「銀座の秘密~なぜこのクラブのママたちは、超一流であり続けるのか すご腕女性10人の金言」を読んだ。
バブル崩壊にリーマン・ショック、東日本大震災と厳しさを増す銀座の夜の街iにおいて、それでも文化人や政財界人らが足しげく通う高級クラブがある。中でも「超一流」と言われる「マスコミで有名とかではなく、銀座の人が超一流と認める人」を選び抜いたママ10人が成功の秘訣を 聞き手自身も銀座のママと言う少し趣を変えた一冊・・・とのこと。
私自身銀座でママがいるようなお店で飲んだ事自体殆ど無いのだが、昔から銀座のママにはどこかカリスマ性を感じていた。決して「見た目」だけでは勝負していない彼女たちの魅力は何だ?とばかりに読み進める。「自分のライフスタイルをみつけて貫く」「品位を保つためには世の中を広く知る」「男には無駄な時間が必要→無駄に見える時間の中で得た情報や遊び心、人脈が後々必ず役に立つ」「人間力とは粋であること→粋な心意気が生きることに繋がる」「銀座で遊ぶ価値=自分を見失わない冷静さを保ちつつ、ひと夜の夢に狂うダンディズム」等々、銀座は男を磨く場所だとママたちは口々に唱える。
十人十色の色々なママが登場するのだが、共通点は「圧倒的な行動力」と同時にどこかみなさん「粋」な感じがすることだろう。職人気質やプロフェッショナル根性を感じさせられ、読んでいるだけでついこちらの気持ちが良くなるような言葉の数々が続く。なるほどな~とほんの少し銀座の良さを垣間見た気がした。どのような職種であれ私はプロとしての自覚がある人にいつも憧れてしまう。ついつい銀座の相場を調べてみたが・・・私にまだまだ敷居が高かったものの、それに見合う何かがきっと銀座にはあるのだろう。
それにしても銀座って響きはやはり素敵である。
H君、M先生。ようやく読み終わりましたので、この次にみなさんの本に取りかかります。ちょっと待っててね。