私たち日本人にとって中華料理と聞けばいくつかの料理名をあがりますが、その中にきっと、海老のチリソースなるものがあるでしょう。
日本人は蝦が大好きですから。
でも、よくよく考えると、チリ(智利)は南米の国家の名前で何故それが中華なの? 中華では「干焼蝦仁」か「香辣明蝦」というところ?
ところで、仁とは中身の意味があるので、蝦仁となればむき蝦のこと。(胡桃儿はくるみのむきみ)大蝦、明蝦となれば、殻つきのまま丸ごと使っていると想像できます。
川蝦の大きいのでも、ザリガニでもできますが、砂抜きはしっかりとしましょうね。
では、ちょっと本格的四川の「干焼大蝦」作り方をご紹介します。辛さは向こうでは普通というところ?
材料:大きめの蝦4~6尾、みじん切りのねぎ1本分ほど、にんにく数かけらのみじん切り、しょうがのみじん切り、唐辛子二本分くらいのみじん切り
まず、背わたなどの汚れを落として下処理した蝦(鼻先と足の長い部分を切る、私は尾の真ん中も切る)をちょっと多めの炒め油で焼付けて取り出します。次に各みじんぎりと辣豆バン醤を入れて香りを出してから、水とあれば酒醸少々を入れて蝦を戻し、煮て火を通し、塩、胡椒で味を調え、水溶き片栗粉でとろみをつけ、胡麻油、辣油をたらして出来上がりです。
汁がどぼどぼのチリ・ソースにするのではなく、辛くて美味しいとろみあんを蝦に絡めるくらいのほうがいいと思う