東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

芝居:「もとの黙阿弥」

2015年08月09日 09時50分03秒 | 落語と芝居の話

新橋演舞場で片岡愛之助主演「もとの黙阿弥」を観た。

【解説】井上ひさしの傑作、豪華キャストを得て、ここに復活!!ちょっとした思いつきが、たちまち大きな騒動に!?明治の浅草 芝居小屋に笑いと涙が入り乱れる!

時は文明開化の明治。所は浅草。黙阿弥の新作まがいの芝居を上演して興行停止の処分を受けてしまった芝居小屋・大和座の座頭 坂東飛鶴(波乃久里子)と番頭格の坂東飛太郎(大沢 健)は、しかたなく「よろず稽古指南所」をひらく日々。今日も野菜売りの安吉(浜中文一)たちが「かっぽれ」を習いに来ている。そこへ男爵家の跡取りの河辺隆次(片岡愛之助)と、書生 久松菊雄(早乙女太一)が訪れる。隆次は姉の賀津子(床嶋佳子)が勝手に決めた縁談の相手と舞踏会で踊らねばならず、久松のすすめで飛鶴に西洋舞踊を習うことにした。二人と入れ違いに現れたのは長崎屋新五郎(渡辺 哲)。良縁が舞い込んだ娘のお琴に西洋舞踊を仕込んでほしいと頼む。翌日、やってきた長崎屋お琴(貫地谷しほり)は女中のお繁(真飛 聖)と入れ替わって相手に会い、その人柄を確かめたいと言う。ところが当日、隆次と久松も同じように入れ替わって登場したからさぁ大変!互いの入れ替わりを知らないままの出会いが、七軒町の住人たちを巻き込みながら、思いもよらない大騒動へと発展していく…。

 

今年は芝居を観に行く機会に恵まれ、この五ヶ月で8回目の観劇(演舞場には4回目)となった。この日も酷暑で汗だくのまま花道のすぐ隣に席に付く。出演者が横を次々と通り過ぎて行く臨場感はこの席ならではである。セットは芝居小屋・大和座の内側外側のみを利用し、上手に転回しながら繰り広げられる。早乙女太一が元気に舞台で躍動し、真飛聖の張りのある歌声が響き、渡辺哲の存在感はやはりなかなかのものであった。ただ暑さのあまり、開演前にアルコールで水分補給した上、館内の空調が程良く、ついつい隣のおば様と一緒に何度も船を漕ぎそうになり、花道を通る楽器隊の音で驚いて舞台へ目を戻す・・・を数回繰り返してしまった。

真夏の開演前のアルコールは控えるべきであると反省しながら、終演後に飲み直しとばかりにフラフラと銀座の街に消えて行った。  

【8/11(火)~8/19(水)まで夏休みとさせて頂きます】 

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 炎天下の若いふたり | トップ | 明日から夏休み »
最新の画像もっと見る

落語と芝居の話」カテゴリの最新記事