されたが、今回は、組合として、組織として、闘いの総体として、星野と結びつき、根底から激励しあえたことの大きさを実感した。100万人署名が集まる根拠もここにあると思った。
 文昭は、「暁子との愛と団結を支えに僕が生き抜いているのを見て、労働者が立ち上がって今の社会を変えることに展望を見いだしている。これから星野闘争は、広範な人々と結びついていくことになる。僕はその場にいないけど、暁子を通して結びついていく」と語 った。だからこそ、70歳まで取り戻す、それが私の目標だった。最近、みんなが言ってくれるようになった。

 22日、5回目の面会。宅下げた今年11番目の作品「母と子、チェルノブイリの願い、フクシマの願い」を見ながら話をした。チェルノブイリの子どもに私が寄り添っている絵だ。「コンクールに出展して戻ってきた絵に手を加えて、納得のいく絵が出来た。今年のカレンダーのメインにしたい」と文昭は言った。

 どんな状況の中でもまっさきに展望を語る、星野文昭は健在だ。



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 第4期 再審250万円カンパのお願い

 第3期再審230万円カンパは達成したことをご報告し、感謝申し上げます。
 再審・無罪をかちとるカギは全証拠の開示です。現在、写真ネガデータの鑑定が重要な闘いとなり、さらに11名の現場目撃者の供述調書の開示を何としても勝ちとらなければまりません。また既に控訴した面会手紙国賠とビデオ国賠の控訴に伴う費用など、弁護団への支払い、意見書作成、写真鑑定等、再審に必要な費用は、再審カンパでまかなっています。今期も、宜しくお願い申しあげます。


2014年8月16日
星野さんを取り戻そう!全国再審連絡会議


カンパ送金先
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星野文昭絵画展と暁子さんとの交流会-「解放された自然と人間を描いている」

2014年08月25日 | 無実の星野文昭さんを取り戻そう

星野絵画展・暁子さんとの交流会          八尾北医療センター労働組合

 
 8月18日(月)~20日(水)に絵画展を行いました。


 20日午前中は、8家族住宅追い出し強制執行許すな!抗議行動。診療と介護をやりぬきつつ抗議集会。西郡を練り歩き、あちらこちらで窓から手を振る住民との感動的な合流をかちとりました。日々勝利しています。


 暁子さんと


 星野闘争と八尾北西郡決戦は一体


 抗議行動と星野絵画展を伝えるポスター 行動の合間に水分補給する佃さん、谷さんたち


 みんなで記念撮影



8月18~20日の3日間、八尾北医療センター会議室で、星野文昭絵画展と星野暁子さんとの交流会を行いました。展示会に訪れた患者さん、職員から「(自画像を見て)星野さんやさしい顔をしてますね」「明るい絵ですね、見ているだけで癒されます。」と感動の声が寄せられました。
 暁子さんとの交流会では、「『なぜ絵がやさしいのか』という質問に、文昭は『解放された人間と自然を描いてるから』といっています。」 「文昭は自分の事より他人の事を考えられる無私の人」「人間が人間として生きられる社会をつくる為に労働者・民衆が必ず立ち上がることを信じている人です。」という話しを聞いて私たちは過酷な獄中との分断をうちやぶって「愛と革命」に生きる星野さんから勇気をもらいました。
 組合員からは「ご夫妻の愛情の深さを感じました、1日も早く奥さんのもとに取り戻したい」「星野さんはすごい闘いをしている上の人と思っていたが、八尾北・西郡の闘いの中で結びつき星野さんが身近に感じられた」「星野さんを奪い返す闘いは8家族を先頭にしたすべてを奪い返す闘いと同じ、人間を踏みつぶしている社会を根本からかえていくひとつの闘い」という感想が出ました。星野さんが無実であることを承知で、獄中に閉じこめている安倍政権を倒しましょう。
 8月20日の交流会は、8家族に対する住宅追い出し強制執行阻止の闘いと重なり、闘いぬいて勝利感に満ちた団結の場となりました。まさに7.1安倍の集団的自衛権行使の閣議決定に対決する闘う団結の拡大として打ち抜き勝利しました。八尾北労組は、八尾市の八尾北つぶし、西郡の更地化、自治体現業の民営化と闘い団結を広げ労働運動をよみがえらせる。労働組合の力で、100万署名・証拠開示を勝ち取り、星野文昭さんを奪い返そう。

                            八尾北医療センター労働組合


絵画展に寄せられた感想文

●星野さんには おあいしたことはありませんが、絵を見るたびに思うことは、なんでこんなやさしい絵がかけるのか?と思っています。星野さんは、とても優しい人で強い人だと思います。私も星野さんのように、心やさしく強い人間にならなくてはと思っています。この度の住宅追い出し強制執行は絶対に許すことはできません。危機に陥っているのは、国・安倍政権、八尾市の方です。私たち8家族は団結をかため、星野さんと団結してがんばりたいと思います。 佃 久子
●社会の事 私たち以上に知っており 自分の事より私たちを励ましてくれて 心があつく成って かんしゃしています どんなにつらくてもますますたたかいます  谷 照
●無罪で無実を訴えて牢獄の中で39年間 苦しさのなかで星野文昭さんの絵画展を鑑賞して 何と明るくやさしい絵を描く事の素晴らしさ、そして心が無実であることを物語っている星野文昭さんの闘いに比べれば、私たちの闘い 短い闘いでありますがこれからも住民の為、人民の為に頑張って闘っていきたいと思います。世の中、社会を変える為に共に闘っていきたいと思います。
 平成26(2014)年8月20日 戦闘宣言 抗議行動 住宅明け渡し8家族の中の 佃 照夫
●こんばんわ 西郡支部の下野です。絵画 とてもきれいで感動しました。お互いにガンバリましょう。
●とても感動的ですばらしい絵です。いつもこちらが元気をいただいております。本当にありがとうございます。これからも共に頑張って参りましょう。乱筆 乱文にて  岡邨 郁代
●星野さん 初めて絵画展に来させてもらいました。とてもあたたかいもの 人間としてのあたたかさを感じました。新自由主義の中で1番 奪われているものだと思います。本日、西郡 強制執行との闘いをとおして、たちよることができました。  奈良の青年労働者
●星野さんの絵は、カレンダーを見てとても身近で大好きですが、原画はやはり全く違います。
星野さんのやさしいけれど不屈のたくましさ、国家への怒りの深さが筆づかいにあらわれていて、ますます大好きになりました。なんとしても革命の時代に私たちのもとにとりもどしたいと つよく、つよく、おまいました。 
 西郡強制執行阻止行動を闘う合間で 2014、8、20 婦民 関西ブロック 山本 美知子
●八尾北医療センター労働組合の主催で「星野絵画展」と暁子さんを招いての学習と交流会がひらかれたことに、すごく感動しています。ヘルパーさんたちが仕事の合間をぬって星野さんの絵と暁子さんの詩を読んでくださり、「きれいな絵ですね!」、「星野さんて やさしい顔をされていますね!」(自画像を見て)、「絵を見ているといやされますね~」と感想を言ってくださいました。8・20の暁子さんの講演、素晴らしかったです。2回目ですが、前回より内容が深まり、「日々勝利している!」文昭さんとの愛もさらに深まっている、確信に満ちている、輝いている暁子さんでした。全証拠開示を勝ちとって一日も早く文昭さんを暁子さんと私たちの手に取り戻しましょう。  大阪・星野文昭さんを取り戻す会 吾郷 春代

 

星野文昭絵画展(獄中39年 無実の獄壁から「愛と革命」)と星野暁子さんとの交流会

2014年08月23日 | 無実の星野文昭さんを取り戻そう
 8月18~20日 星野文昭絵画展(獄中39年 無実の獄壁から「愛と革命」)を、八尾北医療センター会議室で行いました。
 最終日の20日午前中は、8家族を先頭に、住宅追い出し強制執行許すな!抗議行動で西郡を練り歩き、午後は星野暁子さんを迎えて、3時から労組と、夜7時からは「民営化・道州制と闘う共闘会議」のみなさんとの交流会を行いました。
 星野闘争と八尾北・西郡闘争は旧来にもまして団結の絆を深め、文昭さんが70才になるまでに必ず奪還するぞと言う思いをうち固めた絵画展・交流会になりました。

 共催していただいた大阪星野文昭を取り戻す会のみなさん、ご協力ありがとうございました。


 とりあえず、今回は写真での報告とします。













労組との交流会


民営化・道州制と闘う共闘会議との交流会(佃文弘君も合流しました。参加者は廊下にも、パネルの裏側にもあふれています。)




話が弾み、けっして途切れることはありませんでした。


最後に記念撮影

星野文昭絵画展と星野暁子さんとの交流会

2014年08月06日 | 無実の星野文昭さんを取り戻そう
8月18日(月)~20日(水)八尾北医療センターで
獄中39年 無実の獄壁から「愛と革命」 星野文昭絵画展   を行います。
 最終の8月20日は午後7時より星野暁子さんとの交流会を予定しております。
 展示は 朝の9時半から夜7時半(最終の水曜日は夕方5時まで)です。
お気軽にお越しください。